宮内秀樹
日本の政治家
宮内 秀樹(みやうち ひでき、1962年10月19日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(5期)。
宮内 秀樹 みやうち ひでき | |
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農林水産副大臣就任に際して公表された肖像写真 (2016年撮影) | |
生年月日 | 1962年10月19日(62歳) |
出生地 | 日本 愛媛県松山市 |
出身校 | 青山学院大学経営学部卒業 |
前職 |
塩崎潤衆議院議員秘書 塩崎恭久衆議院議員秘書 渡辺具能衆議院議員秘書 |
所属政党 | 自由民主党(二階派) |
公式サイト | 衆議院議員 宮内秀樹 公式サイト |
選挙区 | 福岡4区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2012年12月21日 - 現職 |
来歴
編集愛媛県松山市生まれ[1]。父は松山市役所の職員[1]。松前町立岡田小学校、愛媛大学教育学部附属中学校、愛媛県立松山東高等学校卒業後、慶應義塾大学進学を志望するが叶わず、青山学院大学経営学部に入学[1]。大学在学中は「音亭狂雀(おんてい・きょうじゃく)」の高座名で落語研究会に所属し、同会の第23代会長も務めた[1]。大学4年次に自ら望んで留年し、アメリカ合衆国へ放浪の旅に出た[1]。帰国後、塩崎潤衆議院議員の私邸に住み込み、秘書を務める[1]。その後、塩崎潤の選挙区を引き継いだ長男・恭久の秘書や、自由民主党衆議院議員の渡辺具能の秘書を務めた[1]。
2012年の第46回衆議院議員総選挙に、かつて秘書を務めた渡辺具能の選出選挙区だった福岡4区から自民党公認で出馬。日本維新の会新人の河野正美や、民主党から日本未来の党に鞍替えした古賀敬章らを破り、初当選した(河野は比例復活)[1][2]。
2014年の第47回衆議院議員総選挙でも福岡4区から自民党公認で出馬し、再選[3]。2015年、第3次安倍第1次改造内閣で国土交通大臣政務官に任命された[4]。2016年1月7日、二階派に入会[5]。
2017年、第48回衆議院議員総選挙に福岡4区から自民党公認で出馬し、3選[6]。
2021年の第49回衆議院議員総選挙で4選。
2024年の第50回衆議院議員総選挙では、政治資金問題の影響で比例名簿非登載となる中、自民党の福岡県議であった吉松源昭が立候補するなど[7]、6人での混戦となったが小選挙区で5選。
人物
編集統一教会との関係
編集- 2018年9月14日、駐福岡韓国総領事館で開かれた公邸晩餐会に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の日本第5地区長の朴鍾泌とともに招かれ、朝鮮半島情勢などについて意見交換した。宮内、朴、総領事の3人で撮った記念写真が総領事館のホームページに掲載された[8]。
- 2019年4月7日、統一教会関連のイベント「ファミリーパワーフェスティバル青年3000名大会」が福岡県宗像市で開催。宮内は同大会に登壇し、挨拶した[9]。
- 2019年7月、統一教会の関連団体「九州平和大使協議会」が主催した会合「九州の未来戦略・海洋エネルギー・産業の展望」に出席し、挨拶した[10]。
- 2022年1月24日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」と「世界平和国会議員連合」の共催による「THINK TANK 2022 第4回ILC国際ウェビナー」がソウルの国会図書館大講堂で開催。「日韓トンネル実現九州連絡協議会」会長の梶山千里[11]が出席した同イベントで宮内は祝辞を述べた[12][13]。
政治資金問題
編集- 2019~22年に二階派から受けた寄付金あわせて161万円を、自身が代表を務める資金管理団体の政治資金収支報告書に記載していなかった。不記載の161万円は東京の事務所に現金で保管していたという[14]。2024年7月8日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで告発されていた宮内を嫌疑不十分で不起訴処分とした[15][16]。
その他
編集- 2020年、中央自動車道で中日本高速道路株式会社が進める耐震補強工事の手抜き工事事件をめぐり、施工を行った大島産業を庇い、トラブルの際は自ら国交省の担当者やNEXCO中日本の担当者を呼び出して話をするなどした、と週刊文春が報道した[17]。
政策・主張
編集- 9条を含む日本国憲法の改正に賛成[21]。
- 憲法への緊急事態条項の創設に賛成[21]。
- 参議院議員通常選挙で隣接する県を一つの選挙区にする「合区」をなくすための憲法改正に賛成[21]。
- 原子力発電について「当面は必要だが、将来的には廃止すべきだ」としている[21]。
- 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」としており、非核三原則の「持ち込ませず」の部分についても「議論する必要はない」としている[21]。
- カジノの解禁に賛成[21]。
- 女性宮家の創設に賛成[21]。
- 自民党における、2012年の第46回衆議院議員総選挙で初当選したいわゆる魔の2回生について「社会経験が少なくて政治の世界に入った人が多かったのではないか」と述べた[22]。なお、宮内自身も2012年に初当選している。
- 受動喫煙防止を目的とした健康増進法改正案に反対。
所属団体・議員連盟
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h プロフィール - 衆議院議員 宮内秀樹 公式サイト
- ^ “2012衆院選 福岡4区”. 毎日新聞 2018年3月17日閲覧。
- ^ “2014衆院選 福岡”. 毎日新聞 2018年3月17日閲覧。
- ^ 国土交通大臣政務官 宮内秀樹(みやうち ひでき) - 第3次安倍改造内閣 大臣政務官名簿
- ^ “自民・二階派、第4派閥に 麻生派と並ぶ”. 日本経済新聞. (2016年1月7日) 2018年3月17日閲覧。
- ^ “第48回衆院選 福岡”. 毎日新聞 2018年3月17日閲覧。
- ^ “衆議院選挙福岡4区・自民党前議員と同党県議が立候補する構え、保守分裂か…更に野党の4人が挑む構図”. 読売新聞. (2024年10月12日) 2024年11月4日閲覧。
- ^ “宗教所管の宮内文科委員長 統一協会地区幹部と写真 駐福岡韓国総領事館で18年”. しんぶん赤旗 (2022年10月31日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “宮内文科委員長が教団主催イベントに参加 党の「点検」に名前なし”. 朝日新聞 (2022年11月9日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “県内4議員が旧統一教会関連団体と接点 自民党調査”. 朝日新聞 (2022年9月10日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “日韓トンネル「何か悪いことある?」と九州大学元総長 旧統一教会推進の事業 推進団体会長に学識経験者”. RKB毎日放送 (2022年9月12日). 2022年12月8日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 이영균 (2022年1月24日). “‘THINK TANK 2022 제4차 ILC 국제 웨비나’ 개최”. 世界日報. 2022年12月8日閲覧。
- ^ UPF Korea (2022年1月24日). “THINK TANK 2022 제4차 ILC 국제 웨비나_한국”. YouTube. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “「キックバックという表現は控えたい」「現金で保管していた」 地元で会見した”不記載“自民党議員の説明 - RKBオンライン”. rkb.jp. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “国会議員ら16人を不起訴処分に 自民党派閥の裏金事件 東京地検”. 朝日新聞. (2024年7月8日) 2024年7月9日閲覧。
- ^ “自民 政治資金問題 派閥幹部ら16人と会計責任者ら不起訴”. NHK. (2024年7月8日) 2024年7月9日閲覧。
- ^ 「鉄筋は入っていない」 高速道手抜き工事、NEXCO中日本の調査結果が判明 週刊文春 2020年11月5日号
- ^ 日本放送協会. “西村経済再生相 お盆の帰省控えるよう呼びかけ徹底”. NHKニュース. 2021年8月18日閲覧。
- ^ “農水副大臣が「帰省自粛要請」を無視して地元で挨拶回り 線香代「100円」と名刺の証拠写真”. デイリー新潮. 2021年8月18日閲覧。
- ^ “農水副大臣が「帰省自粛要請」を無視して地元で挨拶回り 線香代「100円」と名刺の証拠写真”. デイリー新潮. 2021年8月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g “第48回衆院選 自民 福岡4区 宮内 秀樹”. 毎日新聞 2018年3月17日閲覧。
- ^ “2017衆院選ふくおか:候補者の横顔 4区/福岡”. 毎日新聞. (2017年10月13日) 2018年3月17日閲覧。
- ^ “2017年2月15日の受動喫煙対策法の厚生労働部会の各議員の発言に突っ込んでみた”. 2018年4月22日閲覧。
- ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日) 2021年7月11日閲覧。
外部リンク
編集公職 | ||
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先代 伊東良孝 加藤寛治 |
農林水産副大臣 葉梨康弘と共同 2020年 -2021年 |
次代 武部新 中村裕之 |
先代 上野賢一郎 鈴木馨祐 青木一彦 |
国土交通大臣政務官 江島潔 津島淳と共同 2015年 - 2016年 |
次代 藤井比早之 大野泰正 根本幸典 |
議会 | ||
先代 左藤章 |
衆議院文部科学委員長 2022年 - 2023年 |
次代 田野瀬太道 |