ケイシー・アフレック
ケイシー・アフレック(Casey Affleck, 1975年8月12日 - )は、アメリカ合衆国の俳優。2016年公開の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー主演男優賞を受賞した。
ケイシー・アフレック Casey Affleck | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2016年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Caleb Casey Affleck-Boldt | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1975年8月12日(49歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ファルマス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | サマー・フェニックス (2006年 - 2016年) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
著名な家族 | ベン・アフレック(兄) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
出演 『誘う女』 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』 『200本のたばこ』 『オーシャンズ』シリーズ 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』 『ペントハウス』 『セインツ -約束の果て-』 『ファーナス/訣別の朝』 『インターステラー』 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』 『さらば愛しきアウトロー』 監督 『容疑者、ホアキン・フェニックス』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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生い立ち
編集マサチューセッツ州ファルマスにて、カレブ・ケイシー・アフレック=ボルト(Caleb Casey Affleck-Boldt)として生まれる。父親のティモシーはソーシャルワーカー、母親のクリス・アン(旧姓ボルト)は小学校の教師。兄も俳優・映画監督のベン・アフレック。
ジョージ・ワシントン大学とコロンビア大学で物理学、天文学、西洋哲学等を学んだ[1]。
キャリア
編集12歳でテレビに出演するようになるが、その後、学業に専念するために俳優業からしばらく離れた。
1995年公開の『誘う女』で映画デビュー。『チェイシング・エイミー』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』、『200本のたばこ』では兄と共演している。2001年から始まった『オーシャンズ』シリーズでは運転を担当するマロイ兄弟の兄バージル役で出演。
2007年公開のブラッド・ピットと共演した『ジェシー・ジェームズの暗殺』でロバート・フォードを演じ、ナショナル・ボード・オブ・レビューや全米映画批評家協会賞などを受賞。アカデミー助演男優賞にもノミネートされた。
2017年2月26日開催の第89回アカデミー賞において、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で演じたリー・チャンドラーを高く評価され、主演男優賞を受賞した[2]。なお、ケイシーはこの役で多数の映画賞を受賞した。
2018年1月25日、映画芸術科学アカデミーは、ケイシー・アフレックの過去の性的暴行疑惑が問題になったため[3]、2018年のアカデミー賞主演女優賞のプレゼンテイター役(慣例として前年の主演男優賞受賞者がおこなうことになっている)を彼自身が辞退した、と公表した。
私生活
編集2006年6月3日に長年の恋人である女優のサマー・フェニックスと結婚。二人の間には2004年5月31日生まれの長男(インディアナ・オーガスト)と2007年11月生まれの次男(アティキャス)をもうけた[4] が、2016年に離婚[5]。
主な出演作品
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1990 | レモン色の空 The Kennedys of Massachusetts |
ロバート (12歳 - 15歳) | テレビ映画 | |
1995 | 誘う女 To Die For |
ラッセル・ハインズ | 松野太紀 | |
1996 | レース・ザ・サン Race the Sun |
ダニエル・ウェブスター | ||
1997 | チェイシング・エイミー Chasing Amy |
リトル・キッド | ||
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち Good Will Hunting |
モーガン・オマリー | 高木渉 | ||
1998 | ウェルカム・バクスター Desert Blue |
ピート・ケプラー | ||
1999 | 200本のたばこ 200 Cigarettes |
トム | 石田彰 | |
アメリカン・パイ American Pie |
トム・マイヤーズ | クレジット表記なし | ||
Floating | Prep #1 | |||
2000 | MONA 彼女が殺された理由 Drowning Mona |
ボビー・カルツォーネ | ||
ノンストップ・ガール Committed |
ジェイ | |||
ハムレット Hamlet |
フォーティンブラス | |||
Attention Shoppers | ジェド | |||
2001 | オーシャンズ11 Ocean's Eleven |
バージル・マロイ | 小森創介(ソフト版) 村治学(フジテレビ版) | |
アメリカン・サマー・ストーリー American Pie 2 |
トム・マイヤーズ | |||
エントランス Soul Survivors |
ショーン | 鈴木正和 | ||
2002 | GERRY ジェリー Gerry |
ジェリー | 兼製作・脚本 | |
2004 | オーシャンズ12 Ocean's Twelve |
バージル・マロイ | 落合弘治(ソフト版) 村治学(日本テレビ版) | |
2005 | リターン・トゥ・マイ・ラヴ Lonsome Jim |
ジム | ||
2006 | ラストキス The Last Kiss |
クリス | ||
2007 | オーシャンズ13 Ocean's Thirteen |
バージル・マロイ | 落合弘治(ソフト版) 村治学(フジテレビ版) | |
ジェシー・ジェームズの暗殺 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford |
ロバート・フォード | アカデミー助演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート 全米映画俳優組合賞助演男優賞ノミネート クリティクス・チョイス・アワード助演男優賞ノミネート 全米映画批評家協会賞助演男優賞受賞 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演男優賞受賞 サンフランシスコ映画批評家協会賞助演男優賞受賞 セントルイス映画批評家協会賞助演男優賞受賞 サテライト賞助演男優賞受賞 国際シネフィル協会賞助演男優賞受賞 |
佐藤せつじ | |
ゴーン・ベイビー・ゴーン Gone Baby Gone |
パトリック・ケンジー | サンタバーバラ国際映画祭ヴァーチュオソス賞受賞 | 三木眞一郎 | |
2010 | キラー・インサイド・ミー The Killer Inside Me |
ルー・フォード | ||
容疑者、ホアキン・フェニックス I'm Still Here |
兼監督・脚本・製作・撮影 | |||
2011 | ペントハウス Tower Heist |
チャーリー・ギブス | 逢笠恵祐 | |
2012 | パラノーマン ブライス・ホローの謎 ParaNorman |
ミッチ・ドーン | 声の出演 | 小松史法 |
2013 | セインツ -約束の果て- Ain't Them Bodies Saints |
ボブ・マルドーン | ||
ファーナス/訣別の朝 Out of the Furnace |
ロドニー・ベイズJr. | |||
2014 | インターステラー Interstellar |
トム・クーパー | 加瀬康之 | |
2016 | ザ・ブリザード The Finest Hours |
レイ・シーバート | 川田紳司 | |
トリプル9 裏切りのコード Triple 9 |
クリス・アレン | 小松史法 | ||
マンチェスター・バイ・ザ・シー Manchester by the Sea |
リー・チャンドラー | アカデミー主演男優賞受賞[8] 英国アカデミー賞主演男優賞受賞[9] ゴールデングローブ賞主演男優賞 (ドラマ部門)受賞[10] クリティクス・チョイス・アワード主演男優賞受賞[11] 全米映画批評家協会賞主演男優賞受賞[12] ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞受賞[13] ロサンゼルス映画批評家協会賞主演男優賞次点[14] ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 男優賞受賞 ゴッサム・インディペンデント映画賞男優賞受賞 パームスプリングス国際映画祭デザート・パーム貢献賞男優賞受賞 |
高橋広樹 | |
2017 | A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー A Ghost Story |
C | (吹き替え版なし) | |
2018 | さらば愛しきアウトロー The Old Man & the Gun |
ジョン・ハント | ||
2019 | ライト・オブ・マイ・ライフ Light of My Life |
父親 | 兼監督・脚本・製作 | |
Our Friend/アワー・フレンド Our Friend |
マシュー・ティーグ | |||
2020 | ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け The World to Come |
ダイアー | ||
2021 | 君は僕のもの Every Breath You Take |
フィリップ | 兼製作総指揮 | 内田夕夜 |
2023 | オッペンハイマー Oppenheimer |
ボリス・パッシュ | 伊原正明 | |
2024 | インスティゲイターズ 〜強盗ふたりとセラピスト〜 The Instigators |
土田大 |
参照
編集- ^ http://www.caseyaffleck.com
- ^ http://oscar.go.com/winners
- ^ ケイシー・アフレック、ついに口を開く 過去のセクハラ行為を謝罪 : 映画ニュース - 映画.com
- ^ Casey Affleck Welcomes a Second Child - Babies, Casey Affleck, Summer Phoenix : People.com
- ^ “ベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレック夫妻も、結婚10年で破局を迎える”. CinemaCafe.net (2016年3月18日). 2016年12月2日閲覧。
- ^ http://www.kansascity.com/entertainment/columnists/robert_w_butler/story/319512.html
- ^ Express: A Publication of The Washington Post
- ^ “Best Actor in a Leading Role” (2017年2月27日). 2017年2月28日閲覧。
- ^ “Best Leading Actor”. 2017年2月28日閲覧。
- ^ “Winners & Nominees Best Performance by an Actor in a Motion Picture - Drama”. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “the winners of the 22nd Annual Critics’ Choice Awards”. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “Awards for 2016 films”. 2017年1月8日閲覧。
- ^ “オスカー確率40%超の歴史ある賞!作品賞は『ラ・ラ・ランド』”. シネマトゥデイ. (2016年12月5日) 2016年12月5日閲覧。
- ^ “「君の名は。」がLA映画批評家協会賞アニメ賞受賞!次点に「レッドタートル」”. 映画.com. (2016年12月5日) 2016年12月5日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト [リンク切れ]
- Casey Affleck (@caseyaffleck) - Instagram
- ケイシー・アフレック - allcinema
- ケイシー・アフレック - KINENOTE
- Casey Affleck - IMDb