大前哲
大前 哲(おおまえ さとし、Satoshi Ohmae、1943年11月25日 - )は日本の現代音楽の作曲家。兵庫県出身[1]。相愛大学音楽学部元教授。大阪教育大学の前身に該当する大阪学芸大学卒業[1]。多くの国際作曲賞を受賞するほか、世界での委嘱作品を発表し、各種の現代音楽演奏会および音楽祭に出品している。
近年の主要作品
編集大前哲の楽曲一覧を参照。
管弦楽
編集- 2000 La canzone dei ricordi, op. 110
- 2001 The Broken Times, op. 116
- 2002 Frammenti di Spazio, op. 118
- 2004 COME IL VENTO PASSATI, op. 126
- 2006 Spazio Variato, op. 140
- 2008 Symphonic Canticle "Shinran", op. 144
- 2018 SONIC LANDSCAPE, op.190
吹奏楽
編集- 2003 Space Fragments, op. 125
- 2006 Space Gradation, op. 138
- 2010 Symphonic Canticle "Shinran", op. 144-2
- 2010 Symphonic Overture "66" Access, op. 150 b
- 2010 In the Distance, op. 151
室内楽
編集- 2004 Double link, op. 129
- 2004 Time Tracing: Double Talk no. 28, op. 131
- 2005 The Man in a space -Okuno Hosomichi-, op. 132
- 2005 Lyrical Landscape, op. 133
- 2005 Refrain: Double Talk no. 30, op. 134
- 2005 Dual Tensity: Double Talk no. 31, op. 135
- 2006 Time Shift, op. 136
- 2006 Solitude Soul, op. 137
- 2006 Spazio Improvisare II, op. 139
- 2007 Time Portraits: Double Talk no. 32, op. 141
- 2007 Time Sequence: Double Talk no. 33, op. 142
- 2008 Twofold, op. 145
- 2010 TRIO FESTONE, op. 153
ピアノ
編集- 1971 Resonance no. 1, op. 4
- 1975 Resonance no. 2, op. 10
- 1988 Trailing Away, op. 67
- 1997 Aspetta Domani, op. 97
- 1999 The Prospects nr. 2, op. 106
- 2002 Modo Frammentario, op. 120
- 2004 Memories Once More, op. 127
- 2008 Memories Once More II, op. 146
ギター
編集- 2002 Spacing I, op. 119
- 2004 Sound shift, op. 130
マンドリン・アンサンブル
編集- 2001 Seven short Scenes III, op. 113
打楽器
編集- 1982 Undulation I, op. 40
- 1984 Polymer, op. 52
- 1991 Join V, op. 98
邦楽器
編集- 2002 Tre Suoni, op. 121
受賞歴
編集- 大阪文化祭賞本賞(1990年)
- 第20回ブルーメール賞(1991年)
- ISCM世界音楽の日々ルーマニア大会入選(1999年)
- グスタフ・マーラー国際作曲コンクール第2位(2000年)
- ウディネ市国際作曲コンクール第1位(2002年)
- 第3回カミロ・トンニへ捧ぐ国際作曲コンクール入選(2004年)
- ドビュッシー・トリオ主催国際ビエンナーレ作曲コンクール第1位(2004年)
- エジディオ・カレッラ国際作曲コンクール特別佳作(2005年)
- 第6回アレクサンドル・タンスマン財団主催音楽的個性に関る国際コンクール第3位(2006年)
- ヴィトルト・ルトスワフスキ国際作曲コンクール第2位(2008年)
- 21世紀の吹奏楽「響宴XIII」入選(2010年)[2]
- G.E.R.M.I.国際作曲コンクール第3位(2010年)
- ハーレルベーケ国際吹奏楽作曲コンクール第2位[3](2010年)
- ICA国際作曲コンクール第1位(2011年)
- エジディオ・カレッラ国際作曲コンクールB部門(オーケストラ作品対象)第1位(2011年)
- RISUONANZE incontri di nuove musiche(2013年)公募入選
- RISUONANZE incontri di nuove musiche(2014年)公募入選
- 第2回ペンデレツキ国際作曲コンクール入選・聴衆賞[4](2014年)
- 第13回ロムアルド・マレンコ国際作曲コンクール管楽五重奏部門特別佳作[5](2015年)
- 第6回ハーレルベーケ国際吹奏楽作曲コンクール第3位[6](2016年)
- 第14回ロムアルド・マレンコ国際作曲コンクールクラリネットアンサンブル部門第1位[7](2016年)[注釈 1]
- 第15回カジミェシュ・セロツキ国際作曲コンクール第1位[8](2017年)
- 第16回ロムアルド・マレンコ国際作曲コンクール第1位(2018年)
- 第6回グラチナ・バチェヴィチ国際作曲コンクール第1位(ウッチ, 2019年)[9]
- 第7回クー・ド・ヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクールファイナリスト(2021年)
脚注
編集注釈
編集- ^ 相愛大学の紹介と本人作のバイオグラフィでは、原語表記を尊重し、コンペティション、コンクール、コンコルソ、コンテストの表記が混在している。ウィキペディア日本語版では全ての褒賞を、外来語のコンクールに統一した。
出典
編集- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.502
- ^ ブレーン・オンライン・ショップ. “【CD】21世紀の吹奏楽「響宴XIII」新作邦人作品集【2枚組】”. webcache.googleusercontent.com. www.brain-shop.net. 2023年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月24日閲覧。
- ^ “2010”. www.cchetspoor.be. 2019年2月7日閲覧。; サカレス・フォルトが自ら第3位と名乗っており第2位が正しい。
- ^ 外部リンク
- ^ 外部リンク
- ^ 外部リンク
- ^ “Satoshi Ohmae”. www.comune.noviligure.al.it. ALBO D'ORO Concorso Internazionale Romualdo Marenco. 2020年6月28日閲覧。
- ^ 外部リンク
- ^ “グラチナ・バチェヴィチ国際作曲コンクール”. www.amuz.lodz.pl. 2019年9月19日閲覧。