大湖せしる
日本の女優
大湖 せしる(だいご せしる、1983年[1]3月8日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団雪組の女役スター[3]。
だいご せしる 大湖 せしる | |
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生年月日 | 1983年3月8日(41歳) |
出身地 | 日本 兵庫県川西市 |
身長 | 166cm |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2002年 - |
活動内容 |
2002年:宝塚歌劇団入団、雪組配属 2012年:女役へ転向 2016年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | オリオンズベルトグローバル |
公式サイト | 大湖せしるオフィシャルファンクラブ |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『春雷』 『パルムの僧院』 『ルパン三世』 『アル・カポネ』 『るろうに剣心』 舞台 『グレート・ギャツビー』 『NARUTO』 『どろろ』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
兵庫県川西市[2]、聖母被昇天学院高等学校出身[2]。身長166cm[1]。愛称は「せし」、「せしこ」[2]。
所属事務所はオリオンズベルトグローバル[1]。
来歴
編集2000年、宝塚音楽学校入学。
2002年、宝塚歌劇団に88期生として入団[4]。入団時の成績は33番[4]。星組公演「プラハの春/LUCKY STAR!」で男役として初舞台[4]。その後、雪組に配属[4][3]。
男役のホープとして活躍し、2008年の「マリポーサの花」で新人公演初主演[5][6]。
2012年5月28日付で女役へと転向[7]。入団11年目での女役転向は宝塚史上初となった[3]。
2013年の「春雷」でバウホール公演初ヒロイン[8][9]。
2014年の「パルムの僧院」で、星乃あんりとバウホール公演ダブルヒロイン。
2015年の「アル・カポネ」(ドラマシティ・赤坂ACTシアター公演)で、東上公演初ヒロイン[10]。
2016年5月8日、「るろうに剣心」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[6]。
退団後は2.5次元ミュージカルを中心に出演を続け、活躍の場を広げている[3]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集- 2002年4 - 5月、星組『プラハの春』『LUCKY STAR!』(宝塚大劇場のみ)
雪組男役時代
編集- 2002年8 - 9月、『追憶のバルセロナ』『ON THE 5th』(東京宝塚劇場のみ)
- 2003年1 - 5月、『春麗の淡き光に』『Joyful!!』
- 2003年6 - 7月、『アメリカン・パイ』(バウホール・日本青年館)
- 2003年8 - 12月、『Romance de Paris』『レ・コラージュ』
- 2004年1 - 2月、『Romance de Paris』『レ・コラージュ』(中日劇場)
- 2004年4 - 7月、『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』
- 2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』 - 新人公演:ミシェル(本役:沙央くらま)『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
- 2005年3 - 4月、『睡(ねむ)れる月』(ドラマシティ・日本青年館・福岡市民会館) - 日野資親/真木弥三郎
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - ペーター、新人公演:クリスチャン・クライス(本役:音月桂)『ワンダーランド』
- 2005年11月、『銀の狼』 - ブリエ『ワンダーランド』(全国ツアー)
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 小公子、新人公演:メルキオール(本役:壮一帆/麻愛めぐる)
- 2006年7月、『Young Bloods!!-魔夏の吹雪-』(バウホール) - ウィリー三浦
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - シャルル、新人公演:セバスチャン・ルグリ(本役:音月桂)『タランテラ!』
- 2007年2月、『ハロー!ダンシング』(バウホール)
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - 黒天使、新人公演:ルイジ・ルキーニ(本役:音月桂)[6][9]
- 2007年9 - 10月、『星影の人』 - 高木剛『Joyful!!II』(全国ツアー)
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - ペルシル、新人公演:アルガン(本役:彩吹真央)『ミロワール』
- 2008年5 - 6月、『外伝 ベルサイユのばら-ジェローデル編-』 - 衛兵隊ジュール『ミロワール』(全国ツアー)
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - チャモロ、新人公演:ネロ(本役:水夏希) 新人公演初主演[5][6][9]
- 2009年1月、『忘れ雪』(バウホール・日本青年館) - 桜木満
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - フリオ
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - イーゴリ・イリインスキー『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
- 2009年11 - 12月、『情熱のバルセロナ』 - ファノ『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』(全国ツアー)
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - ローデン『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』 - アイザック『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『はじめて愛した』(ドラマシティ・日本青年館) - リシャール
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 - 愛[6][9]
- 2011年4 - 5月、『ニジンスキー-奇跡の舞神-』(バウホール・日本青年館) - アドルフ・ボルム
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - デイビス
- 2011年9 - 11月、『仮面の男』 - ロシュフォール『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』
- 2011年12 - 2012年1月、『Samourai』(ドラマシティ・日本青年館) - レオン
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - セバスティアン『Shining Rhythm!』
雪組娘役時代
編集- 2012年7 - 8月、『双曲線上のカルテ』(バウホール・日本青年館) - クラリーチェ・マルチーノ
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - お駒『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』
- 2013年2月、『ブラック・ジャック』(ドラマシティ・日本青年館) - カテリーナ
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - オルタンス
- 2013年8 - 9月、『春雷』(バウホール) - ロッテ バウ初ヒロイン[8][6][9]
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?』 - バーバラ『CONGRATULATIONS 宝塚!!』[6]
- 2014年3 - 4月、『心中・恋の大和路』(ドラマシティ・日本青年館) - かもん太夫
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 加奈『My Dream TAKARAZUKA』
- 2014年10 - 11月、『パルムの僧院-美しき愛の囚人-』(バウホール) - サンセヴェリーナ公爵夫人 バウWヒロイン[6]
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - 峰不二子『ファンシー・ガイ!』[3][6][9]
- 2015年5 - 6月、『アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - メアリー・ジョゼフィン・カフリン 東上初ヒロイン[6][10]
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 貴姫『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11 - 12月、『哀しみのコルドバ』 - メリッサ『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』(全国ツアー)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 高荷恵 退団公演[3][6]
出演イベント
編集- 2003年10月、樹里咲穂コンサート『JUBIEE-S』[11]
- 2006年6月、貴城けいディナーショー『NEXT DOOR』
- 2007年11月、轟悠コンサート『Lavender Monologue』
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』[9]
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集舞台
編集- 2016年7月、『グレート・ギャツビー』(サンシャイン劇場・名古屋市芸術創造センター・サウスホール・新神戸オリエンタル劇場) - ジョーダン・ベイカー[12]
- 2016年9 - 10月、『新版 国性爺合戦』(シアター1010・東海市芸術劇場・福岡市民会館・ドラマシティ) - 錦祥女[13]
- 2016年11 - 2017年1月、『クロスハート』(EX THEATER ROPPONGI・Zeppブルーシアター六本木・森ノ宮ピロティホール) - ティエリ/手塚えり[14]
- 2017年5 - 8月、『NARUTO-ナルト-〜暁の調べ〜』(AiiA 2.5 Theater Tokyo・大阪メルパルクホール) - 綱手[15]
- 2018年3月、『斬劇「戦国BASARA」第六天魔王』(AiiA 2.5 Theater Tokyo・森ノ宮ピロティホール) - 京極マリア[16]
- 2018年6月、『ジョーカー・ゲームII』(シアター1010・メルパルク大阪) - レニ・リーフェンシュタール[17]
- 2018年11月、『刀使ノ巫女』(天王洲 銀河劇場) - 高津雪那[18]
- 2019年1月、『からくりサーカス』(新宿FACE) - コロンビーヌ[19]
- 2019年3月、『どろろ』(ドラマシティ・サンシャイン劇場・ももちパレス・三重県文化会館) - 縫の方[20]
- 2019年7月、『斬劇「戦国BASARA」天政奉還』(ヒューリックホール東京・ドラマシティ) - 京極マリア[21]
- 2019年10 - 12月、『NARUTO-ナルト-〜暁の調べ〜』(メルパルク大阪・TOKYO DOME CITY HALL・天王洲銀河劇場・深圳保利劇院) - 綱手[22]
- 2020年7 - 8月、『憂国のモリアーティ Op.2(オーパスツー)-大英帝国の醜聞-』(天王洲 銀河劇場・京都劇場) - アイリーン・アドラー[23]
- 2020年9月、『Identity V STAGE Episode3「Cry for the moon」』(TACHIKAWA STAGE GARDEN) - 血の女王(マリー)[24]
- 2020年12月、『Run For Your Wife』(六行会ホール) - バーバラ・スミス[25]
- 2021年8月、『憂国のモリアーティ Op.3(オーパススリー)-ホワイトチャペルの亡霊-』(ステラボール・サンケイホールブリーゼ) - ジェームズ・ボンド[26]
- 2024年9月、『素敵なカミングアウト』(浅草花劇場) - 苫米地朋美[27]
- 2025年1 - 2月、『三毛猫ホームズ」』(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール・ヒューリックホール東京) - 永江有恵[28][29]
ネット配信
編集- ライブストリーミング演劇『エスケープフロムライブラリー』(2024年10月19日、Streaming+)[30]
TV出演
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c 大湖せしる 公式プロフィール オリオンズベルトグローバル。
- ^ a b c d 『宝塚おとめ 2016年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、76頁。ISBN 978-4-908135-67-5。
- ^ a b c d e f 「宝塚を退団して3年。2.5次元で大切にしているのは、形式的ではない“心”」大湖せしるさんがスポットライトの裏に込めた想いとは? telling。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 114.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 317.
- ^ a b c d e f g h i j k Memories of 大湖せしる タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 『2012年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2013年、81頁。ISBN 978-4-484-13505-2。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 244.
- ^ a b c d e f g フェアリーインタビュー/雪組 大湖せしる ウィズたからづか。
- ^ a b 望海風斗の圧倒的な歌唱力が光る異色作『アル・カポネ』 宝塚ジャーナル。
- ^ 樹里咲穂コンサート「JUBILEE-S」Remix Edition('03年・日本青年館・千秋楽) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 「グレイト・ギャツビー」に大湖せしる、RiRiKA「タカラジェンヌの誇りを」 ステージナタリー。
- ^ 緒月遠麻&大湖せしる「新版 国性爺合戦」で、凛とした“強さ”持つ女性演じる ステージナタリー。
- ^ “中山優馬×屋良朝幸のミュージカル「クロスハート」、全キャストの配役発表”. ステージナタリー. (2016年9月2日) 2016年9月5日閲覧。
- ^ 主要キャラ16名が集結!「NARUTO」躍動感あふれる新ビジュアル ステージナタリー。
- ^ 「戦国BASARA」初日挨拶、眞嶋秀斗「みんなで手をつないで全力で」 ステージナタリー。
- ^ 「ジョーカー・ゲームII」開幕、木戸邑弥「前回以上のものを」と自信 ステージナタリー。
- ^ 舞台「刀使ノ巫女」開幕、SKE48斉藤真木子「お客様を魅了できるよう」 ステージナタリー。
- ^ 深澤大河が半袖短パンの小学5年生に、舞台劇「からくりサーカス」開幕 ステージナタリー。
- ^ 迫力の殺陣満載!舞台「どろろ」東京公演開幕、鈴木拡樹が語る見どころは“家族” ステージナタリー。
- ^ 眞嶋秀斗&松村龍之介が卒業「戦国BASARA」新作開幕、「とてつもない熱を」 ステージナタリー。
- ^ 「NARUTO」再演の東京公演開幕、松岡広大「複合的に詰まったエンタテインメント」 ステージナタリー。
- ^ 「モリミュ」第2弾開幕、鈴木勝吾「演劇という小さな革命を感じ取って」 ステージナタリー。
- ^ 千葉瑞己・大湖せしるら出演、舞台版「IdentityV 第五人格」第3弾が開幕 ステージナタリー。
- ^ 山本一慶主演「Run For Your Wife」2カ月連続上演、共演に宇月颯・舞羽美海ら ステージナタリー。
- ^ 鈴木勝吾&平野良「モリミュ」第3弾上演決定、新キャストに藤田玲 ステージナタリー。
- ^ “父の告白から巻き起こるファミリー喜劇、舞台「素敵なカミングアウト」に鈴木祐大・田中稔彦”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月5日). 2024年8月6日閲覧。
- ^ “岡宮来夢が刑事、水江建太が三毛猫に 赤川次郎「三毛猫ホームズ」音楽朗読劇化”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年9月25日). 2024年9月25日閲覧。
- ^ “岡宮来夢・水江建太ら出演の音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」ビジュアル解禁、配役も明らかに”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “石川県立図書館からライブ配信、「エスケープフロムライブラリー」に早乙女友貴・菊池修司ら”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月18日閲覧。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
編集- 大湖せしるオフィシャルファンクラブ
- 大湖せしる 公式プロフィール
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