全北特別自治道
全北特別自治道(チョンブクとくべつじちどう、韓: 전북특별자치도)は、朝鮮半島南西部に位置する大韓民国(韓国)の道。
略称: Jeonbuk;전북;全北;チョンブク | |
全北特別自治道の旗 | |
全北特別自治道の紋章 | |
位置 | |
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地図 | |
各種表記 | |
ハングル: | 전북특별자치도 |
漢字: | 全北特別自治道 |
日本語読み仮名: | ぜんほくとくべつじちどう |
片仮名転写: | チョンブク=トゥクピョルチャチド |
ローマ字転写 (RR): | Jeonbuk-teukbyeoljachido |
統計(2023年) | |
面積: | 8,067[1] km2 |
総人口: | 1,754,757[2] 人 |
男子人口: | 873,419 人 |
女子人口: | 881,338 人 |
人口密度: | 217.5 人/km2 |
世帯数: | 861,193 世帯 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
下位行政区画: | 6市8郡 |
ISO 3166-2: | KR-45 |
行政区域分類コード: | 35 |
全北特別自治道の木: | イチョウ |
全北特別自治道の花: | サルスベリ |
全北特別自治道の鳥: | カササギ |
自治体公式サイト: | 全北特別自治道 |
1896年、勅令第36号で朝鮮八道における全羅道の北半分を全羅北道と定めた。その後韓国の行政区画となり、2024年1月18日に全北特別自治道に改編され現在に至る。道庁所在地は全州市。
概説
編集西を黄海に面し、北を忠清南道と忠清北道、南を全羅南道、東を慶尚北道と慶尚南道に接する。東部には高原が広がり西部は平野である。平野には4本の河川(蟾津江、万頃江、東津江、錦江)が流れる。
西海岸の高敞郡、扶安郡、金堤市、群山市一帯には広大な干潟や火山、島嶼(古群山群島など)があり、2023年にユネスコ世界ジオパークに指定される[3]。特に扶安郡から金堤市を経て群山市に至る海岸一帯には、東津江や錦江の運んできた土砂が形成した広大な干潟・セマングムがある。1986年に大規模干拓が計画され、2006年には長大な防潮堤が完成し外海と遮断され陸地化が進んでいる。これによりシンガポール島の3分の2に匹敵し従来の全羅北道の面積の5%にもおよぶ400km²の干拓地が誕生するが、その用途は未定な部分が多く、環境保護団体などには生態系に与える打撃の規模が大きいことから干拓に対する強い反対もある。
西部の湖南平野は韓国有数の穀倉地帯の一つである。コメ以外の主な生産物は綿花、大麦、麻、カジノキ。カジノキは「韓紙」に加工され、障子などに使われる。東部においては牧畜が盛んに営まれる。
1970年代に大田広域市とを結ぶ湖南高速道路が建設され、京釜高速道路を経由してソウル特別市と結ばれるようになった。これに伴い裡里市(現:益山市)や港町である群山市、そして全羅北道の中心地である全州市から成る工業地帯が形成された。
「全北特別自治道設置特別法」により全羅北道が2024年1月18日に全北特別自治道となったが[4]、管轄下の各市・郡は基礎自治団体の地位を維持している[5]。
行政
編集- 全北特別自治道知事(元全羅北道知事):宋河珍(송하진、2014年7月1日~現在)第34代(民選6期)・第35代(民選7期)
党派別議席数(2018年7月1日現在) 合計 党派別内訳 共に
民主党正義党 民主平和党 無所属 合計議席数 39 36 1 1 1 選挙別内訳 地域区 35 34 0 0 1 比例代表 4 2 1 1 -
- 出典:“全北特別自治道議会ホームページ”。2019年2月8日閲覧。
全北特別自治道の自治体
編集市部
編集郡部
編集関連項目
編集出身著名人
編集脚注
編集出典
編集- ^ 全羅北道公式サイト, 2016年9月11日閲覧
- ^ “주민등록 인구통계 - 행정안전부”. 行政安全部. 2024年1月2日閲覧。
- ^ “Jeonbuk West Coast UNESCO Global Geopark”. UNESCO (24 May 2023). 2023年5月25日閲覧。
- ^ “2024年1月18日からは全北特別自治道に!”. 全羅北道 (2023年2月6日). 2023年5月22日閲覧。
- ^ 김민욱, 박진호, 김준희 (2023年1月13日). “특별자치, 제주 아니었어? 벌써 절반인 8곳 경쟁…이게 뭔일” (朝鮮語). 중앙일보. 2024年1月17日閲覧。
- ^ “전북특별자치도의회 대표홈페이지” (英語). r.assem.jeonbuk.kr. 2024年1月17日閲覧。