壱岐・対馬フェリー
壱岐・対馬フェリー株式会社(いき・つしまフェリー)は、福岡県福岡市中央区に本社を置く海運会社。福岡市と長崎県壱岐・対馬を結ぶ航路を運営している。また、旅客・貨物だけではなく同区間の生活物資、各社朝刊、医薬品、危険物輸送事業も行っている。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒810-0071 福岡県福岡市中央区那の津3-46-7 |
本店所在地 |
〒811-5462 長崎県壱岐市芦辺町箱崎大左右触508-6 |
設立 | 1948年5月17日(創業は1907年7月) |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 9290001006645 |
事業内容 |
旅客不定期航路事業 沿海貨物内航運送事業 一般貨物自動車運送事業 第一種貨物利用運送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 松尾 慶太 |
資本金 | 3850万円 |
売上高 | 15億1000万円(2021年3月期) |
決算期 | 3月末 |
外部リンク | https://iki-tsushima.com/ |
概要
編集1907年(明治40年)、創業者の真崎鉄一が、台湾で煉瓦の製造販売を行う会社として創業し、自社で運搬するため、1921年(大正10年)に帆船及び機帆船を購入し海上輸送を開始した。 1940年(昭和15年)には真崎組造船所を設立、1948年(昭和23年)に大川海運として改めて設立され、大川海運物産を経て2006年(平成18年)に現社名に改称された。
航路
編集- 1日1-2往復の運航。
乗船場
編集船舶
編集就航中の船舶
編集- ドック期間等を除き毎日運航される。「フェリー」を名乗り個室・寝台・シャワーなどの客用設備も備えるが、海上運送法における貨物船として運航されている。
- 旅客定員が12名に制限されているため、車両と乗船する旅客が優先され、徒歩乗船の旅客は受け付けない場合もある。
- 1995年(平成7年)就航、1,585総トン、全長98.52m、幅14.50m、出力2,940kW×2、航海速力20.5ノット、旅客定員12名
- 設備:ドライバーベッド・個室・自動販売機・男女別洗面所・サウナ・シャワー・喫煙ルーム・サロン大型TV・対馬海峡に合わせアメリカ製のフィンスタビライザーを装備した。
- みかさ
- 2015年(平成27年)に壱岐対馬シーラインが調達した船舶で、もとは伊是名村営フェリー「ニューいぜな」である。伊是名村では1998年(平成10年)7月20日に就航し、2015年9月7日まで運航された[1]。2016年5月下旬から6月上旬の「フェリーつばさ」のドック期間中に壱岐・対馬フェリーが代船として運航し[2]、同年12月1日より壱岐・対馬フェリーで就航した[3]。
- 2019年に運航ダイヤから外されアイドルグループ・STU48の劇場船「STU48号」に改装されたが、2021年5月23日にSTU48が劇場船での活動を終了した[4]のちに復元され、「みかさ」として再就航している。
- 「ニューいぜな」は旅客定員245名であったが、「フェリーつばさ」と同様、旅客定員は12名に制限され、ベッドルームが新設されている。
- 1998年(平成10年)7月竣工、山中造船建造、671総トン、全長77.80m、幅12.50m、出力2,800kW×2、航海速力19ノット、旅客定員12名
- フェリーみかさ
- 元伊江村営フェリー・初代「ぐすく」。上記「みかさ」がSTU48の劇場船となるため、2018年に壱岐対馬シーラインが調達し当社が用船している。
- 1992年竣工、藤原造船所建造、616総トン、全長66.0m、幅12.80m、出力2,000kw×2、航海速力15.5ノット、旅客定員12名
- あすなろ
- フェリーなぎさ
脚注
編集- ^ さよなら「ニューいぜな」17年の運航に幕 - 沖縄タイムス、2015年9月12日
- ^ フェリーつばさドックのお知らせ - 壱岐・対馬フェリー、2016年5月25日
- ^ 12月1日より みかさ就航 - 壱岐・対馬フェリー、2016年11月30日
- ^ STU48船上劇場「STU48号」が2年で幕 母港・広島港で役目を終える - ORICON NEWS、2021年5月24日
- ^ 船名募集!!! - 壱岐・対馬フェリー、2023年1月13日
- ^ 船名決定致しました!! - 壱岐・対馬フェリー、2023年1月13日
- ^ 2024年1月13日より≪フェリーなぎさ≫福岡⇔対馬運航致します!!! - 壱岐・対馬フェリー、2023年1月13日
- ^ きょらむん、ありがとう 奄美群島で最後の航海 共同組海運 - 南海日日新聞、2023年1月14日