大分市美術館
大分県大分市にある美術館
大分市美術館(おおいたしびじゅつかん)は、大分県大分市にある大分市運営の美術館である。
大分市美術館 OITA ART MUSEUM | |
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施設情報 | |
正式名称 | 大分市美術館 |
専門分野 | 美術 |
事業主体 | 大分県大分市 |
建物設計 | 内井昭蔵建築設計事務所 |
延床面積 | 9,036.48m² |
開館 | 1999年2月17日[1] |
所在地 |
〒870-0832 大分市大字上野865番地 |
位置 | 北緯33度13分24.3秒 東経131度36分7.3秒 / 北緯33.223417度 東経131.602028度座標: 北緯33度13分24.3秒 東経131度36分7.3秒 / 北緯33.223417度 東経131.602028度 |
外部リンク | 大分市美術館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集1999年2月開館。大分市市街地の南側にある上野の森の丘陵地に位置し、近隣の大分県立大分上野丘高等学校、楊志館高等学校等の学校とともに文教地区を形成している。
国の重要文化財を含む田能村竹田を中心とする帆足杏雨、田能村直入などの豊後南画や髙山辰雄、福田平八郎の日本画、洋画の佐藤敬、竹工芸の生野祥雲斎、現代美術では吉村益信や風倉匠、赤瀬川原平、篠原有司男、田中信太郎などのネオ・ダダを含む、大分県、大分市にゆかりのある美術家の作品を中心に収蔵、常設展示している。また、ゴヤ、浜田知明、駒井哲郎、加納光於、ジョセフ・アルバースなどのまとまった版画のコレクションも充実している。写真のコレクションでは、ネオ・ダダ関連の写真をはじめ、秋山庄太郎の写真も多数所蔵している。
企画展示室では年間を通じて国内外のさまざまなタイプの特別展を年間7回程度開催している。屋外には原口典之、青木野枝、剣持和夫、村井進吾といった現代彫刻なども設置しており、散策コースの公園と一体になった芸術的環境を形作っている。 教育普及活動にも力を入れており、子ども講座をはじめとする各種講座を行っている。
施設
編集展示施設
編集- 常設展示室(展示室1~4)
- 企画展示室(企画展示室1~2)
建築概要
編集所蔵文化財
編集重要文化財
編集- 田能村竹田関係資料(帆足家伝来) - 明細は以下に別記。
「田能村竹田関係資料」の明細
田能村竹田関係資料(帆足家伝来)
- 紙本墨画淡彩花卉図 6幅 文化五年六月年記
- 絹本著色四季花鳥図 4幅 文化六年年記
- 絹本著色雁来紅群雀図 1幅 文化十年十月年記
- 絹本著色富士図 1幅 文政二年八月自賛
- 絹本著色白鶴図 2幅 文政五年春自賛
- 紙本墨画月下芦雁図 六曲屏風一隻 文政六年正月年記
- 紙本墨画淡彩梅花書屋図及題詩 2幅 文政七年十二月年記
- 絹本墨画渓荘趁約図 1幅 文政十一年四月自賛
- 絹本著色柳陰捕魚図 1幅 自題
- 紙本墨画淡彩秋景山水図 4面 旧違棚天袋小襖貼付 文政十一年八月十八日年記
- 紙本淡彩暗香疎影図 1幅 天保二年十一月自賛
- 紙本淡彩桃花流水図 1幅 天保三年五月自題
- 紙本淡彩曲渓複嶺図及題詩 2幅 天保三年六月二十五日年記
- 紙本淡彩秋渓間適図 1幅 天保三年七月自賛
- 紙本淡彩盆卉図 1幅 天保四年六月二十五日自題
- 紙本淡彩騎馬武者図 1幅
- 紙本淡彩浄土寺図 1幅 橋本竹下の賛並に天保五年二月晦日自題
- 絹本著色澗道石門図 1幅 天保五年三月下浣年記
- 絹本淡彩漁樵問答図 1幅 天保五年八月自賛
- 紙本墨画淡彩秋渓趁約図 1幅 天保五年八月自賛
- 絹本著色松鶴図 4面 旧違棚地袋小襖貼付
- 紙本淡彩冬籠図 1幅 自賛
- 紙本淡彩君子延年図 1幅
- 五言古詩及填詞 2幅
- 対聯 自筆及雲華筆 2幅
- 書状 1巻 正月十九日 帆足市弥太宛 帆足杏雨の題、花卉図、書状等と合綴
- 出典:平成6年6月28日文部省告示第99号
- 指定履歴:1969年に「暗香疎影図」が単独で重要文化財に指定された。その後1994年に絵画22点、書跡3点を追加指定し、指定名称を「田能村竹田関係資料(帆足家伝来)」と改めた(平成6年6月28日文部省告示第99号)。
- 文化庁サイトの「国指定文化財等データベース」では「四季花鳥図」と「渓荘趁約図」の材質表記を「紙本」とするが、「絹本」が正しい。
「田能村竹田関係資料」の画像(※作品画像は「田能村竹田」の項も参照。)
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花卉図(6幅のうち白梅図)1808年
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四季花鳥図(春)1809年
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雁来紅群雀図 1813年
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暗香疎影図 1831年
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桃花流水図 1832年
所在地
編集大分県大分市大字上野865番地