出公(しゅつこう)は、秦の第23代公。
恵公12年(紀元前388年)、恵公の子として生まれる。
恵公13年(紀元前387年)、恵公が薨去すると、後を継いで秦公となった。
出公2年(紀元前385年)、庶長が霊公の子である献公を河西から迎えて秦公に就かせ、出公とその母を殺して深淵に沈めた。
秦ではこれまでしばしば君主を替えたので、君臣が離間し、これに乗じて晋が河西の地を奪っていった。