師友協会
師友協会(しゆうきょうかい)とは、東洋思想家の安岡正篤の呼び掛けによって結成された「全国師友協会」を嚆矢とする、東洋古典に取材した政治哲学の学術団体。発起人である安岡正篤が亡くなってから後は、「関西師友協会」を中心に各支部によって、安岡正篤の講話・著書の伝承を中心事業とする。
創立者 | 安岡正篤 |
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団体種類 | 学術団体 |
設立 | 1949年 |
起源 | 師友会 |
活動内容 | 政治哲学の研究 |
概歴
編集1949年(昭和24年)に東洋思想家の安岡正篤の呼び掛けによって「師友会」が設立。会名の「師友」は吉田松陰の「士規七則」中の「徳を成し、材を達するには、師恩友益多きに居る」に由来する。同年10月、機関誌「師友」(後に「師と友」に改名)第一号を発行。
1950年(昭和25年)8月に初の夏季講習会を開催、以後、主に東洋人物学と内外情勢をテーマに毎年開催。
1951年(昭和26年)に日本化成(現、三菱化成工業)、日本銀行の役員に対し、月1回の講義を始める。以後、久保田鉄工(現、クボタ)・住友銀行・近鉄など代表的企業における講座・講和会が行われる。
1952年(昭和27年)に大阪に定例の古典口座「先哲講座」が開設。同年2月、東京で「照心講座」が開設。
1953年(昭和29年)6月に全国の同系諸団体を統合して会名を「全国師友協会」に改名。
1958年(昭和33年)8月に第1回全国師道研修会が開催。
関連項目
編集参考文献
編集- 『関西師友協会五十年史』(版:関西師友協会)