安芸中野駅
広島県広島市安芸区中野にある西日本旅客鉄道の駅
安芸中野駅(あきなかのえき)は、広島県広島市安芸区中野二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-G05。
安芸中野駅 | |
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駅舎(2008年9月) | |
あきなかの Aki-Nakano | |
◄JR-G06 中野東 (2.0 km) (3.9 km) 海田市 JR-G04► | |
所在地 | 広島市安芸区中野二丁目2-3 |
駅番号 | JR-G05 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 294.4 km(神戸起点) |
電報略号 | ナノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,502人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)8月15日[1] |
備考 |
歴史
編集- 1917年(大正7年)7月13日:鉄道院山陽本線の瀬野駅 - 海田市駅間に中野信号場として設置[1]。
- 1920年(大正9年)8月15日:駅に昇格、安芸中野駅として開業[1]。旅客・貨物の取扱を開始[1]。
- 1960年(昭和35年)6月1日:貨物の取扱を廃止[1]。
- 1973年(昭和48年)5月1日:国鉄(→JR)の特定都区市内制度における「広島市内」の駅となる[2][注釈 1]。
- 1982年(昭和57年)5月12日:駅舎改築[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1989年(平成元年)9月:みどりの窓口営業開始[4]。
- 2002年(平成14年)10月5日:ダイヤ改正により、当駅折返しの列車が廃止される[注釈 2]。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:ダイヤ改正により、上り・下りともに一部の列車が2番線に発着開始。
- 2011年(平成23年)3月1日:バリアフリー化工事が完成[5]。
- 2018年(平成30年)
- 2022年(令和4年)3月30日:駅舎北側に、歩道橋型の自由通路が完成[7]。
- 2023年(令和5年)9月30日:みどりの窓口の営業を終了[8][9]。
- 2024年(令和6年)8月1日:当駅での駅員の常駐を廃止し、インターホンでの遠隔対応に変更[10][11]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。1番のりば側に駅舎があり、島式ホーム(2・3番のりば)へは跨線橋で連絡している。また現在の駅舎は1975年(昭和50年)頃に改築されたものである。
駅員は周辺駅を含めて巡回を行うため当駅には常駐せず、改札口付近に設置されているインターホンにて対応を行う[10]。ICOCAの利用が可能のほか(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)、JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 山陽本線 | 上り | 西条・三原方面[12] | 一部列車[注釈 3]は2番のりば |
2・3 | 下り | 広島・岩国方面[12] | 2番のりばは一部列車のみ[注釈 4] |
- 付記事項
- 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりば。上下共用の待避線(中線)である2番のりばは、線路保守目的で上り下りともに一部の普通列車が使用している[注釈 5]。
- 2002年までは当駅折返し列車が設定されており[注釈 2]、2番のりばを使用して折り返していた。
- 工事臨時列車が停車・留置することがある。
-
改札口(自動改札機設置前)
(2007年3月) -
改札口(自動改札機設置後)
(2011年10月)
駅構内設備
編集ダイヤ
編集データイムは1時間あたり両方向共に4本運行されている。朝夕のラッシュ時間帯は運行本数が増加する。なお、「通勤ライナー」、「シティライナー」は当駅に停車しない。
利用状況
編集- 以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数 |
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1968年(昭和43年) | 1,257.4 | 917,917 | 751,516 | 166,401 |
1969年(昭和44年) | 1,262.9 | 921,914 | 714,558 | 207,356 |
1970年(昭和45年) | 1,352.7 | 987,466 | 744,874 | 242,592 |
1971年(昭和46年) | 1,506.6 | 1,102,840 | 804,736 | 298,104 |
1972年(昭和47年) | 1,687.9 | 1,232,140 | 858,028 | 374,112 |
1973年(昭和48年) | 2,010.3 | 1,467,494 | 1,010,174 | 457,320 |
1974年(昭和49年) | 2,297.9 | 1,677,470 | 1,165,790 | 511,680 |
1975年(昭和50年) | 2,358.8 | 1,726,652 | 1,190,500 | 536,152 |
1976年(昭和51年) | 2,642.3 | 1,928,885 | 1,373,742 | 555,143 |
1977年(昭和52年) | 2,620.5 | 1,912,991 | 1,319,550 | 593,441 |
1978年(昭和53年) | 2,615.6 | 1,909,423 | 1,317,940 | 591,483 |
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にしたものである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1979年(昭和54年) | 2,760 |
1980年(昭和55年) | 2,897 |
1981年(昭和56年) | 2,990 |
1982年(昭和57年) | 3,035 |
1983年(昭和58年) | 3,275 |
1984年(昭和59年) | 3,576 |
1985年(昭和60年) | 3,873 |
1986年(昭和61年) | 3,965 |
1987年(昭和62年) | 4,191 |
1988年(昭和63年) | 4,444 |
1989年(平成 元年) | 3,535 |
1990年(平成 2年) | 3,316 |
1991年(平成 3年) | 3,400 |
1992年(平成 4年) | 3,408 |
1993年(平成 5年) | 3,380 |
1994年(平成 6年) | 3,380 |
1995年(平成 7年) | 3,317 |
1996年(平成 8年) | 3,322 |
1997年(平成 9年) | 3,186 |
1998年(平成10年) | 3,086 |
1999年(平成11年) | 2,964 |
2000年(平成12年) | 2,907 |
2001年(平成13年) | 2,861 |
2002年(平成14年) | 2,847 |
2003年(平成15年) | 2,908 |
2004年(平成16年) | 2,976 |
2005年(平成17年) | 3,005 |
2006年(平成18年) | 3,023 |
2007年(平成19年) | 3,061 |
2008年(平成20年) | 3,028 |
2009年(平成21年) | 2,924 |
2010年(平成22年) | 2,915 |
2011年(平成23年) | 2,885 |
2012年(平成24年) | 2,917 |
2013年(平成25年) | 3,023 |
2014年(平成26年) | 2,927 |
2015年(平成27年) | 2,994 |
2016年(平成28年) | 3,013 |
2017年(平成29年) | 3,008 |
2018年(平成30年) | 2,815 |
2019年(令和 元年) | 2,945 |
2020年(令和 2年) | 2,374 |
2021年(令和 3年) | 2,359 |
2022年(令和 4年) | 2,502 |
- 乗車数グラフ
駅周辺
編集- 広島県道274号瀬野船越線(安芸山陽道)
- 広島銀行ATM
- 国道2号
- 瀬野川病院
- 国道2号東広島バイパス中野IC
- 安芸区役所中野出張所(中野東駅とのほぼ中間地点)
- 広島市安芸区スポーツセンター
- 広島中野郵便局
- ユアーズ 瀬野川店
- タカキベーカリー本社工場
- カワダ瀬野川工場
- もみじ銀行瀬野川支店
- 広島信用金庫安芸中野支店
- 三戸歯科医院
- 中野第二公園
- 社会福祉法人慈楽福祉会ケアハウス安芸中野
- 広島児童文化専門学校
- 日本ウェルネススポーツ専門学校広島校
- JAアグリパーク川原地菜園
- 専念寺 - 1926年に当駅近くで発生した山陽本線特急列車脱線事故の慰霊碑がある。
- 放光学園幼年基礎教育研究所
- 広島市立瀬野川中学校
- 広島市立中野小学校
- 瀬野川 - 駅に沿って流れる河川
- 畑賀川 - 駅から西へ離れた所を流れる河川
その他
編集- ICOCAの使用履歴について、当駅は「アキ中野」と表記されている。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 当駅は、1973年3月20日から広島市内に所在している(旧安芸郡瀬野川町が同日付で広島市に編入合併)。
- ^ a b 2018年8月18日から9月8日までは、西日本豪雨に伴う災害ダイヤで当駅折返し列車が復活した。
- ^ 2023年3月18日現在、全日15:34発 普通白市行、全日16:49発 普通瀬野行が該当。
- ^ 2023年3月18日現在、全日14:14発 普通大野浦行、平日17:44発 普通岩国行、土休日17:44発 普通大野浦行が該当。
- ^ 2018年の西日本豪雨に伴う災害ダイヤでは、当駅で貨物列車を待避する列車(10:23発 普通広島行が7分程停車)が設定され、2番のりばを使用していた。
出典
編集- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、227頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 広島鉄道管理局 昭和50年代史 編さん委員会 編『広島鉄道管理局 昭和50年代史』日本国有鉄道広島鉄道管理局、1986年3月31日、384頁。
- ^ 「JTB時刻表」1989年10月号
- ^ バリアフリー整備の完了について(広島支社), 西日本旅客鉄道, (2011-02-16), オリジナルの2011-06-11時点におけるアーカイブ。
- ^ 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年8月22日時点):JR西日本
- ^ “JR安芸中野駅の自由通路完成 駅舎北側に歩道橋型 | 中国新聞デジタル”. JR安芸中野駅の自由通路完成 駅舎北側に歩道橋型 | 中国新聞デジタル. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “安芸中野駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月22日閲覧。
- ^ 『JR時刻表』2023年10月号、索引地図
- ^ a b c d “安芸中野駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月30日閲覧。
- ^ “JR山陽線と可部線の計4駅を無人化 中野東や緑井、8月から”. 中國新聞デジタル. (2024年7月10日) 2024年7月12日閲覧。
- ^ a b “安芸中野駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月25日閲覧。
参考文献
編集- 各 広島市統計書
関連項目
編集外部リンク
編集- 安芸中野駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道