十六国相国、丞相の一覧

ウィキメディアの一覧記事

十六国相国・丞相の一覧は中国五胡十六国時代304年から439年)において華北で自立した諸国家で百官の頂点である相国丞相の官位に就いた者達の一覧である。

相国

編集
爵位 姓名 在位年数 在位期間 君主
漢趙相国(304年-329年)
1 晋王[1] 劉粲 4年 314年-318年 漢昭武帝
2 中山王[2] 劉曜 1年 318年 漢隠帝
成漢相国(306年-347年)
1 建寧王 李越 4年 334年-338年 邛都公李期
漢昭文帝
2 董皎 9年 338年-347年 漢昭文帝
漢末主
後趙相国(319年-351年)
1 汝陰王 石琨 1年 350年-351年 新興王石祗
前燕相国(337年-370年)
1 武平匡侯 封奕 4年 348年-352年 前燕景昭帝
後秦相国(384年-417年)
1 蜀王 譙縦 4年 409年-413年 後秦文桓帝
西秦相国(385年-431年)
1 翟勍 5年 412年-417年 西秦文昭王
2 乞伏元基 不詳 428年-429年後 乞伏暮末

丞相

編集

『晋書』巻一百一・載記第一より:「(元熙元年)置百官,以劉宣為丞相,崔游為御史大夫,劉宏為太尉,其餘拜授各有差。」

爵位 姓名 在位年数 在位期間 君主
漢趙丞相(304年-329年)
1 劉宣 4年 304年-308年 漢光文帝
2 晋王[1] 劉粲 1年 314年 漢昭武帝
2 中山王[2] 劉曜 1年 318年
成漢丞相(306年-347年)
1 西山侯 范長生 12年 306年-318年 成武帝
2 范賁[3] 19年 319年-338年 成武帝
成哀帝
邛都公李期
漢昭文帝
3右 尹奉 不詳 335年-? 邛都公李期
後趙丞相(319年-351年)
1 魏王[4] 石虎 1年 333年-334年 海陽王石弘
2 燕王 石斌 1年 349年 後趙武帝
3左 彭城王[5] 石遵 1年 349年 石世
3右 義陽王[5] 石鑑 1年 349年
4 彭城王[5] 石遵 1年 349年
5右 親趙王[6] 姚弋仲 1年 350年-351年 新興王石祗
前秦丞相(350年-394年)
1 東海公[7] 苻雄 3年 351年-354年 前秦景明帝
2 雷弱児 1年 355年 越王苻生
3 東海公 苻法 1年 357年 前秦宣昭帝
4 清河武侯 王猛 3年 372年-375年
5左 王永 1年 386年 前秦哀平帝
5右 徐義 1年 386年
6左 楊定 4年 389年-393年 前秦高帝
7左 河南王[8] 乞伏乾帰 1年 394年
西燕丞相(384年-394年)
1 呉王[9] 慕容垂 1年 384年 済北王慕容泓
後秦丞相(384年-417年)
1 晋王 姚緒 不詳 402年後-? 後秦文桓帝
後燕丞相(384年-407年)
1 趙穀 1年 384年 後燕成武帝
2 范陽王 慕容徳[10] 1年 397年-398年 後燕恵愍帝
西秦丞相(385年-431年)
1左 乙旃音泥 不詳 385年-? 西秦宣烈王
1右 屋引出支 不詳 385年-?
2 南川宣公 出連乞都 11年 388年-399年 西秦武元王
3右 辛静 不詳 399年-?
4左 乞伏曇達 不詳 417年-? 西秦文昭王
4右 乞伏元基 11年 417年-428年 西秦文昭王
乞伏暮末
5左 乞伏曇達 不詳 422年-? 西秦文昭王
北涼丞相(401年-439年)
1左 姚定国 不詳 ?-439年 北涼哀王
1右 清水恭公 宋繇 不詳 ?-439年
夏国丞相(407年-431年)
1 代公 赫連右地代 不詳 407年-? 夏武烈帝

附:国相

編集

『晋書』巻一百九・載記第九より:「(晋咸康三年)以封奕為国相……」

爵位 姓名 在位年数 在位期間 君主
前燕国相(337年-370年)
1 武平匡侯 封奕 11年 337年-348年 前燕文明帝

脚注

編集
  1. ^ a b 318年に漢国の皇帝として即位。
  2. ^ a b 318年に趙国の皇帝として即位。
  3. ^ 347年に推戴され皇帝に即位。
  4. ^ 334年に後趙の皇帝に即位。
  5. ^ a b c 349年に後趙皇帝に即位。
  6. ^ 東晋に入り高陵郡公に封じられ、384年後秦にて景元帝の尊号を追贈された。
  7. ^ 351年に東海王に封じられ、354年魏(敬武)王、357年文桓帝を追贈された。
  8. ^ 394年に梁王に封じられた。
  9. ^ 384年、後燕皇帝に即位。
  10. ^ 398年に南燕皇帝に即位。

関連

編集

参考文献

編集