小林光 (1949年生)
日本の環境官僚
パリ12大学大学院 都市研究所 政府長期在外研究員
小林 光(こばやし ひかる、1949年11月17日 - )は、日本の環境官僚。環境事務次官を歴任。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。専門は環境政策論。
経歴
編集1949年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。大学時代は計量地理学を専門とする高橋潤二郎のゼミに所属[1]。1973年、環境庁(当時)入庁。1995年以降は、同庁地球環境部環境保全対策課長として、気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)の日本への誘致、同条約の京都議定書の国際交渉、わが国初の地球温暖化防止法制(地球温暖化対策推進法)の国会提出などを担当した。環境管理局長、地球環境局長などを経て、2006年、環境省大臣官房長。この間、省外ではパリ大学都市研究所に留学。北九州市産業廃棄物課長、イースト・ウエスト・センター客員研究員なども歴任。大阪大学大学院、東京大学大学院の客員教授も併任している。2009年に環境事務次官に就任。2011年に退官し、慶應義塾大学政策・メディア研究科教授。2020年、瑞宝重光章受章[2]。
略歴
編集- 1968年3月 都立新宿高等学校卒業[3]
- 1973年3月 慶應義塾大学経済学部卒業
- 1973年8月 国家公務員採用上級甲種試験(経済)合格
- 1973年11月 環境庁入庁(企画調整局防止計画課)[3]
- 企画調整局企画調整課課長補佐
- 1979年8月 パリ12大学大学院都市研究所政府長期在外研究員(~1981年)
- 1985年7月 北九州市環境事業局産業廃棄物指導課長(~1987年)
- 1990年2月 環境庁長官秘書官事務取扱
- 1990年12月 長官官房総務課上席環境調査官
- 1991年7月 企画調整局計画調査室長
- 1993年8月 米国東西センター客員研究員
- 1994年7月 企画調整局環境計画課長
- 1995年7月 地球環境部環境保全対策課長
- 1998年6月 自然保護局企画調整課長
- 1999年7月 長官官房会計課長
- 2001年1月 環境省大臣官房秘書課長
- 2002年9月 大臣官房審議官
- 2004年7月 環境管理局長
- 2005年7月 地球環境局長
- 2006年9月 大臣官房長
- 2008年7月 総合環境政策局長
- 2009年7月 環境事務次官
- 2011年1月 退官
- 2011年4月 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科兼環境情報学部教授(~2019年3月)
- 2014年6月 日本紙パルプ商事社外取締役(~2019年6月)
- 2016年4月 東京大学大学院総合文化研究科客員教授
- 2019年7月 東大先端技術研究センター・シニアプログラムアドヴァイザー
- 2020年4月 先端技術研究センター研究顧問
著書
編集- 『エコハウス私論 ―建てて住む。サスティナブルに暮らす家』(木楽舎)
脚注
編集- ^ 前環境事務次官 小林 光氏 日常からヒントを見つけて 慶應塾生新聞
- ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
- ^ a b “経歴 | 小林光・研究顧問の部屋 東京大学 先端科学技術研究センター”. www.reglobal.rcast.u-tokyo.ac.jp. 2021年2月23日閲覧。
外部リンク
編集- 慶應義塾大学 小林光研究室
- 前環境事務次官 小林光氏 日常からヒントを見つけて - 慶應塾生新聞会 2011年11月16日(インタビュー)
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