党毅飛
中国の囲碁棋士
党 毅飛(とう きひ、党毅飞、1994年6月17日 - )は、中国の囲碁棋士。山西省出身、中国囲棋協会に所属、九段。西南王戦準優勝、LG杯世界棋王戦優勝、農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦で5人抜きなど。
経歴
編集太原市生まれ。2004年、全国少年囲棋戦ベスト4。2005年韓国生命保険杯世界児童国手戦最強組優勝。2006年華山大会全国アマチュア棋王争覇戦優勝。2007年、中韓アマチュア囲棋嶺峰対決で、韓国代表の姜昌培に勝利。同年初段。
2008年に四川驕子チーム入りし、甲級リーグ戦出場。これにより西南王戦に出場し、古力を破りベスト4入り。2009年全国智力運動会では、四川チームで参加して団体戦優勝、三段。2011年、西南王戦で準優勝、BCカード杯に予選を勝抜いて出場し2回戦敗退、名人戦でベスト4進出。2012年BCカード杯で李世乭らを破り決勝に進むが、白洪淅に1-3で敗れ準優勝。同年阿含・桐山杯ベスト4。
2013年Mlily夢百合杯ベスト8。2014年中国囲棋天元戦ベスト4、百霊愛透杯出場。2016年LG杯棋王戦で決勝に進み九段昇段、2017年の決勝では周睿羊を2-0で破り、世界戦初優勝。2018年農心杯で5人抜き達成。2021年にCCTV杯準優勝。2023年天元戦挑戦者。
甲級リーグ戦では、2014年から成都チームで出場、2020年には11-4の成績で人気賞受賞、2021年はリーグ1位となるがプレーオフで3位となった。中国棋士ランキングでは、2011年52位、2012年8月には24位、2023年7位。
タイトル歴
編集- LG杯世界棋王戦 2017年
- 金立智能手机杯海峡両岸囲棋冠軍争覇戦 2017年
- 衢州・爛柯杯中国囲棋冠軍戦 2024
他の棋歴
編集国際棋戦
- BCカード杯世界囲碁選手権 2012年準優勝(○徐仲輝、○李世乭、○檀嘯、○朴永訓、○朴文尭、1-3白洪淅)
- 春蘭杯世界囲碁選手権戦 2019年4位
- 百霊愛透杯世界囲碁オープン戦 2012年ベスト8(○国宇微、○邱峻、○牛雨田、×唐韋星)
- Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦 2013年ベスト8(○謝赫、○李軒豪、○唐韋星、×羋昱廷)
- 百霊愛透杯世界囲碁オープン戦 2018年ベスト8
- 韓華生命杯15周年中韓国対抗戦 2015年 ×羅玄
- 国手山脈杯国際囲棋戦 2017年優勝(○蕭正浩、×朴廷桓)
- 農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦
国内棋戦
- 西南王戦 準優勝 2011年、2019年
- 四城市囲棋嶺峰対決 準優勝 2014年[1]
- 浙江平湖・当湖十局杯CCTV電視快棋戦 準優勝 2021年
- 中国囲棋天元戦 挑戦者 2023年
- 全国智力運動会 2009年男子団体戦優勝(四川省)、2019年団体戦2位、2023年ペア碁戦4位(陸敏全とペア)
- 中国人寿華水湾杯双人戦 準優勝 2015年(馮湧とペア)
- 中国囲棋甲級リーグ戦
- 2008年(四川驕子)2-4
- 2009年(四川驕子)13-7
- 2010年(四川驕子、降級)4-15
- 2011年乙級(四川驕子)4-3
- 2012年乙級(四川驕子)5-2
- 2013年乙級(四川驕子)4-3
- 2014年(成都興業銀行)6-16
- 2015年乙級(成都棋城)6-1
- 2016年(成都興業銀行)8-12
- 2017年(成都園丁控股)10-16
- 2018年(成都園丁控股)15-11
- 2019年(成都懿錦控股)10-5
- 2020年(成都懿錦控股)11-4、人気賞
- 2021年(成都農商銀行)10-5
- 2022年(成都農商銀行)11-4
- 2023年(成都農商銀行)
参考文献
編集- 『2010囲棋年鑑』中国囲棋協会 2011年
注
編集- ^ “唐韦星胜党毅飞家门口夺冠 拿下四城市赛冠军” (中国語). 腾讯体育