弁慶の岩屋
日本の徳島県小松島市にある古墳
弁慶の岩屋(べんけいのいわや)は、徳島県小松島市芝生町にある古墳。徳島県指定史跡。
弁慶の岩屋 | |
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所在地 | 徳島県小松島市芝生町字大嶽 |
位置 | 北緯33度59分28.5秒 東経134度34分48.8秒 / 北緯33.991250度 東経134.580222度座標: 北緯33度59分28.5秒 東経134度34分48.8秒 / 北緯33.991250度 東経134.580222度 |
形状 | 横穴式石室 |
出土品 | 須恵器・玉類など |
築造時期 | 6世紀後半 |
史跡 | 徳島県指定史跡 |
概要
編集墳丘は流失しているため墳形・規模は不明であるが、徳島県下でも有数な規模を誇る横穴式石室の古墳である。石室は全長約10.6m、玄室部長うさ約5.8m・幅約1.8m・高さ約1.8mあり、奥壁や天井部に巨石が使用されている。出土遺物に須恵器や玉類などがある。弁慶の岩屋の周辺にはかつて源平合戦の際に源義経が訪れたとされる旗山がある。また1953年(昭和28年)7月21日に徳島県指定史跡となる[1]。
古墳名の由来は、怪力の持ち主であった武蔵坊弁慶が造ったと云われてきたことから名づけられ定着した。明治期には「大師の岩屋」・「火の岩屋」・「御殿石棺(カロト)」などと呼ばれ、大正期には「平家窟」とも呼ばれた[2]。
交通
編集- JR牟岐線「南小松島駅」より車で約10分。
- 徳島自動車道「徳島インターチェンジ」より車で約30分。