保安警察及びSD司令官

ナチス・ドイツ占領地の保安警察とSDの司令官

保安警察及びSD司令官(Befehlshaber der Sicherheitspolizei und des SD、略称BdS)は、第二次世界大戦中に国家保安本部ヨーロッパ各地に設置したナチス・ドイツ占領地の保安警察とSDの司令官。彼らの下にさらに保安警察及びSD指揮官(Kommandeure der Sicherheitspolizei und des SD 略称KdS) が置かれた。国家保安本部長官からのみ指揮を受けた。占領政策を円滑にする目的で置かれたが、その背景には親衛隊全国指導者ハインリヒ・ヒムラーと国家保安本部長官ラインハルト・ハイドリヒの権力争いもあり、ヒムラーがドイツ支配地各地に配置していた親衛隊及び警察指導者が国家保安本部の地方保安警察・SDへの指揮権を奪わぬようにけん制する意図もあったと考えられる。

BdSとKdS一覧

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参考文献

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