北川恵海
日本の小説家
北川 恵海(きたがわ えみ[1]、1981年[2] - )は、日本の小説家。
北川 恵海 (きたがわ えみ) | |
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誕生 |
1981年??月??日 大阪府吹田市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2015年 - |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 | 電撃大賞 電撃小説大賞部門〈メディアワークス文庫賞〉(2014年) |
デビュー作 | 『ちょっと今から仕事やめてくる』(2015年) |
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経歴・人物
編集大阪府吹田市出身[3]。2014年、小説『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃大賞の電撃小説大賞部門〈メディアワークス文庫賞〉を受賞する[4]。2015年、同作が刊行、小説家としてデビューする[5]。小説家の時雨沢恵一は、同作について「綺麗に始まり、綺麗に話が進み、綺麗に終わった作品です。あまりにスムーズにお話が流れるので、最後まで意外性がないといえばなかったのですが、個人的には、それは欠点にはならないと思います」[5]と評価している。同年、同作で第4回静岡書店大賞〈映像化したい文庫部門〉を受賞する[6]。
2017年、同作が福士蒼汰主演で映画化される[7]。2019年、同作が飯島寛騎・鈴木勝吾主演で舞台化される[8][9]。同作は、累計発行部数70万部を超えるベストセラーとなっている[9]。
小説家になろうと思ったきっかけについて、「友人の結婚式でスピーチをした際に、とても感動した、といった声をもらったことで、言葉を使った仕事は楽しいかもしれない、と思うようになった」との旨を述べている[10]。ワーキング・ホリデーの制度を使ってオーストラリアやカナダなどで就労した経験をもち、日本と海外の働き方の違いを強く感じたことが、デビュー作を執筆するきっかけにつながった、との旨を述べている[11]。
一般文芸とライトノベルの区別については、「もともとライトノベルしか書かないと思っていたわけではなく、一般文芸の賞に応募したこともありますし、私の中ではジャンルの区別はないです」と語っている[12]。
作品リスト
編集単行本
編集- ちょっと今から仕事やめてくる(2015年2月 メディアワークス文庫)
- ヒーローズ〈株〉!!!(2016年4月 メディアワークス文庫)
- 続・ヒーローズ〈株〉!!!(2017年4月 メディアワークス文庫)
- 星の降る家のローレン(2018年11月 KADOKAWA / 2020年7月 メディアワークス文庫)
- ちょっと今から人生かえてくる(2019年7月 メディアワークス文庫)
- 続々・ヒーローズ(株)!!!(2019年12月 メディアワークス文庫)
- 完・ヒーローズ(株)!!!(2020年5月 メディアワークス文庫)
- 真夜中のメンター 死を忘れるなかれ(2021年10月 実業之日本社文庫)
雑誌掲載作品
編集- エッセイなど
- 「花冷えの夜に」(『別冊文藝春秋』323号、2016年4月)
メディア・ミックス
編集映画
編集- ちょっと今から仕事やめてくる(2017年5月27日公開、監督・脚本:成島出、主演:福士蒼汰)
舞台
編集- ちょっと今から仕事やめてくる(2019年6月13日 - 6月23日、演出:深作健太)
漫画
編集- ちょっと今から仕事やめてくる(2017年4月 KADOKAWA) - 鈴木有布子画
脚注
編集- ^ “累計発行50万部突破!大人気小説『ちょっと今から仕事やめてくる』福士蒼汰ほか超豪華キャストで映画化決定!!”. ORICON NEWS. (2016年7月29日) 2019年3月17日閲覧。
- ^ “ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海 著”. 国立国会図書館. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “「自分らしい」って?『ちょっと今から仕事やめてくる』トークショー”. 朝日新聞. (2017年5月26日) 2019年3月17日閲覧。
- ^ “「第21回電撃大賞」受賞作品決定”. KADOKAWA (2014年10月10日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ a b “第21回 電撃大賞 入選作品”. KADOKAWA. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “静岡県内の書店員が選ぶ「静岡書店大賞」第5回受賞作が決定!”. 日本出版販売 (2016年12月7日). 2019年3月18日閲覧。
- ^ “ちょっと今から仕事やめてくる (2017)”. シネマトゥデイ. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “「ちょっと今から仕事やめてくる」舞台化!飯島寛騎、鈴木勝吾ら出演”. ナターシャ (2019年1月31日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ a b “飯島寛騎&鈴木勝吾、舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』W主演”. マイナビニュース. (2019年1月31日) 2019年3月18日閲覧。
- ^ “『ちょっと今から仕事やめてくる』北川恵海さんインタビュー”. 転職会議. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “失敗して、しんどかったら辞めればいい【第19部】 提言 これからのハタラク<1>北川 恵海さん”. 西日本新聞. (2017年9月26日) 2019年3月18日閲覧。
- ^ “『ちょっと今から仕事やめてくる』の北川恵海、新境地「ライトノベルと一般文芸の間を埋めていけたら――」”. KADOKAWA (2018年11月26日). 2019年3月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 北川恵海 (@emi_kitagawa) - X(旧Twitter)