奈良県立山辺高等学校山添分校

奈良県山添村にある高等学校の分校

山添村立奈良県立山辺高等学校山添分校(やまぞえそんりつ やまべ こうとうがっこう やまぞえ ぶんこう, : Yamazoe Municipal Yamazoe Branch of Nara Prefectural Yamabe High School[2]は、奈良県山辺郡山添村大字大西に所在する県立高等学校村立分校[3][4]

山添村立奈良県立山辺高等学校
山添分校
2018年平成30年)10月撮影
地図北緯34度40分42.9秒 東経136度2分41.1秒 / 北緯34.678583度 東経136.044750度 / 34.678583; 136.044750座標: 北緯34度40分42.9秒 東経136度2分41.1秒 / 北緯34.678583度 東経136.044750度 / 34.678583; 136.044750
過去の名称 奈良県立山辺高等学校波多野分校
国公私立の別 公立学校
設置者 山添村
学区
校訓
  • 創る喜び
  • 豊かな心
  • 励む力[1]
設立年月日 1949年2月1日 (75年前) (1949-02-01)
創立記念日 2月1日
共学・別学 男女共学
課程 定時制課程[注釈 1]
単位制・学年制 学年制
設置学科
学期 2学期制
学校コード D129210000370 ウィキデータを編集
所在地 630-2344
奈良県山辺郡山添村大字大西45の1番地[2]
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

昼間定時制[注釈 2][注釈 1]で、職業体験を軸に教育を行っている。 校名[2]の通り、村が開設した県立高等学校の分校[3]

校地のある山添村三重県との県境に位置しており、山添村と隣接の三重県伊賀地方は「古くから一つの生活圏」[注釈 3]のため、所定の奈良県の手続きを踏んで入学者選抜に出願すれば、伊賀市と名張市から入学できる[6]

教育目標

農業科、家政科の特性を生かし、チャレンジ精神に満ち、どんな困難にもくじけず、正々堂々と生きる人間を「ゆっくり、じっくり、たっぷり」育てる学校づくりを目指す[7]

  1. 日々の学習を大切にし、やる気を育て、創造的な知識技能を養う。
  2. 規律正しい生活習慣を身に付け、健康で心豊かな人間性を培う。
  3. お互いの人権を尊重し合い、信頼と協力によって活気ある学園づくりを目指す[8]

目指すもの

モットー - 「しっかり勉強 きっちり行動 はっきり発表」[8]

目指す学校像

教職員英知を結集して、確かな学力、豊かな人間性、たくましい心身や社会感覚をバランス良く備え、将来社会に貢献できる「生きる力」をもった人材を育成する[8]

目指す教員像

  1. 教職に対する強い情熱をもっている。          
  2. 教育の専門家としての確かな力量をもっている。   
  3. 総合的な人間力をもっている[8]。              

目指す生徒像

  1. 自己の能力を磨き、生き生きとした創造性を発揮できる。- 創る喜び
  2. 人や自然を愛する豊かな感性をもち、共に生きる力をもてる。- 豊かな心
  3. 地道に努力して積み上げ、社会で生かせる確かな実践力をもてる。- 励む力[8]

教育方針

本校の教育は、日本国憲法教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、新しい時代の個性豊かな文化の創造と人権尊重の民主的な社会の形成者として主体的に生きる国民の育成を期して推進する[8]

校訓

校訓は、「創る喜び」「豊かな心」「励む力」である。1999年(平成11年)2月1日に制定された。

  • 創る喜び - 自己の能力を惜しみなく発揮し、汗して生み出す喜びと充実感を味わう。
  • 豊かな心 - 人や自然を愛する豊かな感性を培い、共に生きる力を養う。
  • 励む力 - 日々努力し継続して積み上げることにより、確かな実践力を身に付ける[1]

沿革

略歴

前身は波多野高等公民学校に始まり、1948年昭和23年)12月奈良県立山辺高等学校波多野分校として認可され、1949年2月に開校した。

1956年9月山添村の誕生に伴い、校名も奈良県立山辺高等学校山添分校と改称された。

年表

  • 1948年(昭和23年)12月1日 - 奈良県立山辺高等学校波多野分校として認可。
  • 1949年2月1日 - 波多野分校開校。
  • 1956年3月 - 奈良県立山辺高等学校山添分校と改称。
  • 1963年6月 - 独立校舎が竣工。
  • 1966年9月 - 農業実験室、運動場がが竣工。
  • 1977年4月 - 農業科施設が完成。
  • 1980年7月 - 温室、ハウスを改築。
  • 1981年3月 - 運動場を拡張整備。
  • 1982年7月 - 体育館が竣工。
  • 1984年8月 - 北海道実習を開始。
  • 1985年5月 - 製茶工場が完成。(35K1ライン)
  • 1990年(平成2年)3月 - 校舎全面改修工事
  • 1991年 7月 - コンピュータ導入、情報処理教育開始
  • 1999年 2月 - 創立50周年記念式典を挙行。クラブハウスが完成、校訓碑を建立。
  • 2009年 2月 - 創立60周年記念式典を挙行。
  • 2011年 5月 - 宮崎県への県外実習を開始。
  • 2013年 5月 - 校舎耐震工事が竣工。トイレを改修。
  • 2018年 4月 - コミュニティバス(山添と名張間)
  • 2019年 2月 - 創立70周年記念式典を挙行

基礎データ

所在地

 
 

通学区域

アクセス

  • 山添村コミュニティバス「大西」停留所より南へ約250m(徒歩約4分)
  • 村民バス「山添村役場」停留所より南へ約250m(徒歩約4分)[7]
  • 単車通学:許可制 - 通学距離3km以上の生徒には、必要に応じて通学を許可している[7]

象徴

校章

校章は、山辺高等学校と同じであり、1950年(昭和25年)に制定。創案は卒業生の高倉規作による。山に囲まれた輪郭の中心に「高」の字を配して、大和高原における文化の中心としての本校の存在を示し、「高」を囲む六つの峰は本校創立当時の旧山辺郡六ヶ村を表すとともに、中国故事にある六則(中・和・正・公・誠・通)を意味し、これを生活の規範 として六合(四方上下)に伸びる若い力を象徴している。

校歌

校歌は、歌詞は3番まであり、1番に校名の「山辺」が登場する[1]。 作詞は岡部建明、作曲は遠藤孝二による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「山添」が、3番に「山添学舎」が登場する[9]

設置する課程、学科及び定員

農業に関する学科
家庭に関する学科
農業科、家政科の2つの学科をまとめて、農業・家政科として募集する。

部活動

運動部

文化部

高校関係者と組織

高校関係者組織

  • 奈良県立山辺高等学校山添分校学校運営協議会 - 保護者、地域住民、校長、関係行政機関の職員の中から委嘱された委員による機関。学校運営及び当該運営への必要な支援に関して協議する。
  • 奈良県立山辺高等学校山添分校同窓会- 卒業生による同窓会組織
  • 奈良県立山辺高等学校山添分校PTA - 生徒保護者教員による父母と教師の会(PTA)組織で、会員は入会金及び年会費を納入する。
  • 奈良県立山辺高等学校山添分校PTA協議会 - 奈良県立教育研究所内に事務局を置くPTA協議会。奈良県立山辺高等学校山添分校の会員をもって会員とし、会員は単位PTA分担金として会費を納入する。
  • 奈良県立山辺高等学校山添分校後援会- 後援会組織

脚注

注釈

  1. ^ a b 山添村立学校の管理運営に関する規則 第58条
  2. ^ 修業年限4年間
  3. ^ 伊賀市岡本栄市長[5]
  4. ^ 一般選抜および二次募集を実施する。

出典

  1. ^ a b c 校訓について”. 山添奈良県立山辺高等学校山添分校. 2024年8月16日閲覧。
  2. ^ a b c d 山添村立学校設置条例 第4条
  3. ^ a b 平成31年度 奈良県立高等学校 入学者選抜概要”. 奈良県教育委員会 (2018-00-00). 2020年12月9日閲覧。
  4. ^ 山添村 村立学校の案内
  5. ^ “定住自立圏 山添村加入で伊賀市と協定” (日本語). 伊賀タウン情報YOU. (2019年10月10日). https://www.iga-younet.co.jp/2019/10/10/19308/ 2020年12月6日閲覧。 
  6. ^ 県外居住者及び県外中学校卒業者等の奈良県立高等学校への志願手続要領” (pdf). 奈良県教育委員会. p. 1. 2020年12月9日閲覧。
  7. ^ a b c d 令和6年度 学校要覧”. 山添奈良県立山辺高等学校山添分校. 2024年8月17日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 教育方針・目標”. 山添奈良県立山辺高等学校山添分校. 2024年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年8月16日閲覧。
  9. ^ 校歌”. 山添奈良県立山辺高等学校山添分校. 2024年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年8月16日閲覧。

関連項目

外部リンク