岡山県立岡山東商業高等学校
岡山県立岡山東商業高等学校(おかやまけんりつ おかやまひがししょうぎょうこうとうがっこう)は、岡山県岡山市中区東山にある県立の高等学校である。通称は「東商(ひがししょう)」。
岡山県立岡山東商業高等学校 | |
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北緯34度39分7秒 東経133度56分29秒 / 北緯34.65194度 東経133.94139度座標: 北緯34度39分7秒 東経133度56分29秒 / 北緯34.65194度 東経133.94139度 | |
過去の名称 |
岡山県商業学校 岡山県立岡山東高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 岡山県 |
校訓 | 誠実・質素・勤勉 |
設立年月日 | 1898年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
ビジネス創造科 情報ビジネス科 |
学校コード | D133210000052 |
高校コード | 33108C |
所在地 | 〒703-8281 |
岡山県岡山市中区東山三丁目1番6号 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概観
編集同校は1898年(明治31年)に岡山県商業学校として創立して以来、岡山県内の商業教育の拠点として120年の歴史を有し、約3万人の卒業生がいる。地域経済の活性化に貢献する高度な職業人の育成を標榜し、現在ではビジネス創造科と情報ビジネス科の2学科を持っている。バレーボール部やソフトボール部ボート部をはじめとして部活動も盛んに行われており、特に野球部は、1965年(昭和40年)の第37回選抜高等学校野球大会で優勝している。
教育の特色
編集ビジネス創造科と情報ビジネス科の2学科を設置している。ビジネス創造科は国公立・私立大学進学を目標とした「アドバンス」、製造・卸売・小売・販売・サービス業就職を目標として商品・流通科目を重点化した「総合ビジネス」、簿記・会計のエキスパートとして日商簿記検定取得や専門学校・経営学部の大学進学を目指す「会計ビジネス」の三類型がある。
2年次からの選択制としている。情報ビジネス科ではWebプログラミングやネットワークの構築等の授業を重点化している。いずれも生徒の多様な進路に対応するカリキュラムが組まれている。また、教育の一環として、模擬会社を設立し生徒に商品提案・企画・販売を担わせる企業実践も行われており、毎年11月頃には「東商デパート」と称するイベントを開催し、各クラスでの店舗経営を実施している[1][2][3]。
平成29年度は11月18日(土)開催。
教育目標
編集「個性の伸長を図り、社会の発展に創造的に寄与できる心身ともに健全で人間性豊かな活力ある人材を育成する。」
沿革
編集年表
編集- 1898年 - 岡山県商業学校として創立
- 1899年 - 「商業学校規定」により甲種商業学校となる
- 1900年 - 内山下新校舎に移転
- 1901年 - 岡山県立商業学校に改称
- 1919年 - 岡山県商業学校に改称
- 1920年 - 岡山県岡山商業学校に改称
- 1928年 - 岡山県第一岡山商業学校に改称 岡山県第二岡山商業学校を併置
- 1945年 - 岡山県第二岡山商業学校を閉校
- 1946年 - 岡山県第二岡山商業学校が現在の岡山市中区原尾島に復活
- 1948年 - 学制改革により岡山県第一岡山商業学校を岡山県立岡山商業高等学校 岡山県第二岡山商業学校を岡山県立岡山産業高等学校に改称
- 1949年 - 岡山県立岡山商業高等学校と岡山県立岡山産業高等学校が統合され岡山県立岡山東高等学校となる
- 1953年 - 岡山県立岡山東商業高等学校に改称
- 1965年 - 野球部が第37回選抜高等学校野球大会優勝
- 1972年 - 野球部が第26回国民体育大会硬式野球優勝
- 1982年 - 第14回全国高等学校選抜速記競技大会団体優勝
- 1998年 - 創立100周年
- 2001年 - 放送部が第48回NHK杯全国高等学校放送コンテストラジオドキュメント部門優勝
- 2003年 - 珠算部が第50回記念全国高等学校珠算競技大会伝票算競技優勝
- 2006年 - 陸上競技部が2006日本ジュニア室内陸上競技大阪大会優勝(女子ジュニア走高跳)
- 2009年 - 珠算部が第56回全国高等学校珠算競技大会電卓部門伝票算競技優勝
校訓
編集「誠実・質素・勤勉」
校歌
編集- 作詞 吉田研一、作曲 大沢寿人によるもの。
トピック
編集生徒の制服のブラウスやワイシャツの袖口には「MDCCCXCVIII」という縫い取りがあるが、これは、創立年の1898をローマ数字であらわしたものである。
基礎データ
編集所在地
編集交通アクセス
編集学校行事
編集部活動
編集野球部
編集硬式野球部は1903年に創部。選手権(夏の甲子園)に11度、選抜(春の甲子園)に8度出場。1965年(昭和40年)の選抜では、全国制覇を達成している。
1991年まで11度、選手権に出場しており、岡山県勢で夏の出場はトップだった。しかし、関西や倉敷商が台頭したことにより、2021年に倉敷商に出場回数で並ばれた。
主な卒業生
編集- 秋山登 (元プロ野球選手、監督、解説者)
- 土井淳 (元プロ野球選手、監督、解説者)
- 中田庄次郎 (元プロ野球選手)
- 横溝桂 (元プロ野球選手、解説者)
- 野上浩郷 (元プロ野球選手、解説者)
- 石原碩夫 (元プロ野球選手、解説者)
- 平松政次 (元プロ野球選手、解説者)
- 奥江英幸 (元プロ野球選手、解説者)
- 岡義朗 (元プロ野球選手、解説者)
- ケネス・ハワード・ライト (元プロ野球選手)
- 守岡茂樹 (元プロ野球選手)
- 土居正史 (元プロ野球選手)
- 寒川浩司 (元プロ野球選手)
- 八木裕 (元プロ野球選手、解説者)
- 岡本圭治 (元プロ野球選手)
- 吉原孝介 (元プロ野球選手)
- 星野大地 (元プロ野球選手)
- 星野雄大 (元プロ野球選手)
- 八名信夫 (俳優、元プロ野球選手)
- 美木良介(俳優、野球部出身)
- 中野周平(蛙亭)
脚注
編集- ^ 中国地域 起業家教育事例集 2008 (Report). 中国経済産業局 産業部 中小企業課 新事業支援室. (2008年3月). pp. 15-16 2016年5月18日閲覧。 - ウェイバックマシン(2016年7月1日アーカイブ分)
- ^ “岡山東商「デパート」22日開店 岡山ドームで生徒が仕入れ販売”. 山陽新聞. (2014年11月21日) 2016年5月18日閲覧。
- ^ “「東商デパート」がきょう開店 正月用品も並ぶ生徒たちの店”. 朝日新聞. (1996年12月15日)[1] AMDAによるアーカイブ