大日方 純夫(おびなた すみお、1950年12月17日 - )は、日本歴史学者早稲田大学文学学術院名誉教授。専門は日本近代史(政治史・警察史・社会史)。

長野県上水内郡中条村(現長野市)出身。日本、中国韓国の研究者、教育者が共同で執筆にあたった『未来をひらく歴史―東アジア3国の近現代史』の日本側の編集委員長を務め、2005年日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞した。

経歴

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韓日中共通歴史教科書

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2005年に日本中国韓国の研究者が編集した学校副教材未来をひらく歴史』の執筆者であり、2010年には俵義文らと『日本の歴史歪曲教科書を正すため』として2冊目を出した[2]

この件について、当時毎日新聞ソウル支局長だった下川正晴は、大日方がハンギョレ新聞(2005年5月15日)のインタビューで「2005年春に出版することが実践的な課題だった」と発言しており[3]、2005年の『新しい歴史教科書・改訂版』の検定・採択に対抗することが先決だったためだろうと推測している[3]。また、下川は歴史記述に政治的運動を介入させるなら、その歴史記述の質が、無残なまでに低下するのは明らかであり、歴史研究者としては自殺行為であり、まともな歴史研究者の中では『未来をひらく歴史』に対する評価はきわめて低いと批判している[3]

著書

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単著

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共著

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脚注

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参考

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