俺たちの祭
日本テレビ系列のドラマ (1977-1978)
『俺たちの祭』(おれたちのまつり)は、ユニオン映画が制作、日本テレビ系で放送された若者たちの青春を描いたドラマ。
俺たちの祭 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
企画 | 岡田晋吉(日本テレビ) |
脚本 |
鎌田敏夫 畑嶺明 金子成人 大原豊 柏原寛司 |
監督 |
斎藤光正 土屋統吾郎 佐藤重直 |
出演者 |
中村雅俊 檀ふみ 三ツ木清隆 八千草薫 地井武男 角野卓造 小島三児 篠ひろ子 ほか |
オープニング | 中村雅俊「俺たちの祭」 |
製作 | |
プロデューサー |
中村良男(日本テレビ) 奈良邦彦(文学座) 山本剛正(ユニオン映画) |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1977年11月20日 - 1978年4月30日 |
放送時間 | 日曜20:00 - 20:54 |
放送枠 | 日本テレビ日曜8時連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 23 |
概要
編集『俺たちの旅』終了後、中村雅俊は本作の前番組である『俺たちの朝』のちょうど真裏にあたるNHK大河ドラマ『花神』に高杉晋作役で1977年10月まで出演していたが、その直後に1年ぶりにこの枠に戻って来ることになった。青春スターとして人気絶頂期を迎えていた中村の主演だけに本作にも期待が寄せられたが、前2作に比べてコメディの部分が少なくなり、挫折、苦悩、長い回想シーンなど至ってシリアス(深刻)な雰囲気の場面が多く、期待に反して視聴率的に苦戦してしまう。前2作と同様に4クール(1年間)の放送も想定されていたとのことだが、結果的に2クール(半年)をもって終了した[1]。
内容
編集沖縄県・久米島で生まれ育った今城隆之は、ある日出張で来た東京で劇団「新樹」の試験を受け合格、入団する。そして、隆之が思いを寄せる新樹の事務員・北見直子や新樹の同期生で隆之に片思いする沢矢津子、アパート「東京ハウス」には隆之の幼馴染みで久米島から一緒に上京してきた小野昭一、漫画家の卵・森田正道、ギター流しのアルバイトをしている花井三四郎。夢を追う彼らの様々な青春群像劇が描かれる。
「東京ハウス」は渋谷区桜丘町、「新樹」は東急二子玉川駅近くという設定で、渋谷駅から恵比寿駅の間の山手線の沿線や宮下公園もよくロケ現場になった[1]。
出演者
編集- 今城隆之 (タカ):中村雅俊
- 北見直子:檀ふみ
- 小野昭一 (ハブ):三ツ木清隆
- 沢矢津子 (ヤッコ、チビ【~第6回,隆之だけが呼ぶ】):堀美奈子
- 花井三四郎 (ボーヤン・~第10,12~15,17~21回):小島三児
- 森田正道 (みっちゃん):角野卓造
- 田中路子 (森田の内縁の妻 みっちゃん):秋本圭子
- 今城せつ (隆之の母・第1,2,23回[回想]):岩崎加根子
- 北見真佐子 (直子の母・第8,18回):津島恵子
- 沢まゆみ (矢津子の母・第1,2,6,19回):八千草薫
- 坂上静香 (昭一の妻・第14,16,19,21~23回):津山登志子[2]
- 左右田一馬 (劇団「新樹」事務長・~第15,18回):地井武男
- 剛田守 (劇団「新樹」講師・第2,4~6,9,11~13,15,21回):今福正雄
- 劇団「新樹」研究生(第27期)[注釈 1]
- 南田 (劇団「新樹」幹部・第14~16,21回[回想]):近藤宏
- 下田 (サンキュー自動車 昭一の先輩・第9,14,17回):穂積隆信
- Supper“どんたく”のママ (第9,10,16,17回):柳川慶子
- 岩間正樹 (岩間グループ御曹司・第10,11,13~15回):速水亮
- 木下 (編集者・第17~19,23回):二見忠男
- 加賀涼子 (隆之のマネージャー・第20,21回):篠ひろ子
主題歌・挿入歌
編集全て中村雅俊の歌による曲
- 主題歌「俺たちの祭」(作詞・作曲:小椋佳、編曲:チト河内)
- 本作本編で流れたTVサイズバージョンには、レコードバージョンに無い歌詞が含まれている。
- 挿入歌
スタッフ
編集放送日程
編集回数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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1 | 1977年11月20日 | 海の炎 | 鎌田敏夫 | 斎藤光正 | |
2 | 11月27日 | 雨の叫び | 荒木道子(青柳志保) | ||
3 | 12月4日 | 街の灯 | 土屋統吾郎 | 伊佐山ひろ子 (林朱美) | |
4 | 12月11日 | 遠い光 | 畑嶺明 | 永島暎子 (大橋和美) 本山可久子 (大橋君江[4]=和美の母) | |
5 | 12月18日 | 冬の色 | 金子成人 | 斎藤光正 | 夏桂子 (麻生なおみ) 西沢利明 (市川圭介[5]) |
6 | 12月25日 | 風の孤独 | 鎌田敏夫 | 下元勉 (植村格) 西崎みどり (高木美果[5]) 清水宏 (暴漢[5]) | |
7 | 1978年1月8日 | 季節の香り | 畑嶺明 | 有島一郎 (島尾重治) 田中小実昌 (編集者[6]) 朝加真由美 (喫茶店の店員[6]) 岩村久雄 | |
8 | 1月15日 | 光と影 | 大原豊 | 関川慎二 (三浦民雄[6]) 小鹿番 (ケーキ屋主人[6]) | |
9 | 1月22日 | 一輪の花 | 金子成人 | 三浦真弓 (剛田夕子) 剛達人 (田中仙一) | |
10 | 1月29日 | 生きる情熱 | 鎌田敏夫 | 山本紀彦 (北川徹) 萩奈穂美 (北川さゆり) 富田浩太郎 (劇団講師[7]) | |
11 | 2月5日 | 赤い火花 | 畑嶺明 | 土屋統吾郎 | 小池朝雄 (津山和行) |
12 | 2月12日 | 父の姿 | 柏原寛司 | 稲葉義男 (山下重雄) 若葉しげる (舞台役者[8]) | |
13 | 2月19日 | 熱い夢 | 大原豊 | 斎藤光正 | 北村和夫 (松永弘造) 勝田久 (劇団講師[2]) |
14 | 2月26日 | 燃える手 | 金子成人 | ||
15 | 3月5日 | 生きることの祭 | 鎌田敏夫 | 土屋統吾郎 | 松本克平 (嵐乱翔・隆之の父?) 水沢有美 |
16 | 3月12日 | 孤独のさけび | 小原秀明 (坂田) 根岸明美 (倉橋のパトロン) | ||
17 | 3月19日 | 春の足音 | 金子成人 | 斎藤光正 | 西川ひかる (“松陰荘”大家) 綾川香 (スーパーの主任) |
18 | 3月26日 | 幸福の時 | 畑嶺明 | 三上真一郎 (伊達連太郎) 泉じゅん (伊達の付き人、愛人) | |
19 | 4月2日 | 愛と別れの街 | 大原豊 | 土屋統吾郎 | 高原駿雄 (演出家 堀部) |
20 | 4月9日 | 愛のたたかい | 鎌田敏夫 | 斎藤光正 | 西沢利明 (岡部) 杉江廣太郎 中江真司 |
21 | 4月16日 | 栄光と真実 | 畑嶺明 | 佐藤重直 | 榊原るみ (栗山美枝) 戸浦六宏 (田島) 黒沢久雄 |
22 | 4月23日 | 春の嵐 | 金子成人 | 土屋統吾郎 | 寺田農 (演劇集団“波” 佐川) 丹古母鬼馬二 (“波”座長 林秀麿) 金内喜久夫 (あさひ出版 東) |
23 | 4月30日 | 祭の日 | 畑嶺明 | 滝田裕介 (“東京第一劇場”演出家 大沢勇一) 佐々木孝丸 (俳優) 相原巨典 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 「新樹」研究生役においては、脚本では全てフルネームの役名が設定されていたが、「どの俳優が何という役名なのか完全に特定するのは困難」「100%断定は出来ない」とされている[3]。以下の研究生役の役名は『昭和傑作テレビドラマDVDコレクション「俺たちの祭」』(アシェット・コレクションズ・ジャパン)25号(2024年8月7日号 - )以降の各号「エピソードガイド」より読み取れるものを掲載している。
出典
編集- ^ a b c ミュージックファイルシリーズ/MFコンピレーション 俺たちの旅・青春の詩-俺たちシリーズ主題歌・挿入歌集-(日本コロムビア、2004年8月25日)封入ブックレットでの記載より。
- ^ a b 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・29「俺たちの祭」(2024年10月2日号)p.4・p.7
- ^ 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・30「俺たちの祭」(2024年10月16日号)p.10「中村雅俊スペシャルインタビュー『俺たちの祭』編 その5」
- ^ 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・25「俺たちの祭」(2024年8月7日号、アシェット・コレクションズ・ジャパン)p.7
- ^ a b c 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・26「俺たちの祭」(2024年8月21日号)p.4・p.7
- ^ a b c d 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・27「俺たちの祭」(2024年9月4日号)p.4・p.7
- ^ 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・28「俺たちの祭」(2024年9月18日号)p.7
- ^ 昭和傑作テレビドラマDVDコレクション・29「俺たちの祭」(2024年10月2日号)p.7
前後番組
編集日本テレビ系列 日曜20時連続ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
俺たちの朝
(1976年10月17日 - 1977年11月13日) |
俺たちの祭
(1977年11月20日 - 1978年4月30日) |
青春ド真中!
(1978年5月7日 − 1978年9月24日) |