佐野修一

埼玉県出身のプロゴルファー

佐野 修一(さの しゅういち、1948年3月31日 - )は埼玉県出身のプロゴルファー。株式会社レイケン[1]所属。

 佐野 修一 
Shuichi Sano
基本情報
名前 佐野 修一
生年月日 1948年3月31日
身長 178 cm (5 ft 10 in)
体重 85 kg (187 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 埼玉県
経歴
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来歴

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児玉白楊高校卒業後は陸上自衛隊対戦車部隊で勤務し、様々な仕事を経て、25歳の時にフロント係としてゴルフ場に就職[2]。それをきっかけにプロゴルファーを目指し、31歳になった1979年に5度目の挑戦でプロテストに合格[2]

1983年静岡オープンでは、中嶋常幸栗原孝草壁政治矢部昭金井清一に次ぐと同時に中村通を抑え、渡辺司杉原輝雄と並んでの7位タイに入った[3]

1984年KSB瀬戸内海オープンでは初日を藤木三郎と共に69の首位タイ[4]でスタートすると、最終日には67と更にスコアを伸ばし、榎本七郎内田繁高橋五月・藤木を抑えて優勝[2] [5] [6]

同年の富山県オープンでは初日に松本紀彦に次ぐと同時に十亀賢二野口茂今井昌雪秋富由利夫井上幸一を抑え、天野勝鷹巣南雄と並んでの2位タイ[7]でスタートし、最終日には今井に次ぐと同時に鈴木弘一橘田規・内田・松本を抑えての2位[8]に入った。

1985年埼玉オープンでは小川清二新井規矩雄と並んでの4位タイ[9]1987年ブリヂストン阿蘇オープンではデビッド・イシイ  アメリカ合衆国)と並んで三上法夫に次ぐ2位タイ[10]1995年水戸グリーンオープンでは田中秀道江本光に次ぐ4位[11]に入った。

1989年にはアコムダブルス飯合肇とペアを組み、好天に恵まれた初日に1イーグル、7バーディーを奪って9アンダー63で首位に立った[12]。2日目には67をマークし、友利勝良&藤井久隆ペア、バリー・レーン&ピーター・ベイカーイングランド)ペアと並んでの3位タイ[13]に着けた。

1997年のグローイングツアー第13戦ダイワ山梨オープンで優勝し、賞金ランク2位になり、プロ18年目の史上最年長で念願のシード権を獲得[2]

1999年ブリヂストンオープンを最後にレギュラーツアー、アイフルチャレンジカップ・オータムを最後にグローイングツアーから引退[14]

2000年にシニア入り[15]し、以来、安定したゴルフで常にランキング上位をキープ[16]2001年のシニアツアーでは賞金ランキング5位に入り、2002年全米プロシニアに日本シニアツアー賞金ランキング上位4名という資格で出場[17]。結果は予選落ちと実力は発揮できなかったが、本場のメジャーを十分堪能し、2003年は5試合出場で日本シニアオープン7位がベストであった[17]

2004年はPPTリボーネストシニアの2日目、クラブを振ることも困難なほどの背中痛に見舞われながらもノーボギーの68で回り、トップで予選を通過[18]。最終日は他の選手がスコアを落とす中、2バーディ、3ボギー73と我慢のゴルフでしのぎ、食い下がる三好隆以下を抑えた[19]。見事シニアツアー初優勝を飾った[18]。賞金ランキングも6位に入り、2001年以来のベストテン入りとなった[18]

2005年は優勝こそ無かったが、オーベルストシニアで優勝争いを演じて4位タイに入るなどシニアツアー全試合にフル参戦し、コンスタントな成績で賞金ランク26位としシード権を守った[20]

2006年は日本プロシニア6位タイ、PPTリボーネストシニア15位タイなど安定したゴルフで賞金ランク19位に入り、4年連続でシード権を獲得[19]

2008年は8試合出場で日本プロシニア10位タイがベストもコンスタントな成績を残し、賞金ランク29位に入ってシード権復活[15]を果たす。

10シーズン目の2009年コマツオープン9位タイがベストも全ての試合でコンスタントに賞金を稼ぎ、賞金ランク24位でシード権を守った[16]

62歳で挑んだ2010年は、ファンケルクラシック4位タイ、榊原シニアオープン6位タイなどシニアツアー全試合に出場して賞金ランク30位に入る[21]。日本グランドシニアでは初日67のスコアでトップに立つと2日目も安定したゴルフでスコアを伸ばし、2位に3打差を付けてグランドシニア初優勝を飾った[21]

2015年には群馬県オープン(シニア)で須藤聡明野口裕樹夫青柳公也を抑えて優勝し[22]2018年には同大会2勝目を挙げる[23]

2016年のISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニア・スーパーシニアの部では中村忠夫と異例の「ホールインワン合戦」を演じ、17番でホールインワンを達成し中村と通算3アンダーで並ぶが、年齢順の規定により2位に終わる[24] [25]

2022年の日本プロゴールドシニアでは通算1アンダーで並んだ友利勝良をプレーオフで下し[26]、2つ目の日本タイトルを獲得[1]

主な優勝

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レギュラー

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  • 1984年 - KSB瀬戸内海オープン

シニア

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  • 2004年 - PGAフィランスロピーリボーネストシニア
  • 2010年 - 日本プログランドシニア
  • 2014年 - 金秀シニア沖縄オープン、PGAティーチングプログランドシニア
  • 2015年 - 群馬県オープン(シニア)
  • 2018年 - 関東プロゴールドシニア、群馬県オープン(シニア)
  • 2022年 - 金秀シニア沖縄オープン、日本プロゴールドシニア
  • 2023年 - 金秀シニア沖縄オープン

その他

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  • 1997年 - ダイワ山梨オープン

脚注

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  1. ^ a b 株式会社レイケン
  2. ^ a b c d 日外アソシエーツ「スポーツ人名事典 新訂第3版」、2002年1月1日ISBN 4816917012、p292。
  3. ^ 朝日新聞縮刷版p819 昭和53年3月21日朝刊19面「中島常開幕戦飾る 静岡オープン ことしも出足快調
  4. ^ 朝日新聞縮刷版p961 昭和59年3月25日朝刊17面
  5. ^ 朝日新聞縮刷版p994 昭和59年3月26日朝刊18面
  6. ^ McCormack, Mark H. (1985). Ebel World of Professional Golf 1985. Springwood Books. pp. 223, 443–444. ISBN 0862541247 
  7. ^ 朝日新聞縮刷版p807 昭和59年7月21日朝刊17面
  8. ^ 朝日新聞縮刷版p847 昭和59年7月22日朝刊19面
  9. ^ 毎日新聞縮刷版p407 昭和60年7月12日朝刊17面
  10. ^ ブリヂストン阿蘇オープン 1987 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
  11. ^ 【公式】水戸グリーンカントリークラブ
  12. ^ 毎日新聞縮刷版p118 平成元年11月3日朝刊26面「川岸、プロデビュー 北川と組み 1打差で2位タイ アコムダブルス第1日
  13. ^ 毎日新聞縮刷版p142 平成元年11月4日朝刊18面「マッケイ・スミス組 一気に首位 12アンダー アコムダブルス第2日
  14. ^ 佐野 修一選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
  15. ^ a b 2008年シニア選手紹介
  16. ^ a b 2010年シニア選手紹介
  17. ^ a b 2004年シニア選手紹介
  18. ^ a b c 2005年シニア選手紹介
  19. ^ a b 2007年シニア選手紹介
  20. ^ 2006年シニア選手紹介
  21. ^ a b 2011年シニア選手紹介
  22. ^ 2015群馬県オープンゴルフ選手権 新玉村ゴルフ場 2015年8月9日(日)
  23. ^ 2018群馬県オープンゴルフ選手権 新玉村ゴルフ場 2018年8月5日(日)
  24. ^ <News・FR>シニアの部はピーター・ファウラー、スーパーシニアの部は中村忠夫が優勝!
  25. ^ <News・FR>「ホールインワン共演」の激闘の末、中村が「年齢差」で優勝!
  26. ^ 【日本ゴールドユニテックスHD杯/FR】プレーオフを制した佐野、涙の日本ゴールド初優勝