庄野 靖志(しょうの やすし、1970年3月2日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する調教師である。主な管理馬に2010年のJBCスプリントなどの優勝馬サマーウインド、2018年大阪杯・2019年ジャパンカップ優勝馬スワーヴリチャードなどがいる。

庄野靖志
2010年アンタレスS表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道沙流郡門別町
(現・日高町
生年月日 (1970-03-02) 1970年3月2日(54歳)
所属団体 日本中央競馬会
初免許年 2006年(2007年開業)
重賞勝利 22勝(うち地方交流7勝)
G1級勝利 4勝(うち地方交流2勝)
経歴
所属 高橋隆(1996年-2006年)
栗東T.C.(2007年-現在)
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経歴

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北海道沙流郡門別町(現・日高町)で競走馬生産を営む庄野牧場に、次男として生まれる。少年の頃は馬生産を将来の目標とし、日本大学獣医学部に進学。卒業後は実家に戻り、引退調教師の大叔父・庄野穂積の指導を受けながら、繋養馬の管理をしていた[1]

その後調教師に目標を改め、1996年にJRA競馬学校厩務員課程に入った。半年の履修後は栗東・高橋隆厩舎で厩務員となり、直後調教助手資格も取得し、約10年を過ごした。

2006年に調教師免許を取得。翌2007年に自身の厩舎を開業した。管理馬初出走は重賞の中京記念で、伊藤雄二厩舎から引き継いだマチカネオーラであった(5着)。同6月2日にハリーコマンドが初勝利を挙げた。翌2008年、前年に加藤和宏厩舎から転厩してきたホクトスルタン目黒記念を制し、管理馬の重賞初勝利を挙げた。2010年には、デビューから管理していたサマーウインドJBCスプリントを制し、開業4年目でGI級(Jpn1)競走初制覇を果たしている。

2017年にはニシケンモノノフJBCスプリントを、スワーヴリチャード共同通信杯アルゼンチン共和国杯を優勝し、日本ダービーでもレイデオロの2着になるなど活躍。翌2018年には金鯱賞制覇から臨んだ大阪杯で優勝。調教師生活初のGI制覇を成し遂げた。

川村禎彦調教師の死去に伴い、2024年8月14日付で20馬房の臨時貸付を受け、旧川村厩舎の管理馬35頭を一時的に受け入れている[2][3]

調教師成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2007年3月4日 1回中京2日目11R 中京記念 マチカネオーラ 16頭 3 5着
初勝利 2007年6月2日 3回東京5日目4R 障害3歳以上未勝利 ハリーコマンド 14頭 2 1着
重賞初出走 2007年3月4日 1回中京2日目11R 中京記念 マチカネオーラ 16頭 3 5着
重賞初勝利 2008年6月1日 3回東京4日目12R 目黒記念 ホクトスルタン 18頭 3 1着
GI初出走 2007年10月21日 4回京都6日目11R 菊花賞 ホクトスルタン 18頭 7 6着
JpnI初勝利 2010年11月3日 8回船橋3日目9R JBCスプリント サマーウインド 14頭 1 1着
GI初勝利 2018年4月1日 2回阪神4日目11R 大阪杯 スワーヴリチャード 16頭 1 1着

主な管理馬

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※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。

主な厩舎所属者

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※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。

  • 伊藤強(2007年-現在 調教助手)

関連項目

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脚注

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参考文献

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