多ノ郷駅
高知県須崎市妙見町にある四国旅客鉄道の駅
多ノ郷駅(おおのごうえき)は、高知県須崎市妙見町にある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はK17。特急列車は「あしずり」の一部(下りは9・11・13・15号の4本、上りは2・4号の2本)が停車する。
多ノ郷駅 | |
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駅舎(2008年3月) | |
おおのごう Ōnogō | |
◄K16 吾桑 (2.7 km) (0.9 km) 大間 K18► | |
所在地 | 高知県須崎市妙見町 |
駅番号 | ○K17 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■土讃線 |
キロ程 | 166.1 km(多度津起点) |
電報略号 | オコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
442[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1947年(昭和22年)6月1日[2] |
備考 | 無人駅[3] |
概要
編集1942年6月20日に多ノ郷信号場として開設した[4]。1945年9月1日に一度は廃止されたものの、1946年7月10日に再度開設[4]。1947年6月1日には駅に昇格した[4]。須崎の新市街地の最寄りで、2013年3月16日のダイヤ改正で下り夕方、上り朝方にそれぞれ2本ずつ特急が臨時停車するようになり、2020年3月14日現在は下り夕方以降4本、上り朝方2本の計6本の停車となっている。また、2009年3月までは臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」(下り1本)が停車する時期があった。
2014年から毎年9月に開催されている「ご当地キャラまつりin須崎」の会場の最寄駅になるため、開催当日は特急3往復(下りは南風3号まで、上りは12-17時までの間)が臨時停車する。かつては大阪セメント高知工場の専用線が延びており、セメントの原料である石灰石が斗賀野駅から輸送されてきていた。
歴史
編集- 1942年(昭和17年)6月20日:多ノ郷信号場として開設[4]。
- 1945年(昭和20年)9月1日:廃止[4]。
- 1946年(昭和21年)7月10日:再び多ノ郷信号場として開設[4]。
- 1947年(昭和22年)6月1日:駅に昇格し、多ノ郷駅となる[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる[4]。
- 1991年(平成3年)3月16日:土休日は駅員無配置となる[5]。
- 1992年(平成4年)10月1日:JR貨物の駅(貨物の取扱)が廃止[4]。同時に大阪セメント高知工場の専用線が運用終了[4]。
- 2009年(平成21年)3月14日:臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」の設定がなくなる。
- 2010年(平成22年)9月1日:業務委託を廃止し、無人化[3][6]。
- 2013年(平成25年)3月16日:朝夕の通勤通学時に「南風」、「あしずり」上下4本が臨時停車[7]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては駅は1面1線のホームしか存在しなかった。木造駅舎を有する。業務委託駅だったが、2010年9月に無人駅になった。ホーム間は跨線橋で移動する。
配線は従来の単線ホームから副線ホームを増設した1線スルー構造のようだが、信号設備を上下で使い分けているので、下り通過列車は分岐側を通過する。速度制限は下りが60km/h、上りが100km/hである。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■土讃線 | 上り | 高知・土佐山田・高松・岡山方面 |
2 | 下り | 須崎・窪川・中村方面 |
利用状況
編集1日乗降人員推移 [8] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 434 |
2012年 | 440 |
2013年 | 466 |
2014年 | 462 |
2015年 | 492 |
駅周辺
編集バス路線
編集運行事業者 | (路線・)行先 | 備考 |
---|---|---|
多ノ郷駅前 | ||
高知高陵交通 | 梼原 矢井賀 須崎本社営業所 |
|
多ノ郷駅南広場前[10] | ||
須崎市営バス[10] | 文化会館前 中ノ島 |
|
須崎西崎町[注 1] | ||
高知高陵交通[11] | 須崎本社営業所 高岡西芝 |
|
高知西南交通 小田急ハイウェイバス |
しまんとエクスプレス:新宿駅 | 夜行、季節運行 |
高知西南交通 近鉄バス |
しまんとブルーライナー:京都駅 | 夜行 |
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 約580 m、ホテルバンダガ(旧・須崎プリンスホテル)前に設置。
出典
編集- ^ “[opendata-web.site 高知県 駅乗降客数]”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b 「運輸省告示第143号」『官報』1947年5月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「JR四国 29駅を無人化 経費削減、県内は造田など6駅=香川」『読売新聞』読売新聞大阪本社、2010年6月22日、朝刊、33面。
- ^ a b c d e f g h i j 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、669頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR土讃線の3駅土曜・休日は無人化」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1991年3月2日、地方経済面/四国、12面。
- ^ “JR四国 駅業務体制の見直しについて”. 四国旅客鉄道 (2010年6月21日). 2010年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月22日閲覧。
- ^ 平成25年3月ダイヤ改正について Archived 2012年12月24日, at the Wayback Machine. - 2012年12月21日四国旅客鉄道
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月12日閲覧
- ^ ホテルバンダガ-須崎市観光協会ホームページ
- ^ a b “須崎市営バス時刻表(2019.4.1改正)” (PDF). 市営バス|須崎市. 須崎市 (2023年1月23日). 2023年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
- ^ “西崎町” (PDF). とさでん交通. 2023年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。