大留荒子古墳
大留荒子古墳(おおどめあらここふん)は愛知県春日井市にある古墳。
大留荒子古墳 | |
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所在地 | 愛知県春日井市大留町1丁目 |
位置 | 北緯35度15分15.50秒 東経137度00分59.93秒 / 北緯35.2543056度 東経137.0166472度座標: 北緯35度15分15.50秒 東経137度00分59.93秒 / 北緯35.2543056度 東経137.0166472度 |
形状 | 円墳 |
規模 | 墳径約10m、高さ約2.5m |
埋葬施設 | 横穴式石室 |
出土品 | 須恵器・直刀など |
築造時期 | 7世紀前半 |
地図 |
概要
編集墳径約10メートルの円墳で、区画整理事業に伴い1988年(昭和63年)に発掘調査されたのち翌1989年(平成元年)に内津川沿いにある荒子公園に移設された。移設に際しては石室の開口部を約20度南側に移してあるほか、天井石や葺石など不足の石材を別途用意して「築造当時の状態に近づけた」とする形で復元された。出土した金環(耳環)の数から被葬者が複数であった可能性もあり、この地域の有力者の家族墓が想定されている。また、その他の出土品から7世紀前半の築造と考えられている。
規模と構造
編集墳径約10メートル、墳高約2.5メートル。庄内川の河岸段丘(標高約28メートル)に位置し[1]、1988年の2度の発掘調査で須恵器や直刀などが出土した。主体部は全長約6メートルの両袖型横穴式石室で、玄室長が約3メートル、羨道が約2.4メートル、奥壁幅は約1.5メートルあり、庄内川の河原石(長径40センチメートル前後)を使用した乱石積みで、持ち送り積みによって上部を狭める形を取っていたが、発掘時にはすでに天井石が石室内に落下していた。
出土品
編集脚注
編集参考文献
編集- 春日井市教育委員会民俗考古調査室 編 『味美二子山古墳の時代』 第一分冊 春日井市、1997年
- 春日井市教育委員会文化財課 編 『平成18年度文化財特別展 春日井の古墳』 春日井市教育委員会、2006年