山ノ内 (鎌倉市)
山ノ内(やまのうち)は、鎌倉市の大字。住居表示未実施区域[5]。
山ノ内 | |
---|---|
大字 | |
山ノ内 | |
北緯35度20分15秒 東経139度32分41秒 / 北緯35.337425度 東経139.544603度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 鎌倉市 |
地域 | 大船地域 |
人口情報(2024年(令和6年)6月1日現在[1]) | |
人口 | 3,636 人 |
世帯数 | 1,734 世帯 |
面積([2]) | |
2.0 km² | |
人口密度 | 1818 人/km² |
郵便番号 | 247-0062[3] |
市外局番 | 0467(藤沢MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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地理
編集山之内などとも書かれる。また、北鎌倉駅があるため北鎌倉という通称で知られ、建長寺・円覚寺・東慶寺・浄智寺・明月院などの寺院で有名な観光地。市の区分では鎌倉地域(狭義の鎌倉)ではなく大船地域に入るが、鎌倉地域のすぐ北西に接し、巨福呂坂および亀ヶ谷坂の切通しで鎌倉地域につながる。
北西にある大船方面に開けた谷状の地形であり、その谷地を鎌倉街道・横須賀線が並行して走る。 南北丘陵地から鎌倉街道に向けて開けた小規模な谷戸は、1つの谷戸全体を1寺院が占めるように建てられている場所が多い。
北鎌倉駅開設後に別荘・住宅が増えたが、地内西側以外はあまり開発されておらず、特に南部・北東部の丘陵地帯には自然が多く残る。
山岳
編集地価
編集住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、山ノ内字東瓜ケ谷1183番32外の地点で13万3000円/m2となっている[6]。
歴史
編集古くは山内庄(現在の大船から横浜市栄区・戸塚区方面まで含む)の一部であり[7]、この一帯を領したのが山内氏である。鎌倉時代には有力武家の屋敷や建長寺、円覚寺が造られて栄えた。室町時代には関東管領の上杉氏(山内上杉家)が居を構え、現在でも「管領屋敷」という地名(北鎌倉駅近く)が残る。明治時代に鎌倉郡小坂村(のち大船町)の一部となり、1948年鎌倉市に編入。
史跡
編集- 建長寺(巨福山 建長興國禪寺) - 鎌倉五山第一位
- 円覚寺(瑞鹿山 圓覺興聖禪寺) - 鎌倉五山第二位
- 東慶寺(松岡山 東慶總持禪寺)
- 浄智寺(金寶山(金峰山)淨智寺) - 鎌倉五山第四位
- 福源山明月院 - 別名紫陽花寺
- 長寿寺(寶龜山長壽寺)
- 光照寺(西臺山英月院光照寺) - 別名石楠花寺
- 円応寺(新居山圓應寺、新居閻魔堂、十王堂)
- 葛原岡神社 - 梶原との境界にある
- 八雲神社 - 市内4社の八雲神社うちの1社
- 東瓜ヶ谷やぐらなど、地内各所にやぐらが残る。
世帯数と人口
編集2024年(令和5年)6月1日現在(鎌倉市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
山ノ内 | 1,734世帯 | 3,636人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 3,989
|
2000年(平成12年)[9] | 3,820
|
2005年(平成17年)[10] | 3,923
|
2010年(平成22年)[11] | 3,966
|
2015年(平成27年)[12] | 3,829
|
2020年(令和2年)[13] | 3,709
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 1,559
|
2000年(平成12年)[9] | 1,619
|
2005年(平成17年)[10] | 1,675
|
2010年(平成22年)[11] | 1,739
|
2015年(平成27年)[12] | 1,705
|
2020年(令和2年)[13] | 1,719
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2017年7月時点)[14][15]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
1~229、230-1〜2・-5 231、232-4・-14・-112 241-7~12・-21、244~247 248-1~9・-11〜12 248-16・-21、266~1548 |
鎌倉市立小坂小学校 | 鎌倉市立岩瀬中学校 |
230-3〜4、232-1~3・-5~13 232-15~111・-113~131 236~240、241-1~6 241-13~20、-22~51 242〜243、248-10・-13~15 248-17~20・-22~30 249~265 |
鎌倉市立今泉小学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]。
大字 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
山ノ内 | 201事業所 | 997人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[17] | 185
|
2021年(令和3年)[16] | 201
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[17] | 1,117
|
2021年(令和3年)[16] | 997
|
交通
編集鉄道
編集バス
編集道路
編集- 神奈川県道21号横浜鎌倉線(鎌倉街道) - 鎌倉街道「中道」をほぼ踏襲する。道幅が狭く、山ノ内付近の2ヶ所で横須賀線と踏切交差しているため渋滞が激しい。
- 巨福呂坂
- 亀ヶ谷坂
施設
編集教育機関
編集- 鎌倉女子大学(山ノ内学舎)
- 鎌倉学園中学校・高等学校
- 北鎌倉女子学園中学校・高等学校
美術館
編集- 葉祥明美術館
- 雪堂美術館
- 古陶美術館
その他
編集北鎌倉を舞台とした作品
編集脚注
編集- ^ a b “町丁字別・地域別人口と世帯数(国勢調査基準・各月・平成13年~)” (XLSX). 鎌倉市 (2023年9月12日). 2023年9月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “令和4年(2022年)版 鎌倉の統計” (PDF). 鎌倉市. 2023年8月14日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ “山ノ内の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月9日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “鎌倉市の町名称及び住居表示の実施状況”. 鎌倉市 (2017年2月7日). 2018年2月22日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。
- ^ 新編鎌倉志 1915, p. 62.
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “鎌倉市の市立小学校通学区域”. 鎌倉市. 2017年7月6日閲覧。
- ^ “鎌倉市の市立中学校通学区域”. 鎌倉市. 2017年7月6日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。