姫路短期大学
廃止された大学
(兵庫県立姫路短期大学から転送)
兵庫県立姫路短期大学(ひょうごけんりつひめじたんきだいがく、英語: Himeji College of Hyōgo)は、兵庫県姫路市新在家本町1-1-12[注釈 1]に本部を置いていた日本の公立大学である。1950年に設置され、1999年に廃止された。大学の略称は姫短(ひめたん)[注 1]。
兵庫県立姫路短期大学 | |
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旧:姫路短期大学 | |
大学設置/創立 | 1950年 |
廃止 | 1999年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 兵庫県 |
本部所在地 | 兵庫県姫路市新在家本町1-1-12[注釈 1] |
学部 |
生活環境学科 食物栄養学科 幼児教育学科 経営情報学科 工業科[注釈 2] 電気応用専攻[注釈 2] 機械紡績専攻[注釈 2] 化学工業専攻[注釈 2] |
概要
編集大学全体
編集- 兵庫県姫路市に所在した日本の公立短期大学で、設置主体は兵庫県。
- 国内で最初に認可された短期大学149校[注 2]の1校として、1950年に2学科[注 3]100名体制で開学した[1]。
- 1957年に工業科の廃止に伴って姫路短期大学と改名し、以後学科の改組・新設を経て最終的には4学科を擁する短大になった。
- 1997年度の入学生を最後に[注釈 3]、1999年に短期大学としての使命を終える[2]。
教育および研究
編集- 姫路短期大学には保育者を養成する学科として幼児教育学科があり、学内に併設されていた附属幼稚園での教育実習も取りいれられていた。ほか、栄養士の養成もとり行っていた。
学風および特色
編集- 姫路短期大学は元々は姫路工業大学に併設されていたが、のちに独立した。
- 男女共学であったが、大半は女子学生だった。
沿革
編集基礎データ
編集所在地
編集- 兵庫県姫路市新在家本町1-1-12[注釈 1]
象徴
編集教育および研究
編集組織
編集学科
編集専攻科
編集- なし
別科
編集- なし
取得資格について
編集附属機関
編集研究
編集- 『姫路短期大学研究報告』[44]
学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集- 姫路短期大学で活動していたクラブ活動[45]
学園祭
編集- 姫路短期大学の学園祭は「樹励祭」と呼ばれ、最終となった1998年については、既に環境人間学部が発足していたこともあり、姫路工業大学の工大祭と合同で実施された。
大学関係者と組織
編集大学関係者組織
編集- 姫路短期大学の同窓会は「ゆりのき会」と称している。
大学関係者一覧
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施設
編集キャンパス
編集- 設備:1990年8月30日、姫路短期大学の講堂やゆりのき会館が姫路市都市景観重要建築物に指定された。キャンパスの概要等は兵庫県立大学の項目も参照。
- かつて学内にあった兵庫県立姫路短期大学附属幼稚園時の建物は現在、兵庫県立大学姫路新在家キャンパスのいちょう北・南館として使われている。また、遊具は2003年ごろまで残っていたが、現在では、環境人間学部における研究用のビオトープとして整備されている。
寮
編集- 姫路短期大学には学生寮が設置されておらず、遠隔地出身者は下宿を利用することになっていた[47]。
対外関係
編集系列校
編集附属学校
編集- 兵庫県立姫路短期大学附属幼稚園:この幼稚園は環境人間学部には引き継がれず短大閉学とともに閉園となった。
注釈
編集注釈グループ
編集- ^ a b c 現在の兵庫県立大学姫路新在家キャンパス
- ^ a b c d 募集は1955年度まで。
- ^ a b 平成10年度より学生募集停止[28][29]。姫路工業大学に環境人間学部を設置。翌年度より姫路工業大学の一般教育部(1998年3月31日廃止)とともに4年制の環境人間学部に再編され、発展的に閉学された。
- ^ a b 現在の文部科学省。
- ^ a b c 出典[23][24]。
- ^ a b c d 最終募集となった1997年における体制[33][34]。
- ^ a b c 最終募集となった1955年における体制。
- ^ 「わらべ会」という名称で活動していた[46]。
補足
編集- ^ ただし、姫路市街地で単に「短大」と言えば、姫路短大を意味していた。
- ^ うち公立短期大学17校
- ^ 1学科3専攻含む。
- ^ 短期大学名 兵庫県立短期大学
- ^ 出典[3][4][5][6][7]。
- ^ 学科名を明記。
- ^ 出典[9][10]
- ^ 昭和31年度より学生募集停止[12]。
- ^ 入学定員50名。
- ^ 1965年度では、学生数 女105/定員100[19]。
- ^ 旧制姫路高等学校。
- ^ a b c うち男1。
- ^ 入園定員30名。
- ^ うち男2。
- ^ 出典[26][27]。
- ^ 1954年度における学生数 男118人[35]。
- ^ 出典[40][41][42]
- ^ 姫路工業大学・賢明女子学院短期大学などの学生と合同で活動していた[46]。
出典
編集- ^ 官報 1950年09月15日-文部省告示第55号-より。
- ^ a b 文教協会'1999.
- ^ 文部省a, p. 35.
- ^ 文部省b, p. 3.
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 旺文社1950-01, p. 33.
- ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 文部省d, p. 3.
- ^ 全国公立短期大学協会三十年誌より。
- ^ 学校案内 大学編 昭和32年版より。
- ^ a b c d 姫路短期大学'1997.
- ^ a b c 短期大学一覧 昭和32年度 (短期大学資料 ; 第18号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和38年版より。
- ^ a b 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和40年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和41年版より。
- ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和42年版より。
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 20.
- ^ 全国短期大学一覧 昭和58年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和58年度より。
- ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
- ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
- ^ 文教協会'1998.
- ^ 大学資料 (137)より。
- ^ 文部省'97, p. 61.
- ^ a b 文部省'98, p. 53.
- ^ a b 文部省'98, p. 54.
- ^ 文教協会'1997.
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 2.
- ^ 文部省'54, p. 1371.
- ^ a b 姫路短期大学'1997, p. 8.
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 10.
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 6.
- ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
- ^ a b 文部省e, p. 34.
- ^ 現行法令輯覧 26-2巻 学事2より。
- ^ 現行法規総覧 第9編 教育・文化1より。
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 19.
- ^ 姫路短期大学研究報告より。
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 17-18.
- ^ a b 姫路短期大学'1997, p. 18.
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 15.
- ^ 姫路短期大学'1997, p. 25-26.
参考文献
編集1949年短大設置申請分
編集- 文部省『申請大学、短期大学等一覧 短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社 。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
教員養成機関
編集- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
編集- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1998年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1999年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
編集- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成9年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成10年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
短期大学案内冊子
編集- 姫路短期大学『兵庫県立姫路短期大学 大学案内』姫路短期大学。