北相木村

長野県南佐久郡の村

北相木村(きたあいきむら)は、長野県南佐久郡の一つ。群馬県上野村との境に位置する村である。

きたあいきむら ウィキデータを編集
北相木村
栃原岩陰遺跡
地図
村庁舎位置
北相木村旗 北相木村章
北相木村旗 北相木村章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
南佐久郡
市町村コード 20307-6
法人番号 2000020203076 ウィキデータを編集
面積 56.32km2
総人口 693[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 12.3人/km2
隣接自治体 南佐久郡小海町佐久穂町南相木村
群馬県多野郡上野村
村の木 カラマツ
村の花 シャクナゲ
村の鳥 ヤマドリ
北相木村役場
村長 井出利秋
所在地 384-1201
長野県南佐久郡北相木村2744
北緯36度03分33秒 東経138度33分04秒 / 北緯36.05919度 東経138.55117度 / 36.05919; 138.55117座標: 北緯36度03分33秒 東経138度33分04秒 / 北緯36.05919度 東経138.55117度 / 36.05919; 138.55117
北相木村役場
外部リンク 公式ウェブサイト

北相木村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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地理

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北相木村は面積の約9割が山林であり、その谷間を流れる相木川に沿って集落を形成している。

  • - 御座山、大通嶺、四方原山、新三郎、ぶどう岳
  • - 相木川、加和志沢、栂峠川、寄沢川、横屋沢川、山木川、うだの沢川、深沢川、大やち川、下木沢川
  • 湖沼 - 加和志湖(砂防堰堤による人造湖

歴史

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経済

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産業

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農業

『大日本篤農家名鑑』によれば北相木村の篤農家は「井出花之進、菊池伊太郎、高見澤薫、渡邊百六、山口粂之祐、井出龍之助、木次嘉市郎、菊池市三郎」などがいた[3]

人口

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北相木村の人口は年々減少傾向にある。2005年には1000人を割っており、平成25年度の調査では全国で21番目(離島を除くと11番目)に人口の少ない自治体となっている[4]

 
北相木村と全国の年齢別人口分布(2005年) 北相木村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 北相木村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
北相木村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 1,787人
1975年(昭和50年) 1,584人
1980年(昭和55年) 1,299人
1985年(昭和60年) 1,200人
1990年(平成2年) 1,194人
1995年(平成7年) 1,148人
2000年(平成12年) 1,025人
2005年(平成17年) 942人
2010年(平成22年) 842人
2015年(平成27年) 774人
2020年(令和2年) 752人
総務省統計局 国勢調査より


行政

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  • 村長:井出利秋(2021年5月20日就任)

政策

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  • 山村留学事業

北相木村の独自の政策として山村留学事業が挙げられる。1989年に一般社団法人育てる会と連携して事業を開始し、現在は村単独で運営を行っている。

議会

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村議会

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  • 議長:髙見澤一好
  • 議員定数:8人
  • 議員任期:2021年5月1日 - 2025年4月30日 

長野県議会(南佐久郡選挙区)

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  • 定数:1人
  • 任期:2019年(平成31年)4月30日 - 2023年(令和5年)4月29日
  • 依田明善(無所属)

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
井出庸生 43 自由民主党 120,023票
比当 神津健 44 立憲民主党 109,179票
池高生 53 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で 3,722票

村のシンボル

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教育

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福祉

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  • 北相木村保育所 

村内唯一の保育所で定員は30人である。

  • 北相木村老人福祉複合センター「みどり」

デイサービスや宿泊型支援などといった介護を受けることができる。

  • 老人福祉センターにしまる荘

村民であれば無料で利用することができる公共浴場が設けられている。また、佐久東洋医学研究所(佐久総合病院)から 毎週月・火・水曜日に医師が派遣され、鍼灸施術を行っている。

  • 北相木村民交流スポーツセンター グリーンドーム

村営のスポーツ施設で体育館やグラウンド、マレットゴルフ場、トレーニングルームなどが設置されている。

交通

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鉄道

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村内に鉄道路線は走っていない。最寄駅は、JR東日本小海線小海駅。村への路線バスも小海駅に発着する。

道路

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県道124号より御座山を望む

村営バス

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  • 北相木村営バス
    • 佐久総合病院小海分院・小海駅 - 栃原 - 宮ノ平 - 山口公民館 - 三寸木

村内に民間路線バスはなく、村営バスが小海駅と村を結んで運行している。2023年4月1日現在、小海 - 北相木村間は平日・土曜日9往復、日祝日4往復が運行されている。小海分院は一部の便のみの乗り入れである。ほかに山口車庫(山口公民館) - 三寸木間に区間便がある。

通信

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北相木村郵便局
 
無人電話局
  • 村内には北相木郵便局があるが、集配業務を行なっておらず、村内の郵便物は南相木村の南相木郵便局が行なっている。

観光施設・スポット

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御座山
 
加和志湖
栃原岩陰遺跡の紹介を行っている役場隣接の博物館である。
  • 三滝山・三滝
禅宗の大禅僧都により開山された信仰の山で多くの石仏が建てられている。山内に存在する大禅の滝・小禅の滝・浅間の滝を称して三滝と呼ばれている。冬季になると滝が凍り大氷柱を見ることができる。
上野村方に立地する野外活動施設。コテージ、ロッジをはじめとするキャンプ施設やテニスコート、マレットゴルフ場などといったスポーツ施設、野外ステージ等を備えている。
北相木村と南相木村をまたがる標高2112メートルの山。関東山地に属し日本二百名山のひとつである。北相木村側からは山口、白岩、長者の森からそれぞれ3つの登山道が存在する。
群馬県上野村の境に存在する峠で同村から上野村に抜けることができる。複雑な地形と比較的にアクセスがよいことからツーリングやバイクのルートとして人気がある。なお、冬季は通行止めとなるので注意が必要である。

イベント・行事

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  • 三滝山氷まつり
2月に三滝にて行われるイベント。滝の凍り具合等によっては開催されない年もある。
長者の森にて8月上旬に行われるイベント。マスのつかみ取りや縁日などが行われる。
3月3日に行われる雛祭りのもととなったといわれる行事。村内を流れる相木川に小学生が藁で作った台座の上に雛を載せた参俵と呼ばれるものを流す。
  • 栃原獅子舞
村指定民俗文化財に指定される伝統的な奉納の行事。日本古来の獅子舞(鹿舞)の流れをくむとも言われている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 事故発生当初、墜落地点を北相木村の御座山中腹とする誤報があった[2](正確には北相木村よりやや東側の群馬県上野村であった)

出典

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  1. ^ a b 群馬県. “日航123便墜落事故対策の記録”. 消防防災博物館. p. 17. 2024年11月14日閲覧。
  2. ^ 神立尚紀. “「日航ジャンボ機墜落」のさいに見事な救難指揮をとった「上野村村長」が語った「行政の対応のずさんさ」”. 現代ビジネス. 講談社. 2024年11月14日閲覧。
  3. ^ 『大日本篤農家名鑑』365頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年11月23日閲覧。
  4. ^ 北相木村村勢要覧

参考文献

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  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。

関連項目

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外部リンク

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