土居通博
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土居 通博(どい みちひろ、1868年5月16日(慶応4年4月24日) - 1939年(昭和14年)12月8日)は、岡山県出身の政治家、実業家。貴族院多額納税者議員[1]。
経歴
編集1897年(明治30年)、土居銀行の創立に関わり、勝間田銀行、久世銀行、武藤銀行、備前加茂銀行等を合併させて、作備銀行を設立。その後、津山銀行を加えて1924年(大正13年)に山陽銀行を設立し、頭取に就任。以降も、阿哲銀行、足守銀行、鞆銀行、丸亀銀行、倉敷大橋銀行など県内外の銀行を合併吸収。1930年(昭和5年)には、第一合同銀行と合併し、中国銀行創立に関与。
一方、政治活動では、1906年(明治39年)に岡山県多額納税者として補欠選挙で貴族院議員に互選され、同年12月13日から[2]1915年(大正4年)7月24日まで在任した[3]。
次女の直は、広島銀行の前身である備後銀行頭取などを務めた広島県上下町(府中市)の岡田胖十郎の長男、岡田實麿と結婚。岡田實麿は、新渡戸稲造に頼まれ、旧制第一高等学校(現在の東京大学)教授を務める。また岡田直、岡田實麿は、霊南坂協会(れいなんざかきょうかい:東京都港区赤坂)の長老を長年務める。
親族
編集⚫︎長男:英治(妻は龍野銀行取締役 堀眞一妹 つや、つやの義弟は衆議院議員 鎌田三郎兵衛長男強三)
⚫︎二男: 文治 (養父は嘉納財閥 本嘉納家8代目当主嘉納治郎右衛門 (八代目))
⚫︎次女:直 (夫は第一高等学校 (旧制) 教授岡田實麿 )
脚注
編集参考文献
編集- 『現代日本人名選』大阪每日新聞社、1935年。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。