北精進ケ滝

山梨県北杜市にある滝

北精進ヶ滝(きたしょうじがたき)は、山梨県北杜市南アルプス国立公園にある。山を隔てた南精進ヶ滝と区別するために精進ヶ滝と呼ばれるが、元来は精進ヶ滝といえば当滝を指した。日本の滝百選の一つ。

北精進ヶ滝

北精進ヶ滝
所在地 山梨県北杜市武川町黒澤[1]
位置 北緯35度43分46.0秒 東経138度19分32.0秒 / 北緯35.729444度 東経138.325556度 / 35.729444; 138.325556 (北精進ケ滝)座標: 北緯35度43分46.0秒 東経138度19分32.0秒 / 北緯35.729444度 東経138.325556度 / 35.729444; 138.325556 (北精進ケ滝)
落差 121[1] m
滝幅 35 m
水系 富士川水系石空川
地図
プロジェクト 地形
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概要

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北精進ヶ滝(奥)と
九段の滝(手前)

鳳凰三山の一つである地蔵ヶ岳を水源とする石空川(いしうとろがわ・富士川水系大武川支流)にかかり[1]標高1,400m付近[1]から数段にわたり落下する。落差の総計は121m[1]とも180mとも推定され、鳳凰山山域中で最大である。

付近を糸魚川静岡構造線が走り、閃雲花崗岩の露出した断崖を流下して行く。直下には後述の九段の滝があり、さらに下流にも一の滝、二の滝、三の滝等複数の滝が続いており、石空川渓谷と呼ばれている[1]。渓谷に沿って遊歩道が整備されており、駐車場から滝見台までは約40分[1]

鳳凰山を信仰する行者が大武川を遡行する経路を通る場合、この滝で斎戒沐浴する事からその名がついた[2]。また精進は障子に通じ、大岩壁を表す意味もある。実際、滝の右岸側には花崗岩の大岩壁が聳つ。

九段の滝
 
所在地 山梨県北杜市
位置 北緯35度43分54.8秒 東経138度19分36.8秒 / 北緯35.731889度 東経138.326889度 / 35.731889; 138.326889
落差 40 m
滝幅 20 m
水系 富士川水系石空川
  プロジェクト 地形
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九段の滝

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北精進ヶ滝の直下にあり、落差40m。末広がりの段瀑で、滝前には美しい白砂の浜が広がる。 石空川渓谷遊歩道終点にある滝見台からは、上流の北精進ヶ滝とあわせ一望できる。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 精進ヶ滝と石空川渓谷”. ほくとナビ. 北杜市観光協会. 2020年11月3日閲覧。
  2. ^ 甲斐国志

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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