味美駅 (名鉄)
愛知県春日井市にある名古屋鉄道の駅
味美駅(あじよしえき)は、愛知県春日井市西本町にある名鉄小牧線の駅である。駅番号はKM11。
味美駅 | |
---|---|
小牧方面駅舎(2021年4月) | |
あじよし AJIYOSHI | |
◄KM12 味鋺 (1.4 km) (1.7 km) 春日井 KM10► | |
所在地 | 愛知県春日井市西本町一丁目16-1 |
駅番号 | KM 11 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 小牧線 |
キロ程 |
3.7 km(上飯田起点) 平安通から4.5 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
4,150人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)2月11日 |
備考 | 無人駅(駅集中管理システム導入駅) |
歴史
編集- 1931年(昭和6年)2月11日 - 開業。同年中に初代駅舎完成[1]。
- 1980年(昭和55年)
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2020年(令和2年)6月27日 - 3代目駅舎を方面別に新設[3]。島式ホームと跨線橋の使用を停止し、2面2線の相対式ホームに変更[3]。
-
2代目駅舎
-
改札口
-
ホーム
駅構造
編集相対式ホーム2面2線の地上駅で、改札口は各ホームの犬山寄りの先端にあり、自動券売機(継続manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、支払方法は現金に限られる)と自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)を設置している。なお、改札内に互いのホームを行き来できる通路がないので、入口ののりば案内を確認してから改札口を通る必要がある。
2020年(令和2年)6月26日までは、改札口が西側にのみあり、駅入口から階段を登った高い位置にあった。駅舎とホームは跨線橋で繋がれ、トイレは改札内の駅舎内にあり、エレベーターは設置されていなかった。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | KM 小牧線 | 下り | 小牧・犬山方面[4] |
2 | 上り | 平安通ゆき[4] |
春日井駅方に渡り線があり、通常は使用しないが2番線から小牧方面へ折り返し発車が可能な配線となっている。
-
上飯田方面駅舎
-
改札口
(小牧方面) -
ホーム
-
渡り線
-
駅名標
配線図
編集← 上飯田・ 平安通方面 |
|
→ 小牧・ 犬山方面 |
||||||||||||||||
凡例 出典:[5] |
← 上飯田・ 平安通方面 |
|
→ 小牧・ 犬山方面 |
||||||||||||||||||
凡例 出典:[6] |
利用状況
編集現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年(平成25年)度当時の1日平均乗降人員は4,255人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中102位、小牧線(14駅)中4位であった[7]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年(平成4年)度当時の1日平均乗降人員は2,327人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中160位、小牧線(14駅)中8位であった[8]。
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『小牧市統計年鑑』各号等によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
年 | 乗車人員 | 乗降人員 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
総数 | 定期 | |||
1949(昭和24)年度 | *855 | *1767 | 期間は1949年5月 - 1950年4月末[9] | |
1950(昭和25)年度 | *696 | *1510 | 期間は1949年11月 - 1950年10月末[10] | |
1951(昭和26)年度 | *803 | *1746 | [11] | |
1952(昭和27)年度 | 674 | 1352 | [12] | |
1953(昭和28)年度 | 756 | 1508 | [13] | |
1954(昭和29)年度 | 852 | 1707 | [14] | |
1955(昭和30)年度 | 717 | 1428 | [15] | |
1956(昭和31)年度 | 679 | 1356 | [16] | |
1957(昭和32)年度 | 679 | 1358 | [17] | |
1958(昭和33)年度 | ||||
1959(昭和34)年度 | ||||
1960(昭和35)年度 | ||||
1961(昭和36)年度 | ||||
1962(昭和37)年度 | ||||
1963(昭和38)年度 | ||||
1964(昭和39)年度 | ||||
1965(昭和40)年度 | ||||
1966(昭和41)年度 | ||||
1967(昭和42)年度 | ||||
1968(昭和43)年度 | ||||
1969(昭和44)年度 | ||||
1970(昭和45)年度 | ||||
1971(昭和46)年度 | ||||
1972(昭和47)年度 | ||||
1973(昭和48)年度 | ||||
1974(昭和49)年度 | ||||
1975(昭和50)年度 | ||||
1976(昭和51)年度 | ||||
1977(昭和52)年度 | ||||
1978(昭和53)年度 | 1634 | 1056 | [18] | |
1979(昭和54)年度 | 1541 | 977 | [19] | |
1980(昭和55)年度 | 1585 | 1008 | [20] | |
1981(昭和56)年度 | 1592 | 1062 | [21] | |
1982(昭和57)年度 | 1575 | 1053 | [22] | |
1983(昭和58)年度 | 1466 | 966 | [23] | |
1984(昭和59)年度 | 1416 | 916 | [24] | |
1985(昭和60)年度 | 1458 | 922 | [25] | |
1986(昭和61)年度 | 1379 | 853 | [26] | |
1987(昭和62)年度 | 1306 | 797 | [27] | |
1988(昭和63)年度 | 1236 | 742 | 2455 | [28] |
1989(平成元)年度 | 1188 | 703 | 2357 | [29] |
1990(平成 | 2)年度1166 | 705 | 2313 | [30] |
1991(平成 | 3)年度1190 | 716 | 2361 | [31] |
1992(平成 | 4)年度1172 | 701 | 2327 | [32] |
1993(平成 | 5)年度1127 | 673 | 2241 | [33] |
1994(平成 | 6)年度1064 | 628 | 2116 | [34] |
1995(平成 | 7)年度1085 | 632 | 2160 | [35] |
1996(平成 | 8)年度1084 | 620 | 2160 | [36] |
1997(平成 | 9)年度1002 | 564 | 1997 | [37] |
1998(平成10)年度 | 903 | 530 | 1794 | [38] |
1999(平成11)年度 | 796 | 459 | 1581 | [39] |
2000(平成12)年度 | 766 | 447 | 1524 | [40] |
2001(平成13)年度 | 750 | 434 | 1494 | [41] |
2002(平成14)年度 | 751 | 418 | 1493 | [42]2003年3月27日地下鉄上飯田線開業 |
2003(平成15)年度 | 1164 | 548 | 2335 | [43] |
2004(平成16)年度 | 1439 | 737 | 2864 | [44] |
2005(平成17)年度 | 1649 | 961 | 3277 | [45] |
2006(平成18)年度 | 1785 | 1072 | 3552 | [46] |
2007(平成19)年度 | 1876 | 1157 | 3734 | [47] |
2008(平成20)年度 | 1925 | 1192 | 3831 | [48] |
2009(平成21)年度 | 1924 | 1240 | 3830 | [49] |
2010(平成22)年度 | 1935 | 1260 | 3855 | [50] |
2011(平成23)年度 | 1980 | 1331 | 3941 | [51] |
2012(平成24)年度 | 2035 | 1521 | 4054 | [52] |
2013(平成25)年度 | 2138 | 1473 | 4255 | [53] |
2014(平成26)年度 | 2183 | 1521 | 4341 | [54] |
2015(平成27)年度 | 2309 | 1625 | 4590 | [55] |
2016(平成28)年度 | 2396 | 1708 | 4773 | [56] |
2017(平成29)年度 | 2460 | 1767 | 4894 | [57] |
2018(平成30)年度 | 2499 | 1798 | 4966 | [58] |
2019(令和元)年度 | 2523 | 1829 | 5020 | [59] |
2020(令和 | 2)年度2079 | 1586 | 4150 | [60] |
2021(令和 | 3)年度4319 | [61] |
* 千人単位からの概算値
味鋺駅とともに、2003年(平成15年)の上飯田連絡線(名古屋市営地下鉄上飯田線)開業後は開業前と比べて利用者が急激に増加した。
駅周辺
編集- 春日井市立知多中学校
- 春日井市立味美中学校
- 春日井市立味美小学校
- 味美駅前郵便局
- JR東海交通事業城北線 味美駅 - 700m程度。
- 県営名古屋空港(小牧空港) - 空港ターミナルビルまで約3.6 km。
- ヤマナカ味美店(旧ザ・チャレンジハウス味美)
- 愛知県道102号名古屋犬山線(木曽街道)
- 愛知県道59号名古屋中環状線
- 味美線(春日井市の市道の通称名)
- 三十三銀行春日井支店
- 東春信用金庫 味美支店
- 春日井警察署味美交番
バス
編集駅前にかすがいシティバスの味美駅前バス停がある他、駅南方の味美ふれあいセンター付近に県営名古屋空港方面の味美バス停、駅西方徒歩10分の所には名古屋市営バスの如意住宅バス停がある。
- かすがいシティバス(味美駅前バス停)
- 西環状線 - 春日井市西部を巡回する路線。
- あおい交通(味美バス停)
- 名古屋空港直行バス
- 県営名古屋空港経由あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)行き
- 勝川駅行き
- 名古屋空港直行バス
- 名古屋市営バス(如意住宅バス停)
名古屋市営地下鉄上飯田線開業前は味美駅前バス停から名鉄バスセンター(新名古屋駅)までの名鉄バス名犬線の区間便が頻発しており、当駅前には乗り入れない本線格の名犬線・下末線・豊場線などと共に名古屋市内への連絡の一角を担っていた。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b 岸義則「トピック・フォト(中部)」『鉄道ピクトリアル』第378巻、鉄道図書刊行会、1980年8月、85頁。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1046頁。
- ^ a b “名鉄味美駅の新改札、27日から供用開始 自転車・バイク駐車場も新設”. 中日新聞. (2020年6月26日). オリジナルの2021年4月7日時点におけるアーカイブ。 2021年4月7日閲覧。
- ^ a b “味美(KM11)(あじよし) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 豊科穂(作図)「名古屋鉄道 線路配線略図」『鉄道ダイヤ情報』通巻第438号 2020年11月 別冊付録「名鉄車両ハンドブック」、22頁、交通新聞社、2020年
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 発行年:2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 『愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和27年刊行』、愛知県、1952年、333頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和28年刊行』、愛知県、1953年、317頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和29年刊行』、愛知県、1954年、336頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和30年刊行』、愛知県、1955年、312頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和31年刊行』、愛知県、1956年、309頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和32年刊行』、愛知県、1957年、326頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和33年刊行』、愛知県、1958年、341頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和34年刊行』、愛知県、1959年、836頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』、愛知県、1980年、223頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、229頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、241頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、225頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、225頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、243頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、237頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、225頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、225頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、227頁
- ^ 小牧市総務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成元年版 第24回、1990年、60-61頁
- ^ 小牧市総務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成2年版 第25回、1990年、54-55頁
- ^ 小牧市総務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成3年版 第26回、1991年、54-55頁
- ^ 小牧市総務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成4年版 第27回、1992年、54-55頁
- ^ 小牧市総務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成5年版 第28回、1993年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成6年版 第29回、1994年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成7年版 第30回、1995年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成8年版 第31回、1996年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成9年版 第32回、1997年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成10年版 第33回、1998年、56-57頁
- ^ 小牧市企画財務部企画課(編)『小牧市統計年鑑 平成11年版 第34回、1999年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報管理課(編)『小牧市統計年鑑 平成12年版 第35回、2000年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成13年版 第36回、2001年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成14年版 第37回、2002年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成15年版 第38回、2003年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成16年版 第39回、2004年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成17年版 第40回、2005年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成18年版 第41回、2006年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成19年版 第42回、2007年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成20年版 第43回、2008年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成21年版 第44回、2009年、56-57頁
- ^ 小牧市企画部情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成22年版 第45回、2010年、56-57頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成23年版 第46回、2011年、54-55頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成24年版 第47回、2012年、52-53頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成25年版 第48回、2013年、50-51頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成26年版 第49回、2014年、48-49頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成27年版 第50回、2015年、48-49頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成28年版 第51回、2016年、48-49頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成29年版 第52回、2018年、48-49頁
- ^ 小牧市情報システム課(編)『小牧市統計年鑑 平成30年版 第53回、2019年、46-47頁
- ^ 小牧市総務課(編)『小牧市統計年鑑 令和元年版 第54回、2020年、46-47頁
- ^ 小牧市総務課(編)『小牧市統計年鑑 令和2年版 第55回、2021年、46-47頁
- ^ 小牧市総務課(編)『小牧市統計年鑑 令和3年版 第56回、2022年、46-47頁
- ^ “令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2022年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 味美駅 - 名古屋鉄道