安八スマートインターチェンジ
安八スマートインターチェンジ(あんぱちスマートインターチェンジ)は、岐阜県安八郡安八町中の名神高速道路・岐阜羽島IC - 大垣IC間にある本線直結型のスマートインターチェンジである[3]。
安八スマートインターチェンジ | |
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所属路線 | E1 名神高速道路 |
IC番号 | 25-3 |
本線標識の表記 | 安八 |
起点からの距離 | 371.6 km(東京IC起点) |
◄岐阜羽島IC (3.5 km) (3.3 km) 大垣IC► | |
接続する一般道 | 町道南長田坊野1号線[1] |
供用開始日 | 2018年(平成30年)3月24日[1][2][3] |
通行台数 | 約4,400台/日(2018年度)[3] |
スマートIC | 24時間[3] |
所在地 |
〒503-0124 岐阜県安八郡安八町中[2] |
概要
編集安八町などが計画していた、当スマートインターチェンジの連結許可申請に対して、2013年(平成25年)6月11日に国土交通大臣が設置を許可した[4]。
2007年(平成19年)の計画[3]当初は、休止中の安八バスストップの路盤を有効活用し建設費を抑えるため、名神高速道路の南と北それぞれに出入口を設置する計画で、2011年(平成23年)の完成を見込んでいた。しかし、南側の出入口が集落に近いことを理由に中地区住民の反対が強く、しばらく設置計画は進展していなかった。
安八町は、2012年(平成24年)4月に北側の出入口に一本化することを地区住民に提案し[5]、2012年(平成24年)10月に開催された「(仮称)安八スマートインターチェンジ地区協議会」[6]で実施計画案の了承を得た。新しい計画では名神高速道路の本線上に接続路を架橋することになるため、スマートインターチェンジとしては大規模なものとなった(建設時点)[7]。この工事は名神リフレッシュ工事の時期に合わせ、2017年(平成29年)5月16日に夜間通行止めを行い実施された[8]。当初は2017年(平成29年)3月供用開始予定であったが、想定以上に地盤が弱いため工期が遅れた影響により、1年遅い2018年(平成30年)3月に変更となった[9]。
2018年(平成30年)3月24日に供用を開始[1][2][3]。利用可能車種はETC搭載の全車種で24時間運用[1]。上下線ともに出入可となっている。
スマートICの開通により所要時間の短縮効果のほかに、スマートIC開設計画を発表した2007年以降16社の企業進出と約700人の雇用創出の効果が出ている(2019年時点)[3]。また、IC周辺には工業団地が造成される予定となっている[10]。
歴史
編集年表
編集- 2007年(平成19年)4月 - 安八町がスマートインターチェンジの計画を発表[3]。
- 2007年(平成19年)11月1日 - 「スマートインターチェンジ建設促進特別委員会」を設立。
- 2009年(平成21年)11月19日 - 瑞穂市、海津市、輪之内町など20機関で「安八スマートインターチェンジ地区協議会」を設立(設立時は仮称)。
- 2013年(平成25年)6月11日 - 国土交通省が設置を許可[4]。
- 2016年(平成28年)5月 - 着工[1]。
- 2017年(平成29年)8月2日 - IC名称を「安八スマートIC」に正式決定[11]。
- 2018年(平成30年)3月24日 - 供用開始[1][2][3][12]。
- 2021年(令和3年)7月17日 - 名古屋駅に直通する名阪近鉄バスの高速バス「にしみのライナー」が運行開始(同インターと一般道との交差点角にバス停を設置)[13]。
道路
編集- E1 名神高速道路(25-3番)
接続道路
編集- 直接接続
- 間接接続
周辺
編集安八バス停留所
編集停車するバス路線
編集- 道の駅パレットピアおおの - 名神大垣 - 安八 - 名古屋駅(新幹線口)
隣
編集脚注
編集注釈
編集- ^ これに付随し、当スマートICの入口の隣にはバス利用者向けの駐車場が新設された。
出典
編集- ^ a b c d e f g h “名神高速・安八スマートICが3月に開通 ETC専用、24時間利用可能”. 乗りものニュース (2018年2月14日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ a b c d “広報あんぱち 平成30年3月号” (PDF). 安八町. p. 4 (2018年3月1日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “名神高速道路 安八スマートインターチェンジ〜開通後1年の利用状況及び整備効果について〜” (PDF). 安八スマートインターチェンジ地区協議会 (2019年5月31日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ a b “インターチェンジの追加設置について”. 国土交通省道路局 (2013年6月11日). 2013年6月11日閲覧。
- ^ [リンク切れ]“スマートIC、安八町が北側一本化案”. 中日新聞 (中日新聞社). (2012年4月11日)(一部抜粋)
- ^ “第2回「(仮称)安八スマートインターチェンジ地区協議会」を開催しました”. 安八町SIC建設推進室 (2014年7月14日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ “市町村長インタビュー 安八町”. ぎふ・プロジェクトネットワーク (2013年4月1日). 2013年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月27日閲覧。
- ^ “安八スマートIC工事 名神またぐ跨道橋架設”. 岐阜新聞 (2017年3月18日). 2017年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “名神安八スマートIC、18年3月供用開始”. 岐阜新聞 (2017年3月1日). 2017年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “あんぱち議会だより No.86” (PDF). 安八町議会. p. 10 (2021年8月1日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ “安八スマートICに名称決定”. 建通新聞 (2017年8月4日). 2017年8月5日閲覧。
- ^ 『E1 名神高速道路 安八スマートインターチェンジが2018年3月24日(土)16時に開通します。』(プレスリリース)安八町・中日本高速道路、2018年2月13日 。2018年2月13日閲覧。
- ^ a b c 『岐阜県西濃地域と名古屋を結ぶ高速バス「にしみのライナー」の運行計画について』(PDF)(プレスリリース)名阪近鉄バス、2021年6月17日 。2022年8月27日閲覧。
- ^ “信号機ないラウンドアバウト 岐阜県内も導入拡大の動き”. 朝日新聞デジタル. (2021年7月20日). オリジナルの2021年7月20日時点におけるアーカイブ。 2022年8月27日閲覧。
- ^ “ラウンドアバウトの利点は?運転が慎重になることによる効果も”. 岐阜新聞Web. (2022年3月22日). オリジナルの2022年3月22日時点におけるアーカイブ。 2022年8月27日閲覧。
- ^ “高速バス無料クーポン「岐阜・西濃地域―名古屋駅」名阪近鉄、アプリで発行”. 岐阜新聞Web. (2022年6月6日). オリジナルの2022年6月6日時点におけるアーカイブ。 2022年8月27日閲覧。