北野白梅町駅

京都府京都市北区にある京福電気鉄道の駅

北野白梅町駅(きたのはくばいちょうえき)は、京都府京都市北区北野下白梅町にある、京福電気鉄道(嵐電)北野線停留場である。駅ナンバリングはB9

北野白梅町駅*
駅舎(2024年3月)
きたのはくばいちょう
Kitano-Hakubaichō
地図左は小松原駅、右は北野駅(ともに廃駅
所在地 京都市北区北野下白梅町
北緯35度1分38.67秒 東経135度43分51.05秒 / 北緯35.0274083度 東経135.7308472度 / 35.0274083; 135.7308472座標: 北緯35度1分38.67秒 東経135度43分51.05秒 / 北緯35.0274083度 東経135.7308472度 / 35.0274083; 135.7308472
駅番号 B9
所属事業者 京福電気鉄道
所属路線 北野線
キロ程 0.0 km(北野白梅町起点)
駅構造 地上駅停留場
ホーム 2面1線
乗降人員
-統計年度-
2,716人/日
-2022年-
開業年月日 1943年昭和18年)10月1日
* 北野方面の路線廃止に併せて駅名改称を実施
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白梅町駅
はくばいちょう
Hakubaichō
北野* (0.4 km)
所属事業者 京福電気鉄道
所属路線 北野線
キロ程 0.4 km(北野起点)
* 北野 - 当駅間は1958年9月15日廃止
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歴史

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1925年大正14年)の北野線の開業時には設置されていなかったが、1943年昭和18年)の京都市電西大路線の全通に際して、京都市電との接続地点に開業した[1]。開業時の停留場設備は簡素な造りであった[1]

開業時の駅名は白梅町駅(はくばいちょうえき)であったが、北野 - 当停留場間が1958年(昭和33年)7月に休止ののち同年9月15日に廃止されたのち、北野駅と白梅町駅の両駅名を合わせる形で現停留場名に改称され、その翌月に旧駅舎が設置された[1]。公的には「北野白梅町」で、ひとまとまりの公称町名であるが、「北野」が当停留場のある地域を示す地域名、「白梅町」が当停留場のある町の名前である[2]との認識も見られる。

雑誌『鉄道ファン』連載「電車をたずねて」の嵐電の記事[要文献特定詳細情報]によると、北野線の路面区間上(北野白梅町交差点の東側)に白梅町停留場があったが、京都市電今出川線の延伸に際し障害となるため、交差点西側の現在地(専用軌道上)に移設された。

その後、2019年令和元年)にバス停留所との一体化やバリアフリー化を目的として、駅舎の改築工事が開始され[3]2021年(令和3年)3月25日に供用を開始した[4][5][6]

年表

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停留場構造

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ホーム(2020年3月)

2面1線の地上駅。駅員が配置されているが、無人となる時間帯もある。三方(北・南・東)を道路に囲まれているため、当駅へは必ず信号つきの横断歩道を渡る必要がある。

改築に伴い以下の変更がなされた。

  • 旧・2番線降車ホームと旧・乗車ホームの位置に現在のホームが置かれた。
  • 旧・1番線降車ホームの位置にはバス停が設置され、ホームからは階段またはスロープにて行き来できる。
  • 乗車ホーム西端(帷子ノ辻方向)にバリアフリー対応の公衆トイレが設置され、京都市との協定により「観光トイレ」として位置づけられている。
  • 1線のみになった代わりにホームは従来より延ばされており、2両が縦列に停車できるようになっている。

旧駅舎時代

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頭端式ホーム3面2線で、ホーム全体がドーム状の屋根で覆われていた。乗車は中央のホームから行い、多客時などを中心に駅員配置時は降車扱いは両端のホームで行うことが多かった。トイレは1番線側の降車ホームの端に設置されていた。

のりば(旧駅舎当時)
番線 路線 行先 備考
1 北野線 帷子ノ辻・嵐山方面
2 一部のみ
付記事項
  • 通常は1番線のみ使用。
  • 降車時の運賃支払いは駅員配置時間帯は改札口で、それ以外は運転士が車内で実施していた。

停留場周辺

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北野天満宮

京都市内の幹線道路である西大路通今出川通が交わる北野白梅町交差点に面するため、交通量が多い。

バス路線

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駅併設のバスのりば(2020年5月。「北野白梅町」Fのりば)

「北野白梅町」停留所に下記の各路線が乗り入れる。バスのりばはA - Gの7か所が設けられている[8]

隣の駅

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京福電気鉄道
北野線
北野白梅町駅 (B9) - 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅 (B8)
  • 括弧内は駅番号を示す。
    • 1945年(昭和20年)6月4日までは、当停留場と等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅(当時は等持院駅)の間に小松原駅が存在した。

かつて存在した路線

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京福電気鉄道
北野線
北野駅 - 白梅町駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、8-9頁。 
  2. ^ 山谷和弥『京の路面電車 駅名ものがたり』カギコウ、1991年、181頁。 
  3. ^ a b c 〜駅とバス停を一体化し、交通ネットワークを強化〜 2020年3月、嵐電「北野白梅町駅」をリニューアルします』(PDF)(プレスリリース)京福電気鉄道/京阪ホールディングス、2019年11月8日。オリジナルの2020年1月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200104181002/https://www.keihan-holdings.co.jp/news/upload/2019-11-08_keihuku-kitano-hakubaicho.pdf2020年7月29日閲覧 
  4. ^ a b c 2021年3月25日(木)嵐電北野白梅町駅 新駅舎供用開始』(PDF)(プレスリリース)京福電気鉄道、2021年3月10日。オリジナルの2021年3月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210310080308/https://www.keifuku.co.jp/upImage/newsRelease/1615352323_026900000.pdf2021年3月10日閲覧 
  5. ^ a b c d 嵐電北野白梅町駅 2021年春に駅舎新設』(PDF)(プレスリリース)京福電気鉄道、2020年12月9日。オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201209091033/https://www.keifuku.co.jp/upImage/newsRelease/1607404358_011887700.pdf2020年12月9日閲覧 
  6. ^ a b c “嵐電北野白梅町駅がリニューアル 白梅モチーフ、バス停と一体化”. 京都新聞. (2021年3月28日). オリジナルの2021年4月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210411225225/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/536205 2021年4月12日閲覧。 
  7. ^ 1942年に京都電燈の鉄軌道部門が京福電気鉄道に譲渡された。京都電燈京福電気鉄道を参照。
  8. ^ 京都市バス・地下鉄ガイド:主要停留所のりば”. 京都市交通局. 2023年12月23日閲覧。 “(※バスのりばの位置は索引から「北野白梅町」を選択)”
  9. ^ 北野白梅町に停車する系統 - 京都市情報館 交通局

関連項目

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外部リンク

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