奥寺佐渡子
日本の脚本家 (1966-)
奥寺 佐渡子(おくでら さとこ、女性、1966年2月16日[1] - )は、日本の脚本家。岩手県出身。東海大学文学部広報学科卒業。
おくでら さとこ 奥寺 佐渡子 | |
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プロフィール | |
誕生日 | 1966年2月16日(58歳) |
出身地 | 岩手県 |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『夜行観覧車』 『Nのために』 『リバース』 『わたし、定時で帰ります。』 『最愛』 |
映画 |
『八日目の蝉』 『バンクーバーの朝日』 『コーヒーが冷めないうちに』 |
アニメ |
『時をかける少女』 『サマーウォーズ』 『おおかみこどもの雨と雪』 |
経歴
編集最初は特に脚本家になろうと考えていたわけではなく、たまたま大学当時に書いた脚本がディレクターズ・カンパニーの公募に受かって相米慎二監督から連絡されたが、卒業後は就職先として決定していた石油元売会社で普通に働きながら、3年ほど深夜番組の台本を副業で書いていたという[2]。
1980年代半ばに『鳩よ!』にて詩人としてデビュー。1993年に相米の『お引越し』で脚本家デビュー。1995年には『学校の怪談』で日本アカデミー賞脚本賞受賞。1998年には文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカに留学。2007年『時をかける少女』2010年『サマーウォーズ』2013年『おおかみこどもの雨と雪』で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を3回受賞している。2012年、『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞[3]。
主な作品
編集映画
編集- お引越し(1993年)
- 人間交差点 雨(1993年)
- よい子と遊ぼう(1994年)
- 学校の怪談(1995年)
- 学校の怪談2(1996年)
- 学校の怪談4(1999年)
- コンセント(2001年)
- 魔界転生(2003年)
- 花(2003年)
- SEVEN ROOMS 「ZOO」(2005年)
- 雨の町(2006年)※脚本協力
- しゃべれどもしゃべれども(2007年)
- 怪談(2007年)
- パーマネント野ばら(2010年)
- 八日目の蝉(2011年)
- 軽蔑(2011年)
- 魔女の宅急便(2014年)
- バンクーバーの朝日(2014年)
- マエストロ!(2015年)
- コーヒーが冷めないうちに(2018年)
- グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜(2020年)
- 望み(2020年)
- 国宝(2025年)
テレビドラマ
編集- お茶の間(1993年)※初の連続テレビドラマ。
- 薔薇の殺意〜虚無への供物(1997年)
- ドンウォリー!(1998年)
- 高原へいらっしゃい(2003年)
- 夜行観覧車(2013年)
- Nのために(2014年)
- リバース(2017年)
- わたし、定時で帰ります。 (2019年)
- 最愛(2021年)
- 下剋上球児(2023年)[4]
アニメ映画
編集- 時をかける少女(2006年)
- サマーウォーズ(2009年)
- とある飛空士への追憶(2011年)
- おおかみこどもの雨と雪(2012年)
- バケモノの子(2015年)- 脚本協力
テレビアニメ
編集- ミヨリの森(2007年)
講演会
編集著書
編集- 主婦は八百屋に娘は水に(詩集・1986年)
脚注
編集- ^ Japan Creator Bank
- ^ vol.15 シナリオライター 奥寺佐渡子さん - 日活
- ^ 第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! - 日本アカデミー賞公式サイト 2012年3月3日参照。
- ^ “鈴木亮平主演『下剋上球児』10月放送決定 新井順子×塚原あゆ子が初のTBS日曜劇場を担当”. Real Sound映画部. blueprint (2023年8月6日). 2023年8月7日閲覧。
- ^ “OPEN THEATER 2019 脚本オープンセミナー < 7/19開催!>”. 東京芸術大学. 東京芸術大学大学院映像研究科. 2022年11月9日閲覧。
参考文献
編集- 『時をかける少女 NOTEBOOK』ニュータイプ編、角川書店、2006年。ISBN 4-04-853989-2