大阪文化祭賞
大阪文化祭賞(おおさかぶんかさいしょう)は、大阪府内で行われた公演を表彰する制度、および賞。芸術文化活動の奨励と普及を図り、大阪府の文化振興の機運を醸成することを目的とする。
概要
編集1963年(昭和38年)に始まった表彰制度で、大阪府内で上演された公演の中から優れた成果をあげた個人、団体に対して「大阪文化祭賞」、「大阪文化祭奨励賞」が贈呈される。主催は2022年(令和4年)現在、大阪市、大阪府、公益財団法人関西・大阪21世紀協会。[1]。 選考対象は3部門に分かれており、第1部門(伝統芸能・邦舞・邦楽)第2部門(現代演劇・大衆芸能)第3部門(洋舞・洋楽)とされている。
選考方法の変遷
編集2013年(平成25年)までは、当年の5月-6月に開催される公演のエントリー制であったが、2014年(平成26年)からは公演時期を通年に変更している[2]。また、2019年(平成28年度表彰分)までは、現在の部門分けによる表彰は行わず一括して審査が行われて最優秀賞1組(人)、優秀賞2組(人)、奨励賞3組(人)前後が決められていた[3]。
主な文化祭賞受賞者
編集令和3年度(2022年3月表彰)
編集- 第1部門 - 上村吉弥「関西・歌舞伎を愛する会 第29回七月大歌舞伎『双蝶々曲輪日記 引窓』」の成果
- 第2部門 - 曽我廼家文童、井上惠美子「松竹新喜劇錦秋公演『お家はんと直どん』」の成果
- 第3部門 - 堺シティオペラ、大阪交響楽団「il Teatro L'alba L'amore "オペラ×オーケストラ"歌劇『トゥーランドット』」の成果
令和2年度(2021年3月表彰)
編集- 第1部門 - 竹本錣太夫「初春文楽公演『傾城反魂香』【土佐将監閑居の段】」の成果
- 第2部門 - 工藤俊作「プロジェクト KUTO-10」の制作活動
- 第3部門 - 堺シティオペラ「第34回定期公演『アイーダ』」の舞台成果
令和元年度(2020年3月表彰)
編集- 第1部門 - 仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居の段 出演者一同「11月文楽公演」の成果
- 第2部門 - 南河内万歳一座「~21世紀様行~唇に聴いてみる」の舞台成果
- 第3部門 - K★バレエスタジオ「33回メモリアルコンサート」の成果
平成30年度(2019年3月表彰)
編集- 第1部門 - 坂東竹三郎 七月大歌舞伎「女殺油地獄」の成果
- 第2部門 - 六代目笑福亭松鶴生誕百年祭実行委員会 「六代目笑福亭松鶴生誕百年祭」企画の成果
- 第3部門 - 尾高忠明指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」の成果
平成29年度(2018年3月表彰)
編集脚注
編集- ^ “報道発表資料 令和3年度「大阪文化祭賞」の受賞者を決定しました”. 大阪府 (2022年3月22日). 2022年7月7日閲覧。
- ^ “大阪文化祭賞 平成26年度受賞者決定”. 公益財団法人関西・大阪21世紀協会 (2014年). 2022年7月7日閲覧。
- ^ “平成28年度大阪文化祭賞 受賞者”. 大阪府府民文化部 (2016年). 2022年7月8日閲覧。