児玉明子
人物
編集東京都生まれ[1]。慶應義塾女子高等学校を経て[2]、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業[3][1]。
1997年、宝塚歌劇団に演出助手として就職し[1]、翌年、宝塚バウホール公演『Endless Love』で演出家デビューした[1]。2007年(平成19年)には、『シークレット・ハンター』で大劇場作品デビュー。
2010年、文化庁文化部芸術文化課支援のプログラム「平成21年度新進芸術家海外研修制度」にてカナダのモントリオールに留学[4]。同年より劇団の機関雑誌「歌劇」で「LOVE LETTER from CANADA」というエッセイを連載した。
現在は、一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会個人会員[6]。
宝塚歌劇団での舞台作品
編集作・演出
編集- バウ・インドロマン『Endless Love―永遠の愛―』(1998年・1999年 花組 宝塚バウホール・愛知厚生年金会館、日本青年館 主演:伊織直加)*演出家デビュー作
- バウ・シェイクスピア江戸狂言『冬物語』(1999年・2000年 花組 宝塚バウホール・日本青年館 主演:春野寿美礼)
- 『月夜歌聲(ツキヨノウタゴエ)―闇の中から光が生まれる―』(2000年 雪組 シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター 主演:湖月わたる)
- 『聖なる星の奇蹟―いつか出会う君に―』(2002年 - 2003年、宙組 シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター 主演:和央ようか)
- 『天の鼓―夢幻とこそなりにけれ―』(2004年 - 2005年 花組 シアター・ドラマシティ、日本青年館 主演:春野寿美礼)
- 『龍星―闇を裂き天翔けよ。朕は、皇帝なり―』(2005年 星組 シアター・ドラマシティ、日本青年館 主演:安蘭けい)
- バウ・ミュージカル『想夫恋―言の葉もなき、君の心―』(2006年 月組 宝塚バウホール 主演:北翔海莉)
- ミュージカル『シークレット・ハンター―この世で、俺に盗めぬものはない―』(2007年 星組 宝塚大劇場、東京宝塚劇場、博多座 主演:安蘭けい)*大劇場デビュー作
- バウ・ピュア・ストーリー『忘れ雪』(2009年 雪組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:音月桂)
- バウ・ミュージカル『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』(2011年 星組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:紅ゆずる)
- ミュージカル『仮面の男』(2011年 雪組 宝塚大劇場、東京宝塚劇場 主演:音月桂)
演出のみ
編集ディナーショーの構成・演出
編集- 瀬奈じゅんディナーショー『0-ZERO-』(2009年 ホテル阪急インターナショナル、ホテルグランドパレス)
新人公演担当
編集- 1997年 星組『ダル・レークの恋』
- 1999年 星組『我が愛は山の彼方に』[7]
- 2001年 星組『ベルサイユのばら2001』[8]
- 2002年 月組『ガイズ&ドールズ』
- 2002年 雪組『追憶のバルセロナ』[9]
- 2003年 月組『シニョール ドン・ファン』[10]
- 2003年 花組『野風の笛』[11]
- 2003年 宙組『白昼の稲妻』[12]
- 2004年 星組『1914/愛』[13]
- 2004年 月組『飛鳥夕映え-蘇我入鹿-』[14]
- 2006年 星組『愛するには短すぎる』[15]
- 2007年 花組『アデュー・マルセイユ』[16]
- 2008年 宙組『黎明の風』[17]
- 2012年 花組『復活』[18]
- 2012年 宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』[19]
演出助手
編集( )内は演出家
- 1997年 星組『魅惑II』(演出:岡田敬二)、星組『ダル・レークの恋』(酒井澄夫)
- 1998年 雪組『LET'S JAZZ』(草野旦)、香港公演『夢幻宝寿頌』(植田紳爾)、香港公演『This is TAKARAZUKA!』(三木章雄)、雪組『ICARUS』(植田景子、バウホール)、星組『皇帝』(植田紳爾)、月組『永遠物語』(草野旦、バウホール)
- 1999年 星組『我が愛は山の彼方に』(谷正純)、星組『エピファニー』(大野拓史)(バウホール)
- 2000年 星組『聖者の横顔』(荻田浩一、バウホール)、星組『美麗猫』(三木章雄)、雪組『デパートメント・ストア』(正塚晴彦)
- 2001年 雪組『パッサージュ』(荻田浩一)、星組『ベルサイユのばら2001』(植田紳爾・谷正純)
- 2002年 月組『ガイズ&ドールズ』(三木章雄)、雪組『追憶のバルセロナ』(正塚晴彦)、宙組『鳳凰伝』(木村信司)
- 2003年 月組『春ふたたび』(荻田浩一、バウホール)、雪組『春ふたたび』(大野拓史、バウホール)、宙組『満天星大夜總会』(齋藤吉正)、月組『シニョール ドン・ファン』(植田景子)、花組『野風の笛』(谷正純)、宙組『白昼の稲妻』(荻田浩一)、星組『厳流』(齋藤吉正、バウホール)
- 2004年 星組『1914/愛』(谷正純)、月組『飛鳥夕映え』(大野拓史)
- 2005年 花組『くらわんか』(谷正純、バウホール)、星組『ソウル・オブ・シバ!!』(藤井大介)
- 2007年 花組『アデュー・マルセイユ』(小池修一郎)
- 2008年 月組『グレート・ギャツビー』(小池修一郎、日生劇場)
宝塚歌劇団以外での舞台作品
編集- 新国立劇場バレエ団『カルメン』(台本)(2005年3月25~27日、新国立劇場中劇場)
- 横浜能楽堂特別企画公演「平成版 浄瑠璃姫物語」 脚本:児玉明子(2011年10月22日、横浜能楽堂)
- 天野喜孝×IPPEI×DANCE OPERA「魔笛(MATEKI)」演出:児玉明子(2013年8月25日、サンケイホールブリーゼ)
- 劇団つきかげ プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』原作・原案:美内すずえ 脚本・演出:児玉明子(2013年11月27 - 12月1日、AiiA Theater Tokyo)
- eNカンパニー 旗揚げ公演『The Last Minute』脚本・演出:児玉明子(2014年1月8日 - 1月9日、横浜赤レンガ倉庫1号館 )
- 劇団つきかげ リニューアル大阪公演『女海賊ビアンカ』原作・原案:美内すずえ 脚本・演出:児玉明子(2014年4月19日 - 4月20日、森ノ宮ピロティホール)
- ミュージカル『ファウスト~愛の剣士たち~』原作:手塚治虫~『ファウスト』『百物語』上演台本・歌詞:児玉明子(【東京公演】2014年6月27日 - 7月7日、AiiA Theater Tokyo、【大阪公演】2014年7月12日 - 7月13日 森ノ宮ピロティホール)
- Théâtre de Yûhi Vol.1『La Vie -彼女が描く、絵の世界』脚本・演出:児玉明子(東京公演:2014年7月31日 - 8月3日、天王洲 銀河劇場、大阪公演:2014年8月22日 - 8月24日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)
- ライブ・スペクタクル『NARUTO -ナルト-』(2015年3月21日 - 4月5日 AiiA 2.5 Theater Tokyo、4月10日 - 4月12日 キャナルシティ劇場、4月17日 - 4月19日 梅田芸術劇場、4月23日 - 4月25日 多賀城市民会館、4月29日 - 5月10日 AiiA 2.5 Theater Tokyo)
- 舞台『GOKÛ』(2016年2月16日 - 28日、AiiA 2.5 Theater Tokyo)[20]
- 舞台『FAIRY TAIL』(2016年4月30日 - 5月9日、サンシャイン劇場)[21]
- 舞台「デルフィニア戦記 第一章」脚本・演出(2017年1月20日 - 29日、天王洲 銀河劇場)[22]
- ライブ・インパクト「進撃の巨人」演出(2017年7月28日 - 9月3日、舞浜アンフィシアター)※全公演中止[23]
- ミュージカル「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』#1」演出(2017年9月22日 - 24日、AiiA 2.5 Theater Tokyo)[24]
- ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-」演出(2017年12月31日 - 2018年2月12日、TBS赤坂ACTシアター 他)[25]
- ミュージカル「恋する♡ヴァンパイア」演出(2018年3月9日 - 4月1日、天王洲 銀河劇場 他)[26]
- ミュージカル「アメリ」演出(2018年5月18日 - 6月10日、天王洲 銀河劇場 他)
- 舞台「『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」演出(2018年6月23日 - 7月29日、明治座 他)[27]
- 舞台「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」演出(2018年8月24日 - 9月9日、TBS赤坂ACTシアター)
- 舞台「デルフィニア戦記〜動乱の序章〜」脚本・演出(2018年12月8日 - 12月13日、渋谷区文化総合センター大和田)
- 舞台「デルフィニア戦記〜獅子王と妃将軍〜」脚本・演出(2019年6月19日 - 6月23日、東京ドームシティシアターGロッソ)
- 舞台「BLOODY SHADOWS」(2020年11月5日 - 11月8日、シアター1010 / 11月19日 - 11月23日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)
- 舞台「ウマ娘 プリティーダービー」〜Sprinters’ Story〜(2023年1月15日 - 1月29日、ステラボール)
- ステージ『エロイカより愛をこめて』演出(2023年5月11日 - 14日、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)[28]
- 「ROCK MUSICAL BLEACH」〜Arrancar the Beginning〜 脚本・演出(2024年5月12日 - 5月26日、天王洲銀河劇場 / 5月31日 - 6月2日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)[29]
- 「ROCK MUSICAL BLEACH」〜Arrancar the Final〜 脚本・演出(2025年2月8日 - 2月24日、天王洲 銀河劇場 / 3月1日 - 3月9日:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)[30]
講演
編集- 朝日カルチャーセンター「表現者ノマド【新設】宝塚、そして新たな舞台を語る」(2014年7月11日、住友ビル地下1階住友ホール)-講師
参考文献
編集- 宝塚歌劇団『宝塚歌劇90年史 すみれ花歳月を重ねて』ISBN 4484046016
脚注
編集- ^ a b c d e “ENAK SUMiRE STYLE | 演出家 児玉明子:すみれの園を創る人たち”. www.sankei.co.jp. 2020年12月27日閲覧。
- ^ “OGインタビュー”. 慶應義塾女子高等学校 受験生向けサイト. 2023年4月28日閲覧。
- ^ 「ソードアート・オンライン -DIVE TO STAGE-」 2022年11月、開幕! アニメ『ソードアート・オンライン』10周年プロジェクト
- ^ ココ☆モントリオール|宝塚歌劇団 演出家・児玉明子さんより
- ^ “演出家・児玉明子×ヒロイン・愛加あゆ、対談インタビュー - スターファイル - 朝日新聞社”. astand.asahi.com. 2021年1月2日閲覧。
- ^ “協会員一覧 | 日本2.5次元ミュージカル協会”. www.j25musical.jp. 2020年12月27日閲覧。
- ^ “番組詳細|宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージ”. www.tca-pictures.net. 2021年6月12日閲覧。
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- ^ “手塚治虫「ぼくの孫悟空」原作の舞台「GOKU」主演は金爆の喜矢武豊”. コミックナタリー (2015年12月24日). 2015年12月25日閲覧。
- ^ “「FAIRY TAIL」舞台化!主演はD-BOYSの宮崎秋人、脚本・演出は児玉明子”. コミックナタリー (2015年12月4日). 2015年12月18日閲覧。
- ^ “「デルフィニア戦記」蕨野友也ら特撮ヒーロー出身者が見せる多彩なアクション”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年1月23日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “舞台「進撃の巨人」エレン役は三浦宏規!演出は児玉明子、総勢150人超出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年2月6日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “ブシロード×ネルケの新プロジェクト始動、W主演に小山百代&三森すずこ”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年5月1日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “ミュージカル「黒執事」古川雄大&内川蓮生が続投、演出は児玉明子”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年6月17日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “「恋するヴァンパイア」戸塚祥太主演でミュージカル化、ヒロインは樋口日奈”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年11月13日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “鉄郎役は中川晃教!松本零士「銀河鉄道999」児玉明子演出で舞台化”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年9月9日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ ステージナタリー編集部 (2023年5月11日). “中山優貴・村田充ら出演、“美”が詰まった舞台「エロイカより愛をこめて」開幕”. ステージナタリー (ナターシャ) 2023年7月28日閲覧。
- ^ “「ROCK MUSICAL BLEACH」最新作は破面篇、黒崎一護役の木原瑠生「魂に誓って熱い舞台に」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年2月26日). 2024年11月5日閲覧。
- ^ “「ROCK MUSICAL BLEACH」破面篇後編のキャスト・スタッフ決定、ビジュアルもお披露目”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年11月5日). 2024年11月5日閲覧。