和田浦駅

千葉県南房総市和田町仁我浦にある東日本旅客鉄道の駅

和田浦駅(わだうらえき)は、千葉県南房総市和田町仁我浦(にがうら)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)内房線である。関東の駅百選に選定されている。

和田浦駅
駅舎(2007年4月)
わだうら
Wadaura
南三原 (4.6 km)
(4.6 km) 江見
地図
所在地 千葉県南房総市和田町仁我浦178
北緯35度2分30.7秒 東経140度1分10.4秒 / 北緯35.041861度 東経140.019556度 / 35.041861; 140.019556座標: 北緯35度2分30.7秒 東経140度1分10.4秒 / 北緯35.041861度 東経140.019556度 / 35.041861; 140.019556
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 内房線
キロ程 106.8 km(蘇我起点)
千葉から君津経由で110.6 km
電報略号 ワラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
94人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1922年大正11年)12月20日[1]
備考 無人駅乗車駅証明書発行機 有)
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概要

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蘇我駅 - 当駅間の営業キロは、内房線周り(木更津館山経由)で106.8 km、外房線周り(茂原安房鴨川経由)で102.1 kmであり、内房外房線の外周のほぼ中間に当たる。よって、蘇我駅以遠(外房線本千葉駅、及び京葉線千葉みなと駅方面)と当駅 - 安房鴨川間内房線各駅は後者の外房線経由の方が近いことになる。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は山側にあり、くじらの形をした新駅舎が1995年にできた[4]。また、下りホームには待合室がある。

木更津統括センター(館山駅)管理の無人駅で、乗車駅証明書発行機が設置されている。Suicaチャージ機、自動券売機は設置されていない。トイレは、男女別の水洗式

2010年平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送(路線上は内房線であるが外房線CTCの管轄)が導入された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 内房線 上り 館山木更津千葉方面
2 下り 安房鴨川茂原・千葉方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 1984年昭和59年)まで海側に0番線が存在した。1982年(昭和57年)まで急行電車の夜間留置に使用されていた。
  • ホームは10両編成までに対応する。

利用状況

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2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員94人である。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 242 [* 1]
1991年(平成03年) 186 [* 2]
1992年(平成04年) 195 [* 3]
1993年(平成05年) 253 [* 4]
1994年(平成06年) 256 [* 5]
1995年(平成07年) 238 [* 6]
1996年(平成08年) 220 [* 7]
1997年(平成09年) 196 [* 8]
1998年(平成10年) 181 [* 9]
1999年(平成11年) 179 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]180 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]171 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]165 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]154 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]152 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]141 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]130 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]131 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]125 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]118 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]106 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]96 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]90 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]96 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]91 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]94 [* 26]

駅周辺

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駅前にはロータリーはあるが、バス停は設置されていない。また、道の駅和田浦WA・O!が近隣に位置し、館山方面1番線ホームより間近に見ることが出来る。但し、道の駅WA・O!には、駅前の道を館山方面へ南下し、内房線南一号踏切を渡った後、国道128号を北上するため、駅より徒歩で約7分かかる。駅周辺は市街地となっており、中小商店、宿泊施設などが点在する。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
内房線
南三原駅 - 和田浦駅 - 江見駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、14-15頁。 
  2. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、620頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ “「通報」中央本線梁川駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年2月27日) 
  4. ^ a b c “鯨イメージの外観 JR千葉支社 和田浦駅の合築駅舎竣工”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年12月21日) 
  5. ^ a b (監修)「鉄道の日」関東実行委員会『駅の旅物語 関東の駅百選』(初版)人文社、2000年10月14日、174-175,229頁。ISBN 4795912807 
  6. ^ a b Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190503211623/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2019年7月30日閲覧 
  7. ^ a b 広報みなみぼうそうお知らせ版平成29年3月号 > 和田浦駅の乗車券販売業務を終了します” (PDF). 南房総市. p. 1 (2017年2月23日). 2020年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月15日閲覧。
  8. ^ a b “和田浦駅が無人へ JR東日本 市との委託契約終了で4月から”. 房日新聞. (2017年3月1日). オリジナルの2019年3月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190301140947/http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=11459 2020年10月26日閲覧。 
  9. ^ 館山駅「くじら弁当」(1,000円)~南房総の食文化を守る駅弁!【ライター望月の駅弁膝栗毛】”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. ニッポン放送 (2020年4月13日). 2021年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月12日閲覧。

利用状況

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JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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