君は僕のもの
『君は僕のもの』(原題:Every Breath You Take)は2021年に公開されたアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はヴォーン・スタイン、主演はケイシー・アフレックが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Netflixでの配信が行われている[3]。
君は僕のもの | |
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Every Breath You Take | |
監督 | ヴォーン・スタイン |
脚本 | デヴィッド・マーレイ |
製作 |
フランク・バックス ヴェロニカ・フェレ モーガン・エメリー ジャン=チャールズ・レヴィ リチャード・バートン・ルイス |
製作総指揮 |
ケイシー・アフレック タンナズ・アニシ ミッチ・ブダン リチャード・ゴールドバーグ ジェイミー・ゲーリング ジュリアン・グロス ピーター・ジャロウェイ ジム・コールバーグ ガブリエル・ジェロウ ケヴィン・リーソン ジョン・レヴィン ロバート・ウィリアムズ シルヴィオ・ムラリア ルーク・パーカー・ボウルズ グレッグ・シェンズ ランディ・トール スティーヴン・トール ニール・シュロフ ショーン・ウィリアムソン |
出演者 |
ケイシー・アフレック サム・クラフリン ヴェロニカ・フェレ ミシェル・モナハン |
音楽 | マーロン・エスピーノ |
撮影 | マイケル・メリマン |
編集 | ローラ・ジェニングス |
製作会社 |
コンストラクション・フィルム 13フィルムズ サウスポー・エンターテインメント ストーリー・マイニング&サプライ・カンパニー トリニティ・メディア・ファイナンシング |
配給 | ヴァーティカル・エンターテインメント |
公開 |
2021年4月2日 劇場未公開 |
上映時間 | 105分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $294,303[2] |
あらすじ
編集精神科医のフィリップは妻(グレース)や娘(ルーシー)と一緒に暮らしていたが、不慮の事故で息子を亡くしてからというもの、かつての団欒は跡形もなかった。そんなある日、フィリップの下に患者の1人(ダフネ)が自殺したとの一報が飛び込んできた。治療が順調に進んでいるという自信があっただけに、この一件はフィリップにとって大きなショックであった。ほどなくして、ダフネの兄、ジェームズがフィリップの自宅を訪ねてきた。フィリップが突然の訪問に困惑する一方、ジェームズを不憫に思ったグレースは彼を夕食の席に招いた。
それからというもの、ジェームズは何かとグレースやルーシーに会いに来るようになった。フィリップはそんなジェームズに薄ら寒いものを感じていたが、その予感は最悪な形で的中してしまうのだった。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替。
- フィリップ:ケイシー・アフレック(内田夕夜)
- ジェームズ:サム・クラフリン(田村真)
- ヴァネッサ・ファニング博士:ヴェロニカ・フェレ(高島雅羅)
- グレース:ミシェル・モナハン(渡辺明乃)
- ダフネ:エミリー・アリン・リンド(三木美)
- ルーシー:インディア・アイズリー(潘めぐみ)
- トス博士:ヒロ・カナガワ(浅科准平)
- スチュアート・ファニング:ヴィンセント・ゲイル(堀総士郎)
- リリー・ファニング:リリー・クラッグ(櫻庭有紗)
- エヴァン:ブレンダン・サンダーランド(角倉英里子)
- 男性看護師:キーオン・クラーク(赤坂柾之)
- 警部:ダニエル・ベーコン(田島章寛)
- 女性患者1:ニッキー・シュトイデル(井上明子)
- 女性患者2:ソヘイラ・ヴァタンドースト(塙英子)
- 男性患者:クリストファー・ローガン(石黒史剛)
日本語吹替スタッフ 翻訳:五十嵐薫、演出:羽田野千賀子、録音助手:木村結香、録音・調整:榎本愼一
製作
編集2012年6月22日、新作映画『You Belong to Me』の監督にロブ・ライナーが起用されたとの報道があった[4]。10月31日、ハリソン・フォードとザック・エフロンの起用が発表されたが[5]、それ以降パタリと続報が途絶えた。
2019年10月31日、企画が再始動することになり、ケイシー・アフレック、サム・クラフリン、ミシェル・モナハン、ヴェロニカ・フェレの出演が決まると共に、クリスティン・ジェフズが監督に起用されたと報じられた。その際、本作のタイトルは『You Belong to Me』から『Every Breath You Take』に変更された[6]。12月10日、降板することになったジェフズの後任として、ヴォーン・スタインが本作の監督を務めることになった[7]。同月、本作の主要撮影がカナダのバンクーバーで始まった[8]。
公開・マーケティング
編集2021年3月8日、ヴァーティカル・エンターテインメントが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。13日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。
評価
編集本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには31件のレビューがあり、批評家支持率は19%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「Aクラスの才能を揃えたにも拘わらず、『君は僕のもの』はありふれたサイコスリラー映画になってしまった。」となっている[11]。また、Metacriticには7件のレビューがあり、加重平均値は32/100となっている[12]。
出典
編集- ^ “君は僕のもの”. 映画.com. 2024年3月23日閲覧。
- ^ “Every Breath You Take (2021)”. The Numbers. 2024年3月24日閲覧。
- ^ “君は僕のもの”. Netflix. 2024年3月23日閲覧。
- ^ “Rob Reiner to Direct Thriller ‘You Belong to Me’ (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2012年6月22日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Harrison Ford, Zac Efron Circling ‘You Belong To Me’ (Exclusive)”. The Wrap (2012年10月31日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Casey Affleck, Michelle Monaghan & Sam Claflin Board 13 Films’ Thriller ‘Every Breath You Take’ – AFM”. Deadline.com (2019年10月31日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “‘Terminal’ Director Boards Psychological Thriller ‘Every Breath You Take’ (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年12月10日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Filming in Vancouver: Henry Golding, Casey Affleck, Michelle Monaghan, Iko Uwais, and more”. Inside Vancouver (2019年12月2日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Casey Affleck Thriller ‘Every Breath You Take’ Lands At Vertical For April U.S. Bow”. Deadline.com (2021年3月8日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Every Breath You Take Official Trailer (HD) Vertical Entertainment”. YouTube (2021年3月13日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “Every Breath You Take”. Rotten Tomatoes. 2021年6月3日閲覧。
- ^ “Every Breath You Take (2021)”. Metacritic. 2021年6月3日閲覧。