檀嘯
中国の囲碁棋士
檀嘯(だん しょう、檀啸、タン・シャオ、1993年3月10日 - )は中華人民共和国の囲碁棋士。吉林省長春市出身、中国囲棋協会所属、聶衛平九段門下、九段。名人戦優勝、春蘭杯世界囲碁選手権戦優勝など。
経歴
編集5歳で囲碁を学び、東光、李智、姜凱などの師に学ぶ。2001年に天津市の呉肇毅囲碁道場に入り、2003年に北京市の聶衛平囲碁道場に移って聶衛平の弟子となる。[1] 2004年入段、全国少年選手権大会男子児童組1位。2005年二段、貴州衛視チームで甲級リーグ出場。2007年、リコー杯新秀戦ベスト4、三段、四段。2008年富士通杯U15少年囲棋戦3位。2009年天元戦ベスト8、新人王戦ベスト4、五段。
2011年、BCカード杯で孔傑らを破ってベスト16進出。同年リコー杯囲棋戦に優勝し初タイトル獲得、続いて全国囲棋個人戦、棋王戦にも優勝、農心辛ラーメン杯で4人抜き。2012年江維傑を破って名人戦優勝し、七段昇段。
2017年八段。同年第11期春蘭杯世界囲碁選手権戦決勝で朴永訓九段を2-1で破り、世界戦初優勝。これにより九段昇段。また2017年に女流囲碁棋士の賈罡璐二段と結婚[2]。2023年衢州爛柯杯世界囲碁オープン戦でベスト4。
中国棋士ランキングでは2010年23位、2011年同率1位。甲級リーグでは2011年に安徽省チームで主将勝数2位(13勝)、2014年に湖北省チームで主将最多勝(13勝)、その後重慶、浙江省チームなどに所属。
タイトル歴
編集- 春蘭杯世界囲碁選手権戦 2017年
- リコー杯囲棋戦 2011年
- 全国囲棋個人戦 2011年
- 威孚房開杯棋王戦 2011年
- 名人戦 2012年
- 倡棋杯中国プロ囲棋選手権戦 2017年
- 衢州・爛柯杯中国囲棋冠軍戦 2018年
その他の棋歴
編集国際棋戦
- 衢州爛柯杯世界囲碁オープン戦 2023年ベスト4
- 応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦 2012年ベスト8(○王元均、○崔哲瀚、×范廷鈺)
- 三星火災杯世界囲碁マスターズ 2016年ベスト8、2022年ベスト16、2023年ベスト16
- Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦 2023年ベスト8
- BCカード杯世界囲碁選手権 2011年ベスト16(○孔傑、○鄔光亜、×鍾文靖)
- LG杯世界棋王戦 2021年ベスト16
- アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ 2013年団体戦準優勝、男子個人戦3位
- 天府杯世界囲碁プロ選手権戦 2018年ベスト8
- 農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦
- 招商地産杯中韓囲棋団体対抗戦
- 2013年 2-0(○朴廷桓、○金昇宰)
- 国手山脈杯国際囲棋戦団体対抗戦 2014年 1-2(1-1 姜東潤、×朴廷桓)
国内棋戦
- 竜星戦 準優勝 2015年
- 西南王戦 準優勝 2017年
- 全国智力運動会
- 宏達杯全国囲碁星鋭最強戦 2013年6位
- 中国囲棋名人廈門招待戦 2014年 1-2(×邱峻、○常昊、×江維傑)
- 中国囲棋甲級リーグ戦
- 2005年(貴州衛視)2-1
- 2006年(貴州衛視)
- 2007年乙級(蕭山明仕棋院)
- 2008年(河北金環鋼構)5-14
- 2009年乙級(北京聶道場)6-1
- 2010年(安徽寧国市政)13-9
- 2011年(安徽寧国市政)13-9
- 2012年(安徽寧国市政)8-14
- 2013年乙級(寧国市政)5-2
- 2014年(湖北洪湖三民)13-9(主将最多勝)
- 2015年(武漢三民)12-10
- 2016年(重慶地産)9-11
- 2017年(重慶地産)15-11
- 2018年(重慶愛普地産)10-15
- 2019年(浙江雲林棋禅)8-7
- 2020年(浙江体彩)8-7
- 2021年(浙江体彩)8-7
- 2022年(浙江浙商証券)9-5
注
編集- ^ “中国围棋职业棋手檀啸与吉大学子共聚围棋沙龙”. オリジナルの2024年3月25日時点におけるアーカイブ。 2015年10月10日閲覧。
- ^ 腾讯体育「世界冠军与美女主播领证 棋界添一对围棋夫妻」2017-09-27