坂口照幸
日本の作詞家 (1957−2022)
坂口 照幸(さかぐち てるゆき、1957年2月1日[1] - 2022年3月5日[2])は、日本の作詞家。主に演歌の作詞を手がけている。
坂口 照幸 | |
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生誕 | 1957年2月1日[1] |
出身地 | 日本・ 長崎県松浦市 鷹島町 |
死没 | 2022年3月5日(65歳没)[2] |
ジャンル | 演歌 |
職業 | 作詞家 |
活動期間 | 1987年 - 2022年 |
略歴・人物
編集中学卒業後、集団就職で名古屋に在住していた際、作詞家のみずの稔から歌謡詞の指導を受ける。その後、30歳を前に本格的に作詞家を目指し上京。作詞家の吉岡治に運転手兼内弟子として師事[1]。
1987年3月21日に大杉美栄子がリリースした「雪つばき」で、作詞家デビューを果たした。
2022年3月5日午後1時36分、肝不全、肝硬変及び脳出血のため東京都内の病院で死去[2][3]。65歳没。 日本音楽著作家連合副理事長として後進の指導に当たっていた。
受賞歴
編集- 平成6年 日本作詞大賞入賞:藤あや子「女泣川」[4]
- 平成7年 日本作詞大賞入賞:島津悦子「酔芙蓉」
- 平成12年 日本レコード大賞入賞:田川寿美「こぼれ月」
- 平成22年 日本作詞大賞入賞:西方裕之「おやじの舟歌」
- 平成22年 日本作詞大賞入賞:小村美貴「おんなみれん節」
主な作詞作品
編集あ行
編集- 葵かを里
- 「夢みなと」「短夜の…」(2005年)
- 渥美二郎
- 「風枕」(1996年)
- 池田輝郎
- 「両家良縁晴々と」「露地裏・酒の川」(2016年)
- 「一世一代」(2019年)
- 「男の峠」「紀州の女」(2020年)
- 「しぐれの酒場」「夢恋酒」(2021年)
- 上杉香緒里
- 「燧灘」「忍ぶ草」(2010年)
- 大杉美栄子
- 「雪つばき」(1987年)※作詞家デビュー作
- 丘みどり
- 「北国、海岸線」「いのちの華」(2010年)
- 小沢亜貴子
- 「夕凪」「吉野静」(1999年)
か行
編集- 北見恭子
- 「大阪のれん」(2004年)
- 「さみしがり」(2009年)
- 「夫婦ちょうちん」(2012年)
- 「桜前線」(2019年)
- 北野まち子
- 「縁つづき」(1993年)
- 「しぐれ海峡」「ほろり酒」(1997年)
- 「港哀歌」「泣きむし海峡」(1999年)
- 「おんな春秋」(2002年)
- 「望郷ひとり旅」「春の花」(2005年)
- 「ひとり北国」「いっぽん桜」(2006年)
- キム・ヨンジャ
- 「雪燃えて」(1991年)
- 「道しるべ」「夢織り」(1994年)
- こおり健太
- 「恋瀬川」(2019年)
- 「冬椿」「初恋夜曲」(2020年)
- 小桜舞子
- 「雨港」「おんな草」(2014年)
- 「しのぶ坂」「もくれんの花」(2015年)
- 「浮世草」「裏町通りゃんせ」(2016年)
- 伍代夏子
- 「京都二年坂」(2008年)
- 小村美貴
- 「おんな通せんぼ」「哀しみのプラットホーム」(2009年)
- 「おんなみれん節」「雪海岸」(2010年)
さ行
編集- 島津亜矢
- 「縁」(2013年)
- 「いのち坂」(2020年)
- 島津悦子
- 「酔芙蓉」(1995年)
- 「夫婦夢あかり」(1996年)
- 「酔月情話」(1996年)
- 「酔花火」(1997年)
- 「逢瀬の花」(2009年)
- 「紅ひと夜」「海岸暮色」(2016年)
- 杉良太郎
- 「冬牡丹」(1994年)
- 「人生なかば 夢なかば」(1998年)
- 「昭和残照」(1999年)
- 「風暦」(2000年)
- 「おもいでの神戸」「酒場物語」(2002年)
- 「夫婦抄」(2015年)
- 瀬川瑛子
- 「夜明けの雨」(1990年)
- 瀬口侑希
- 「朱い鳥」(2020年)
- 「片恋しぐれ」(2021年)
- 千昌夫
- 「酒暦」(1994年)
た行
編集- 平浩二
- 「ともし灯」(1989年)
- 田川寿美
- 「こぼれ月」(2000年)
- 多岐川舞子
- 「天川しぐれ」「夢ごこち」(2012年)
- 天童よしみ
- 「郷愁〜われ立ちて〜」「風挽歌」(1997年)
な行
編集- 永井みゆき
- 「大阪やどり」「夕月の恋」(2006年)
- 「ひとり大阪」「夫婦花あかり」(2012年)
- 永井裕子
- 「哀愁桟橋」(2002年)
- 「しあわせ音頭」(2005年)
- 長保有紀
- 「妻恋坂」(1990年)
- 中村美律子
- 「袖摺坂」(1993年)
- 西方裕之
- 「おやじの舟唄」(2010年)
- 「ぼたん雪」「なさけ雨」(2018年)
- 「散らず花」「北放浪」(2019年)
は行
編集- 服部浩子
- 「とまり木の街」(2003年)
- 半田浩二
- 「夢流れ」「花ごころ」(1995年)
- 福田こうへい
- 「男の残雪」(2021年)
- 藤あや子
- 「女泣川」「さしむかい」(1994年)
- 「かくれ花」(1995年)
- 「紅」「椿坂」(1996年)
ま行
編集- 前川清
- 「夢の隣り」「恋模様」(2015年)
- 牧村三枝子
- 「こぼれ陽」「港うすなさけ」(2005年)
- 松原健之
- 「帰郷」(2008年)
- 三門忠司
- 「流転川」「送春賦」(2002年)
- 「俺の花」「裏町しぐれ」(2003年)
- 「大阪夜雨」「百年坂」(2005年)
- 「男の足跡」(2019年)
- 三丘翔太
- 「星影の里」(2016年)
- 「東京ワルツ」(2017年)
- 水城なつみ
- 「泣いてひとり旅」「夕焼け桟橋」(2013年)
- 水田竜子
- 「霧島の宿」(2015年)
- 「木曽川みれん」「みちのく隠れ郷」(2016年)
- 都はるみ
- 「飛べない鳥へのレクイエム」「未来飛行船」(1991年)
- 「天女伝説」(1992年)
- 「あなたの隣りを歩きたい」(1993年)
- 「海峡の宿」「風文」(1997年)
- 「大原絶唱」「夫婦咲き」(1999年)
- 「氷雪原野」(2000年)
- 「夕陽坂」「不知火恋みれん」(2001年)
- 「晩秋の駅」「ふたりの札幌」(2002年)
- 「抱きしめて」「浮草の花」(2004年)
- 「いつまでも」(2005年)
- 「風雪夫婦花」(2007年)
- 杜このみ
- 「尾道海道」(2017年)
- 「花は苦労の風に咲く」「めぐり雨」(2019年)
- 森進一
- 「夢おんな」(1995年)
- 「八甲田」(2011年)
- 「情炎」(2013年)
- 「私の恋」「風の噂」(2016年)
や行以降
編集- 山口ひろみ
- 「忘れ雨」(2004年)
- 「三陸風みなと」「夕咲きの恋」(2010年)
- 山本あき
- 「春ふたつ」「しのぶ酒」(2013年)
- 山本譲二
- 「長門峡」(2012年)
- 若山かずさ
- 「みれん恋唄」「水暦」「花つづり」(1998年)
- 「花桔梗」「哀恋歌」(2002年)
- 和田青児
- 「男の懺悔」(2015年)
脚注
編集出典
編集- ^ a b c 月刊シンガープロ9月号2014年 今月のこの人 坂口照幸 さかぐち てるゆき 作詞家より
- ^ a b c INC, 産経デジタル (2022年3月10日). “作詞家・坂口照幸さん死去 藤あや子「女泣川」森進一「八甲田」など”. サンケイスポーツ. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “5日に肝不全で死去した作詞家・坂口照幸さん 最愛の妻が偲ぶ「安らかな最期でした」”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2022年3月11日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “今月のこの人 作詞家”. Singerpro (2014年9月12日). 2022年3月13日閲覧。