土井正男
研究者
来歴
編集愛知県田原町(現在の田原市)出身[2]。専門はソフトマター物理学、レオロジー、計算機材料設計など。北京航空航天大学教授[3]。名古屋大学・東京大学名誉教授。元日本学術会議連携会員[4]。中華人民共和国国務院千人計画に参加[5]。
略歴
編集- 1966年3月 - 愛知県立時習館高等学校卒業[2]
- 1970年3月 - 東京大学工学部物理工学科卒業[1][2]
- 1973年3月 - 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了[1]
- 1974年3月 - 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程中退
- 1974年4月 - 東京都立大学 (1949-2011)理学部物理学科助手[2]
- 1976年10月 - 1978年9月 インペリアル・カレッジ・ロンドン、ケンブリッジ大学客員研究員[2]
- 1976年10月 - 東京大学に博士論文「高分子系における分子間からみ合い効果の理論」を提出し工学博士の学位を取得
- 1978年10月 - 東京都立大学 (1949-2011)理学部物理学科助教授
- 1984年5月 - 1985年2月 日本学術振興会海外派遣研究員としてケンブリッジ大学へ留学
- 1989年8月 - 名古屋大学工学部応用物理学科教授
- 1997年4月 - 名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻教授、後に名誉教授の称号を得る
- 1998年8月 - 「高機能材料設計プラットフォームの開発」プロジェクトリーダ
- 2004年4月 - 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授
- 2012年3月 - 東京大学を定年退職し名誉教授の称号を得る
- 2012年4月 - 豊田理化学研究所フェロー
- 2013年4月 - 北京航空航天大学外国人教授
主な受賞歴
編集- 1982年5月 - 高分子学会賞 “高分子濃厚系の粘弾性の分子論”
- 1983年5月 - 日本レオロジー学会有功賞 “非線形レオロジーにおけるからみ合い効果”
- 1988年11月 - 日本IBM科学賞 “高分子液体の粘弾性のレプテーション理論”[1]
- 1999年2月 - ベルギー・ルーヴァン・カトリック大学 名誉博士
- 2001年3月 - アメリカ物理学会 APS Polymer Physics Prize (Ford prize)
- 2001年10月 - アメリカレオロジー学会 ビンガム・メダル
- 2003年5月 - 日本レオロジー学会 学会賞
- 2005年1月 - イギリス物理学会 名誉会員 Honorary Fellow of Institute of Physics
- 2010年4月 - 紫綬褒章[6]
- 2021年4月 - 瑞宝中綬章[7][8]
出典
編集- ^ a b c d “日本IBM科学賞 歴代受賞者一覧”. 日本IBM. 2012年1月31日閲覧。
- ^ a b c d e “履歴”. 土井研究室. 2012年1月31日閲覧。
- ^ “物理科学与核能工程学院-北京航空航天大学国际交叉学院”. iri.buaa.edu.cn. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “第22期日本学術会議連携会員名簿”. 日本学術会議. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “中国「千人計画」で日本の技術が盗まれる 参加の東大名誉教授が告白「中国は楽園」”. デイリー新潮. 2024年11月30日閲覧。
- ^ “紫綬褒章の受章者”. 共同通信社. 47NEWS. (2010年4月28日). オリジナルの2013年5月16日時点におけるアーカイブ。 2013年1月27日閲覧。
- ^ 『官報』号外第99号、令和3年4月30日
- ^ “令和3年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 15 (2021年4月). 2023年2月16日閲覧。