奥山 大史(おくやま ひろし、1996年2月27日 - )は、日本の映画監督脚本家CMプランナーである[1]東京都出身。映画美学校青山学院大学総合文化政策学部卒業。

おくやま ひろし
奥山 大史
生年月日 (1996-02-27) 1996年2月27日(28歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
職業 映画監督脚本家CMプランナー
ジャンル 映画広告ミュージック・ビデオ
活動期間 2018年 -
著名な家族 奥山由之(兄)
主な作品
僕はイエス様が嫌い
ぼくのお日さま
受賞
ヨコハマ映画祭
新人監督賞
ぼくのお日さま』(2024年
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来歴

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青山学院大学在学中、NHKで放送された『岩井俊二のMOVIEラボ』で聴講生として出演し、番組内で制作した短編作品が岩井俊二堤幸彦是枝裕和から高評価を受けたのをきっかけに映画美学校に通い、本格的に映画制作を学ぶようになる[2]

2019年、大学の卒業制作として初めて手掛けた長編映画『僕はイエス様が嫌い』がスペインサンセバスチャン国際映画祭に出品され、史上最年少で最優秀新人監督賞を受賞した[3]。国際映画祭への出品は字幕を付けるのに100万円、最終的に制作費は500万ほどかかり、自身が働いて貯めた資金では足りず借金をして調達をしたが、賞を受賞して賞金が出たため借金は完済する事が出来た[4]。「映画を作れる会社」を視野に入れながら就職活動をした結果「映画制作会社」とはっきり謳っている会社が当初想像していたより少なかったため、映像制作のできるテレビの制作会社と広告の制作会社の就職試験を受け、内定をもらった広告会社に就職する。「モノを作る」という共通点以外、広告作りと映画作りは何から何まで全然違ったと話している[5]

2024年、『ぼくのお日さま』で商業映画デビューを果たす[6]

人物

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映画監督の橋口亮輔を尊敬している。学生時代に橋口の映画や橋口の好きな映画をたくさん視聴した経験が自身の作風に繋がっていると公言しており、2024年の対談時に橋口から言われた「痛みが描かれた映画を追体験することで救われる人がいる」という言葉を大切にしている[7][8]

監督作品

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映画

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広告

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  • 資生堂「touching」(2021年) - 監督
  • HERMÈS「HUMAN ODYSSEY」(2021年) - 総監督・監督・撮影・企画

ドラマ

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ミュージックビデオ

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ショートムービー

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  • Tokyo 2001/10/21 22:32〜22:41(2018年) - 監督・撮影・脚本

撮影作品

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広告

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  • GU「ROMANTIC TOUCH COLLECTION」(2017年)
  • LOFT 「好き」(2017年)

ミュージックビデオ

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受賞歴

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出演

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新聞

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  • 産経新聞」(2018年11月9日)インタビュー掲載

ラジオ

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脚注

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  1. ^ “博報堂、ブランドへの「共鳴と偏愛」を生みだすクリエイティブを開発する新たなプロジェクトチーム『MIDDLE8』を始動”. PR TIMES. (2021年4月22日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000429.000008062.html 2024年9月12日閲覧。 
  2. ^ “奥山大史:ジャンルにとらわれず、何度も観返してもらえる作品を制作|GINZA CREATER’S FILE vol.3”. GINZA. (2021年2月1日). https://ginzamag.com/categories/culture/198884 2024年9月12日閲覧。 
  3. ^ “スペインで最優秀新人監督賞、世界が注目する奥山大史監督の魅力”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2019年7月15日). https://www.daily.co.jp/leisure/kansai/2019/07/15/0012520356.shtml 2023年3月4日閲覧。 
  4. ^ “23歳新鋭監督が映画界に“働き方改革”「広告会社勤務を続け、映画を撮り続ける」”. ENCOUNT. (2019年6月7日). https://encount.press/archives/1514/2/ 2024年9月12日閲覧。 
  5. ^ “22歳で世界を獲った映画監督が、広告会社に就職した理由”. マイナビ学生の窓口date=2019-07-15. https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/55079 2024年9月12日閲覧。 
  6. ^ 池松壮亮「感性に共感できた」 奥山大史監督の商業デビュー作「ぼくのお日さま」出演に胸張る”. 映画.com (2024年9月9日). 2024年9月12日閲覧。
  7. ^ 「この痛みを知っている」と追体験することで、救われることがある。”. PINTSCOPE (2024年7月12日). 2024年12月20日閲覧。
  8. ^ 『ぼくのお日さま』奥山大史監督の類まれなバランス感覚に宿る、“生まれたて”の表現【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】”. MOVIE WALKER (2024年10月3日). 2024年12月20日閲覧。
  9. ^ “Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』4人の監督たちの座談会”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年12月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2262460/full/ 2023年1月29日閲覧。 
  10. ^ . https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=41575 
  11. ^ “「僕はイエス様が嫌い」22歳の監督・奥山大史がサンセバスチャン映画祭で受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年9月30日). https://natalie.mu/eiga/news/301815 2023年1月29日閲覧。 
  12. ^ “「僕はイエス様が嫌い」の奥山大史、ストックホルム映画祭で最優秀撮影賞を受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年11月18日). https://natalie.mu/eiga/news/308475 2023年1月29日閲覧。 
  13. ^ “初監督作品で出品した国際映画祭の全てで受賞!奥山大史監督『僕はイエス様が嫌い』今度はダブリン国際映画祭でストックホルムに続く最優秀撮影賞!”. シネフィル (株式会社miramiru). (2019年3月5日). https://cinefil.tokyo/_ct/17255614 2023年1月29日閲覧。 
  14. ^ 『僕はイエス様が嫌い』奥山大史監督、第11回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞受賞!”. 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ (2019年10月3日). 2019年10月9日閲覧。
  15. ^ “奥山大史監督-サン・セバスチャン、ストックホルム両国際映画祭での快挙に続き、マカオ国際映画祭でも日本人として初受賞!『僕はイエス様が嫌い』”. シネフィル (株式会社miramiru). (2018年12月15日). https://cinefil.tokyo/_ct/17236164 2023年1月29日閲覧。 

外部リンク

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