大和高田駅
奈良県大和高田市にある近畿日本鉄道の駅
大和高田駅(やまとたかだえき)は、奈良県大和高田市北本町にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅である。駅番号はD25。
大和高田駅* | |
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駅舎 | |
やまと たかだ Yamato-Takada | |
◄D24 築山 (1.1 km) (1.9 km) 松塚 D26► | |
所在地 | 奈良県大和高田市北本町14-4 |
駅番号 | D25 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | D 大阪線 |
キロ程 | 29.9 km(大阪上本町起点) |
電報略号 | タタ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
8,223人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)3月21日[1] |
歴史
編集- 1925年(大正14年)3月21日:大阪電気軌道八木線の八木 - 当駅間開通と同時に高田駅として開業[2]。
- 1927年(昭和2年)7月1日:恩智 - 当駅間が開通[2]。
- 1928年(昭和3年)8月:高田駅から大軌高田駅に改称[3]。
- 1941年(昭和16年)3月15日:参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる[2]。同時に、大軌高田駅を大和高田駅に改称[4]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[2]。
- 1963年(昭和38年)1月:高架化。同時に待避線が撤去される(待避線は五位堂駅に移転)。
- 1967年(昭和42年)12月20日:急行(現・快速急行)の停車駅に追加される。
- 1971年(昭和46年)4月1日:定期券専用自動改札機を設置し、供用開始[5]。
- 1998年(平成10年)4月1日:ご乗降確認システム(フェアシステムK)及び列車運行管理システム (KOSMOS) 稼働開始[6]。
- 2001年(平成13年)11月:現駅ビルが完成する。
- 2003年(平成15年)3月6日:特急の停車駅に追加。阪伊乙特急の一部列車が停車するようになる。
- 2005年(平成17年)3月19日:「駅の誕生祭 大和高田駅開業80周年」を開催(同月27日まで)。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始[7]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持つ高架駅。コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1階に1ヶ所、2階には2番ホーム直通の改札口がある。ホーム有効長は10両。ホームは、ややカーブしている。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | D 大阪線 | 下り | 名張・五十鈴川・賢島方面[8] |
2 | 上り | 大阪上本町・大阪難波方面[8] |
特徴
編集駅設備・営業面
編集- PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。
- 窓口および専用の自動券売機で特急券の購入が可能で、窓口に限り定期券の購入も可能となっている[9]。
- 駅長が置かれ、関屋駅 - 松塚駅間を管理している。
ダイヤ面
編集- 快速急行以下の全一般列車が停車するほか、一部の阪伊乙特急(後述)が終日毎時1本停車する[10]。
- 停車する特急列車については榛原駅と一体化されているため、当駅に停車する特急列車は全列車が榛原駅や伊賀神戸駅にも停車する[10]。
- 日中は特急列車が毎時1本、急行が毎時3本、区間準急(近鉄八尾駅 - 名張駅間各駅停車)が毎時3本の停車となる[10]。
その他
編集当駅乗降人員
編集近年の特定日おける当駅の1日の乗降人員は以下の通り[11]。
- 2023年11月7日:13,509人
- 2022年11月8日:13,796人
- 2021年11月9日:12,854人
- 2018年11月13日:15,019人
- 2015年11月10日:16,446人
- 2012年11月13日:15,806人
- 2010年11月9日:16,810人
- 2008年11月18日:17,093人
- 2005年11月8日:17,026人
利用状況
編集近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1985年(昭和60年) | 14,538 |
1986年(昭和61年) | 15,019 |
1987年(昭和62年) | 14,794 |
1988年(昭和63年) | 14,369 |
1989年(平成元年) | 14,181 |
1990年(平成 | 2年)14,337 |
1991年(平成 | 3年)14,518 |
1992年(平成 | 4年)14,453 |
1993年(平成 | 5年)14,336 |
1994年(平成 | 6年)14,005 |
1995年(平成 | 7年)13,718 |
1996年(平成 | 8年)13,183 |
1997年(平成 | 9年)12,430 |
1998年(平成10年) | 11,905 |
1999年(平成11年) | 11,480 |
2000年(平成12年) | 11,022 |
2001年(平成13年) | 10,626 |
2002年(平成14年) | 10,437 |
2003年(平成15年) | 10,337 |
2004年(平成16年) | 9,868 |
2005年(平成17年) | 9,787 |
2006年(平成18年) | 9,692 |
2007年(平成19年) | 9,607 |
2008年(平成20年) | 9,481 |
2009年(平成21年) | 9,254 |
2010年(平成22年) | 9,151 |
2011年(平成23年) | 8,970 |
2012年(平成24年) | 8,895 |
2013年(平成25年) | 9,006 |
2014年(平成26年) | 8,728 |
2015年(平成27年) | 8,714 |
2016年(平成28年) | 8,589 |
2017年(平成29年) | 8,319 |
2018年(平成30年) | 8,276 |
2019年(令和元年) | 8,223 |
駅周辺
編集大和高田市の中心駅であり、駅前は繁華街となっている。
- 交通
- 公的施設
- 商業施設
- トナリエ大和高田 - 駅前のショッピングセンター。駅からは立体歩道橋で直結されている。元々はオークタウン大和高田だったが、建て替えられて2018年11月23日に仮オープンした[13]。
- スーパーおくやま高田店
- イズミヤスーパーセンター 広陵店
- 弁天座 - 大衆演劇場。
- その他
- 高田川堤
バス路線
編集奈良交通により運行される路線のほか、周辺自治体のコミュニティバスも乗り入れる。停留所名は「近鉄高田駅」(旧国名を省略)となっていたが、2017年10月1日より「近鉄大和高田駅」に改称された[14]。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- [12][13]竹取公園東行 (安部経由)
- 葛城市公共バス 当麻新庄線
- 屋敷山公園前・忍海駅行
- 広陵元気号 中央幹線
- 広陵町役場・はしお元気村・国保中央病院方面
- 1日10便(土日祝ダイヤは6便)の運行となっている。
- 広陵町役場・はしお元気村・国保中央病院方面
- 広陵元気号 南部支線(左回り・右回り)
- 広陵町役場・真美ヶ丘センター方面
- 1日7便(土日祝ダイヤは5便)の運行となっている。
- 広陵町役場・真美ヶ丘センター方面
隣の駅
編集脚注
編集- ^ 山本和良(2015年3月13日). “なつかしの鉄道展:近鉄駅・開業90周年 SL写真やジオラマ300点 あす、あさって−−大和高田”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 678頁
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、23頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 「きょう19駅で使用開始 近鉄定期券自動改札機」『交通新聞』交通協力会、1971年4月1日、2面。
- ^ 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 878頁
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年3月9日閲覧。
- ^ a b “駅の情報|大和高田”. 近畿日本鉄道. 2021年5月1日閲覧。
- ^ 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ a b c d e 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.124 - p.147・p.284 - p.306
- ^ 駅別乗降人員 近鉄大阪線 - 近畿日本鉄道
- ^ 奈良県統計年鑑
- ^ 「トナリエ大和高田」が新しく誕生します - トナリエ大和高田公式サイト 2018年11月23日閲覧
- ^ 路線バスの運行について―平成29年10月1日(日)より― - 奈良交通 2017年10月7日閲覧