岐阜県道56号南濃関ケ原線
岐阜県の道路
岐阜県道56号南濃関ケ原線(ぎふけんどう56ごう なんのうせきがはらせん)は、岐阜県海津市南濃町から同県不破郡関ケ原町に至る主要地方道に指定された県道である。
主要地方道 | |
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岐阜県道56号南濃関ケ原線 主要地方道南濃関ケ原線 | |
薩摩カイコウズ街道 | |
実延長 | 19.071km[1] |
制定年 | 1977年(昭和52年) |
起点 | 岐阜県海津市南濃町 |
終点 | 岐阜県不破郡関ケ原町 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道258号 岐阜県道25号南濃北勢線 岐阜県道96号大垣養老公園線 国道365号 E1 名神高速道路 |
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概要
編集起点および終点が一般国道の指定区間路線である国道258号や国道21号と接続し、大垣市街地[注釈 1]を通過することなく連絡する。1991年(平成3年)に岐阜県と鹿児島県の姉妹県盟約20周年を記念して鹿児島県木のカイコウズが沿道に植栽され、“薩摩カイコウズ街道”の愛称が付されている。
路線データ
編集岐阜県法規集[2]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:海津市南濃町(駒野交差点=国道258号交点、岐阜県道8号津島南濃線終点)
- 終点:不破郡関ケ原町(一ツ軒交差点=国道21号交点)
- 重要な経過地:なし
- 実延長:19.071km[1]
路線状況
編集海津市内、養老町内では養老山地の東側を通る。海津市の起点から養老町石畑までの区間では養老鉄道養老線と並行する。また、養老町橋爪から大垣市上石津町牧田・広瀬橋南交差点までは牧田川の右岸を通る。
通称
編集- 薩摩カイコウズ街道
- “カイコウズ”とは学名をアメリカデイゴといい、1966年(昭和41年)に鹿児島県木として制定された樹木である[3][4]。江戸時代に、度重なる洪水が発生していた輪中の治水対策として、木曽三川を分流させる宝暦治水を薩摩藩が実施した[5]ことが縁で1971年(昭和46年)に岐阜県と鹿児島県が姉妹県盟約として締結し、1991年(平成3年)の姉妹県盟約締結20周年事業として、鹿児島県の木であるカイコウズが当路線を中心に海津市の木曽三川公園から[6]関ケ原町までの35kmにわたって植栽された[3][7]。
- 養老焼肉街道
- 養老町内では、焼肉店が集合して沿道に軒を連ねていることから、“養老焼肉街道”と呼称される[8]。
重複区間
編集- 岐阜県道96号大垣養老公園線(養老町柏尾・養老公園東交差点 - 養老町石畑・石畑交差点)
- 岐阜県道227号牧田室原線(大垣市上石津町牧田・広瀬橋南交差点 - 大垣市上石津町牧田・広瀬橋北交差点)
- 国道365号(大垣市上石津町牧田・牧田小学校南交差点 - 不破郡関ケ原町大字関ケ原・中町交差点)
道路施設
編集- 広瀬橋(牧田川、大垣市上石津町牧田)
地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集- 海津市
- 国道258号・岐阜県道8号津島南濃線:駒野交差点(起点)
- 岐阜県道25号南濃北勢線:庭田交差点
- 養老郡養老町
- 岐阜県道96号大垣養老公園線:柏尾・養老公園東交差点
- 岐阜県道96号大垣養老公園線・岐阜県道213号養老平田線:石畑・石畑交差点
- 大垣市
- 岐阜県道227号牧田室原線:上石津町牧田・広瀬橋南交差点、広瀬橋北交差点
- 国道365号:上石津町牧田・牧田小学校南交差点
- 岐阜県道229号牧田関ケ原線:上石津町牧田・牧田一色交差点
- 不破郡関ケ原町
- 名神高速道路:関ヶ原インターチェンジ
- 国道365号:中町交差点
- 国道21号:一ツ軒交差点(終点)
沿線
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “令和元年岐阜県統計書” (PDF). 岐阜県. pp. 178-179 (2020年7月). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “県道の路線認定(昭和52年2月27日岐阜県告示第120号)”. 岐阜県法規集. 岐阜県. 2013年1月27日閲覧。
- ^ a b “薩摩カイコウズ街道”. 海津市役所商工観光課. 2013年1月27日閲覧。
- ^ “シンボル(県木・県鳥・県花)”. 鹿児島県知事公室広報課. 2013年1月27日閲覧。
- ^ 宝暦治水250周年特集号 (PDF). 木曽川文庫 KISSO. 51. 国土交通省中部地方整備局木曽川下流河川事務所. (2004年夏)
- ^ “Google マップ”. Google. 2013年1月27日閲覧。
- ^ “鹿児島県との交流について”. 岐阜県秘書広報部門広報課. 2013年1月27日閲覧。
- ^ “養老 焼肉街道を往く”. 大垣地域ポータルサイト 西美濃. 2013年1月19日閲覧。