小室敬幸
日本のフリーランス音楽家
小室 敬幸(こむろ たかゆき、1986年10月8日[1] - )は、日本のフリーランス音楽家[2]。音楽ライター・大学教員・ラジオDJ・映画音楽評論家として活動する。
来歴・活動
編集茨城県筑西市出身。15歳の時にストラヴィンスキーの『火の鳥』を聴いて感激し、作曲を学び始める[3]。
東京音楽大学付属高等学校を経て、同大学作曲指揮専攻(芸術音楽コース)卒業、2014年に同大学院音楽学研究領域を修了。修士での研究テーマはマイルス・デイヴィスの電気楽器導入期(1968年~)。これまでに作曲を池辺晋一郎、糀場富美子、藤原豊、伊左治直に、ピアノを米田栄子に、指揮を時任康文に師事[3][4] 。
東京音楽大学 ACT Projectのアドバイザー/情報科目のTA、和洋女子大学非常勤講師、Music Dialogue事務局を務めるほか、音楽ライターとしてクラシック音楽やジャズを中心に楽曲解説やインタビュー記事などを執筆。また、演奏会の制作、音楽理論のレッスン、レクチャー講師など、クラシック音楽に関わる仕事を幅広く手がける。
2016年10月から、インターネットラジオOTTAVAにプレゼンター(ラジオDJ)として出演。長井進之介と組んだ番組発のユニット「一番町子分[5](いちばんちょうこぶん)」では、作曲・編曲・シンセサイザーなどピアノ以外の楽器演奏を担当する。
著書
編集- コモンズ:スコラ 音楽の学校 第18巻 ピアノへの旅(2021年、アルテスパブリッシング、ISBN 978-4-86559-232-0) - 共著
- 聴かずぎらいのための吹奏楽入門(2023年、アルテスパブリッシング、ISBN 978-4-86559-279-5) - 漆畑奈月との共著
ラジオ
編集- コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Navi[6](OTTAVA株式会社、2016年10月8日 - 2018年4月14日) - プレゼンター
- コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA for You(OTTAVA株式会社、2018年2月・2019年7月) - 『不協和音を僕は恐れない』[7]『一番町子分対談:ケンバン奏者への道 そして…改名のゆくえは?』[8]プレゼンター
- コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Salone(OTTAVA株式会社、2018年4月16日[9] - 2020年9月28日) - 月曜日プレゼンター
- TBSラジオ 荻上チキ・Session-22(株式会社TBSラジオ、2018年7月3日 - 31日) - 毎週火曜日のコーナー「Music Session」に出演[10]
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2018年12月26日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「私たちはまだ本当の第九を知らない」[11][12]
- コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA The World of OTTAVA(OTTAVA株式会社、2019年1月) - プレゼンターとして下記3本を担当
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2019年11月7日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「この映画、クラシック音楽の使い方が最高だ!特集」[13]
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2020年1月30日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「『スターウォーズ』音楽の世界をプロが解説 by 小室敬幸」[14]
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2020年5月14日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」に電話でゲスト出演。特集タイトルは「アナ雪が史上最高のミュージカル映画である理由 by小室敬幸(音楽ライター)」[15]
- コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Fresca(OTTAVA株式会社、2021年3月18日) - 長井進之介の担当回にゲスト出演
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2021年3月18日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「『あれもジャズ、これもジャズ!新時代のジャズっていったい何なんだ?』by 柳樂光隆 & 小室敬幸」
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2021年9月14日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「知ってるようで知らない?楽器『ピアノ』の歴史」
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2021年12月22日) - 18時台のコーナー「カルチャートーク」にゲスト出演。特集タイトルは「2021年ベスト映画音楽」
- TBSラジオ アフター6ジャンクション(TBSラジオ、2022年1月12日) - 20時台のコーナー「BEYOND THE CULTURE」にゲスト出演。特集タイトルは「最先端 舞台芸術としてのオペラ入門」
動画
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ 本人のTwitterのプロフィール による。
- ^ “Facebook「音楽を愛する人のためのプレゼンテーション会」の投稿(2016年5月24日)”. facebook.com. 2018年6月28日閲覧。
- ^ a b “Biography(Re:classica~小室敬幸 Webサイト)”. 2018年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月4日閲覧。
- ^ “小室 敬幸 / Komuro Takayuki - ピティナ・ピアノ曲事典”. piano.or.jp. 2018年6月22日閲覧。
- ^ “Facebook「OTTAVA」アカウントの投稿(2017年8月20日)”. www.facebook.com. 2018年6月22日閲覧。
- ^ “ネットラジオのパーソナリティー(ラジオDJ)をやってみて気付いた、3つのコミュニケーション術(小室によるnote、2017年7月7日)”. 2018年6月28日閲覧。
- ^ “OTTAVA for You~不協和音を僕は恐れない~(YouTube)”. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “OTTAVA for You~一番町子分対談:ケンバン奏者への道 そして…改名のゆくえは?~(YouTube)”. 2019年7月11日閲覧。
- ^ これ以前にも、2017年8月2日と2018年3月21日に本田聖嗣の、2017年2月2日と5月4日に飯田有抄の代演をつとめている。
- ^ “Music・Session「ジャンルを横断しながらアップデートを続ける、クラシック音楽の新潮流」◇小室敬幸さん1回目カマシ・ワシントン《Truth》(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」公式ページ、2018年7月4日)”. 2018年7月24日閲覧。など。
- ^ “Facebookへの投稿(2018年12月19日)”. 2018年12月27日閲覧。
- ^ “12/26(水)20:00~ アフター6ジャンクション「私たちはまだ本当の第九を知らない特集」感想まとめ(Togetter)”. 2019年1月2日閲覧。
- ^ “アトロク11/7(木)20時台「この映画、クラシック音楽の使い方が最高だ!特集」(Togetter)”. 2020年1月30日閲覧。
- ^ “【ド・ジャーン】アトロク1/30(木)20時台『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で シリーズ一応 完結記念! 映画『スターウォーズ』の音楽を クラシックの専門家にじっくり解説してもらう」特集」(Togetter)”. 2020年1月30日閲覧。
- ^ “2020/5/14(木)20時~ アフター6ジャンクション【特集】(Togetter)”. 2020年5月14日閲覧。
- ^ “【トークライブ】ほんとうはもっとすごい山田耕筰を語る!by 小室敬幸 #この道”. 2019年1月24日閲覧。
- ^ “Facebook「Naxos Japan」アカウントの投稿(2019年1月22日)”. 2019年1月24日閲覧。
- ^ “【トークLIVEアーカイブ】音楽の専門家が映画『蜜蜂と遠雷#映画 蜜蜂と遠雷』の細部を愛でる feat. 小室敬幸【11月21日19時】”. 2019年11月27日閲覧。
- ^ “Facebook「Naxos Japan」アカウントの投稿(2019年11月12日)”. 2019年11月27日閲覧。
外部リンク
編集- Re:classica 作曲/音楽学 小室敬幸Webサイト
- 小室敬幸 (kota1986) - note
- 小室敬幸 (@TakayukiKomuro) - X(旧Twitter)
- 小室敬幸 (takayuki.komuro1986) - Facebook
- 第3回音プレ 小室敬幸氏 プレゼンテーション - YouTube - 2016年6月19日、「第3回音楽を愛するプレゼンテーション会」にプレゼンターとして参加した時の録画