大五栄養化学
大五栄養化学株式会社(だいごえいようかがく、英文:DAIGO NUTRITIVE CHEMICALS, LTD.)は、かつて存在した日本の製薬会社。武田薬品の100%子会社であった。
会社概要
編集通称は「ダイゴ」。1921年(大正10年)8月、補血滋養強壮剤総合アミノ酸製剤「ポリタミン」の生産・製造・販売を目的として創業。ビタミンC配合滋養強壮内服液「ポリタンC」を初めとした一般用医薬品を中心に、医療用医薬品と食品及び培地の事業内容を行っていた。
事業内容
編集沿革
編集- 1921年(大正10年)8月25日 - 大阪府西成郡千船町大字和田に大五製薬合資会社を設立。アミノ酸製剤「ポリタミンシロップ」の製造を開始。
- 1924年(大正13年)12月 - 社名を大五製薬株式会社に変更。
- 1925年(大正14年) - 株式会社武田長兵衛商店(現・武田薬品工業)と販売契約を締結。
- 1928年(昭和3年)2月 - 大阪府大阪市淀川区野中北に工場を建設し移転。
- 1938年(昭和13年)12月1日 - 社名を武田栄養化学株式会社に変更。
- 1947年(昭和22年)10月 - 社名を大五栄養化学株式会社へ変更。
- 1949年(昭和24年) - 医療用医薬品アミノ酸製剤「ポリタミン注射液」を発売。
- 1960年(昭和35年) - 一般用医薬品滋養強壮内服液「ポリタン内服液」を発売。
- 1966年(昭和41年) - 一般用医薬品ビタミンC配合滋養強壮内服液「ポリタンC」を発売。
- 1971年(昭和46年) - 一般用医薬品ローヤルゼリー・ビタミンC・タウリン配合滋養強壮内服液「ハイポリタンC」、うがい薬「ソルタンS」を発売。
- 1974年(昭和49年) - 静注用脂肪乳剤「イントラファット」を発売。
- 1976年(昭和51年) - 殺菌消毒剤「オスバン」の製造が、武田薬品工業から当社へ移行。
- 1987年(昭和62年)
事業所一覧
編集- 1987年(昭和62年)9月30日終了時点
工場
編集営業所
編集主要製品
編集医療用医薬品
編集- ポリタミン注射液
- メチオポリタミン注
- ESポリタミン注
- ESポリタミン顆粒
- ESポリタミンS1注
- ESポリタミンS2注
- ESポリタミンD注
- ESポリタミンPm注
- グルコポリタミン注
- ポリトニック末
- ポリトニックP
- 皮下用ポリタミン注
- エスタチオン錠
- エスタチオン散
- 注射用エスタチオン
- ニウトリン末
- ニウトリン錠
- デキストランG
- デキストロン注射液
- デキストロンA注
- デキストロンR注
- カロン末
- イスポール注
- イスポールS注
- 3%イスポールK注
- マルトース注「ダイゴ」
- マンゲニン注
- マンゲニンF注
- イスポール注
- ウロキナーゼ注「ダイゴ」
- サプラトールカプセル
- テレコール注
- テレコールカプセル
- トリプタン末
- トリプタン顆粒
- トリプタン錠
- オスバン液「ダイゴ」 - 武田薬品工業から移行。
- オスバン消毒液10% - 日本薬局方塩化ベンザルコニウム液消毒剤(逆性石けん液)「オスバン液「ダイゴ」」を改称。
- オスバン消毒液0.025%
- オスバン消毒液0.05%
- オスバン消毒液0.1%
- イントラファット注
- ソビトール注
- ラーメル注
- ラーメルR注
- ゼノワールカプセル
- 注射用ユークロン
- ユークロン散
- ユークロン錠
- ポリカルチン注
- ポリカルチン顆粒
- ポリカルチン錠
- フィニトール末
- ヌクレトン注
- ロロン末
- コリゲン末
一般用医薬品
編集- ポリタミン錠
- ポリタミンシロップ
- 新ポリタミンD内服液
- セントクリンベビー
- オスバンS(殺菌消毒剤) - 現在は日本製薬へ移行。
- ポリタン胃腸薬
- ポリタン胃腸薬A - 現在は日本製薬へ移行。
- タフナ - 現在は日本製薬へ移行。
- クールベ - 現在は日本製薬へ移行。
- ソルタン(うがい薬)
- ソルタンS(うがい薬)
- ソルタンスプレー
- トコロール錠
- ポリタン内服液
- ポリタンゴールド内服液
- 強力ポリタン内服液 - 現在は日本製薬へ移行。
- ポリタンD内服液
- ポリタンエース内服液
- ポリタンローヤル内服液 - 現在は日本製薬へ移行。
- ポリタンC - 現在は日本製薬へ移行。
- ハイポリタンD内服液
- ハイポリタンC - 現在は日本製薬へ移行。
動物用医薬品
編集- 獣医用オスバン液「ダイゴ」
- ヨブタン
- ロロン
食品
編集- カビサイジン
- アミックス
- アミックスR
その他
編集- 培地「ダイゴ」 - 販売は和光純薬工業が行っている。
- ポリペプトン
CM出演者
編集- 藤岡琢也(ハイポリタンC、ポリタン胃腸薬A)