アメリカ物理学会
1899年に設立された、世界で2番目に大きな物理学の学会
アメリカ物理学会(アメリカぶつりがっかい、英語:American Physical Society、略称:APS)は、世界で2番目に大きな物理学者の学会(1位はドイツ物理学会)。1899年設立。毎年20回以上の会合を開催し、5万人以上のメンバーが所属しており、物理学に関する知識の向上と普及を使命としている[1]。
略称 | APS |
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設立 | 1899年5月20日 |
種類 | 科学 |
所在地 | |
会員数 | 50,000 |
ウェブサイト | http://www.aps.org/ |
米国物理学協会(American Institute of Physics、略称:AIP)のメンバーとなっている団体であり、会員には毎月、学会誌の代わりに米国物理学協会が発行している "Physics Today" を配布している。なお、その記事の一部は日本では丸善の月刊科学雑誌『パリティ』に翻訳されて掲載されている。
日本物理学会とは提携関係にあり、会員は日本物理学会で発表できる。
顕彰
編集- アーヴィング・ラングミュア賞 - 1931年創設。アメリカ化学会と共催。
- オリバー・E・バックリー凝縮系賞 - 1953年創設。
- ハイネマン賞数理物理学部門 - 1959年創設。米国物理学協会と共催。
- トム・W・ボナー原子核物理学賞 - 1964年創設。
- ジェームス・C・マックグラディ新材料賞 - 1975年創設。
- マックス・デルブリュック賞 - 1982年創設。
- J・J・サクライ賞 - 1985年創設。
- ロバート・R・ウィルソン賞 - 1987年創設。
- パノフスキー賞 - 1988年創設。
- リリエンフェルト賞 - 1989年創設。
- アーサー・L・ショーロー賞 - 1991年創設。
- ラルス・オンサーガー賞 - 1995年創設。
- ハンス・ベーテ賞 - 1998年創設。
- アインシュタイン賞 - 2003年創設。
出版物
編集"Physical Review"、"Physical Review Letters" など数多くの学術雑誌を出版している。
- Physical Review A - 原子物理学、分子物理学、光学
- Physical Review B - 物性物理学
- Physical Review C - 原子核物理学
- Physical Review D - 素粒子物理学、重力場、宇宙空間物理学
- Physical Review E - 統計力学、非線形物理学、ソフトマター物理学
- Physical Review Focus - 各誌の要約
- Physical Review Letters - 速報
- Physical Review Special Topics Accelerators and Beams - 加速器、粒子線
- Physical Review Special Topics Physics Education Research - 物理教育
- Reviews of Modern Physics - 各分野の総説
会長を務めた物理学者
編集
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