大口市
日本の鹿児島県にあった市
大口市(おおくちし)は、鹿児島県の北部盆地に位置していた市である。2008年(平成20年)11月1日に伊佐郡菱刈町と新設合併して伊佐市となった。
おおくちし 大口市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
廃止日 | 2008年11月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 大口市、菱刈町 → 伊佐市 | ||||
現在の自治体 | 伊佐市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 鹿児島県 | ||||
市町村コード | 46209-8 | ||||
面積 |
291.89km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
21,282人 (推計人口、2008年10月1日) | ||||
隣接自治体 |
出水市・伊佐郡菱刈町・宮崎県えびの市・ 熊本県水俣市・人吉市・球磨郡球磨村 | ||||
市の木 | ヒノキ | ||||
市の花 | サザンカ | ||||
大口市役所 | |||||
所在地 |
〒895-2511 鹿児島県大口市里1888番地 | ||||
外部リンク | 大口市ホームページ(閉鎖) | ||||
座標 | 北緯32度03分26秒 東経130度36分47秒 / 北緯32.05717度 東経130.61294度座標: 北緯32度03分26秒 東経130度36分47秒 / 北緯32.05717度 東経130.61294度 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集鹿児島県の北端の内陸部、鹿児島市から北へ約75kmの場所に位置する。北側は熊本県と接しており、東側は宮崎県とわずかに接している。川内川が市を縦断する。中心市街地である市域の南東部は大口盆地の一部を成しており、標高は180m前後である。内陸の盆地であるため冬場は最低気温が0℃以下の氷点下になることも多く、積雪もしばしば見られるため、菱刈町や霧島市福山町上場地区とともに「鹿児島の北海道」と称される。
歴史
編集近現代
編集行政
編集- 市長:隈元新(1996年1月4日就任、4選、最終代)
歴代市長
編集特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[1]。
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 薗田長仁 | 1954年(昭和29年)4月25日 | 1955年(昭和30年)11月28日 | 辞職 |
2 | 森田盛之助 | 1956年(昭和31年)1月17日 | 1968年(昭和43年)1月3日 | |
3 | 大樅利夫 | 1968年(昭和43年)1月4日 | 1984年(昭和59年)1月3日 | |
4 | 樺山一雄 | 1984年(昭和59年)1月4日 | 1996年(平成8年)1月3日 | |
5 | 隈元新 | 1996年(平成8年)1月4日 | 2008年(平成20年)10月31日 | 廃止 |
県の行政機関
編集- 鹿児島県警察:大口警察署
平成の大合併
編集「平成の大合併」では、隣接する伊佐郡菱刈町と合併し、「伊佐市」となる計画であったが、菱刈町での住民投票により反対多数のため破綻、合併協議会は2005年5月に廃止となった。しかし、2006年8月28日に新たに合併協議会が設置され、合併方式は新設合併、新市名は伊佐市とし、2008年11月1日に合併した。
経済
編集産業
編集かつては林業と金山で栄えたが、林業の衰退と金山の閉山によって活気が失われ、近年では高齢化と過疎化が著しい。
- 第1次産業
- 米・豚
- 第2次産業
- 焼酎・電子工業
大口市に本社を置く主要企業
編集姉妹都市・提携都市
編集国内
編集海外
編集地域
編集学校教育
編集公立高等学校
編集私立高等学校・中学校
編集公立中学校
編集すべて市立
公立小学校
編集すべて市立
交通
編集道路
編集高速道路の最寄りインターチェンジは九州自動車道人吉インターチェンジ・栗野インターチェンジ。
一般国道
編集県道(主要地方道)
編集バス
編集鉄道(廃止路線)
編集かつては山野線および宮之城線が、市の代表駅である薩摩大口駅から鹿児島本線水俣・川内・肥薩線栗野の各駅へ通じていたが、いずれも特定地方交通線に指定され、1987年から1988年にかけて相次いで廃止・バス転換された。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集大口市出身の有名人
編集脚注
編集- ^ 歴代知事編纂会 1983, 781-783頁.
参考文献
編集- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第3、歴代知事編纂会、1983年。