京都市立堀川高等学校

京都市にある高等学校

京都市立堀川高等学校(きょうとしりつ ほりかわこうとうがっこう)は、京都府京都市中京区東堀川通錦小路上る四坊堀川町に所在する市立高等学校

京都市立堀川高等学校

左手が北館(管理諸室・特別教室)
右手が南館
(1階にカフェテリア・保健室、
2~4階に普通教室、
5階にアトリエ・小ホール)
正面ガラス張りの空間がアトリウム
1階が全館の入口。
南館屋上全面にはソーラーパネルを置く
地図北緯35度0分19秒 東経135度45分9.9秒 / 北緯35.00528度 東経135.752750度 / 35.00528; 135.752750座標: 北緯35度0分19秒 東経135度45分9.9秒 / 北緯35.00528度 東経135.752750度 / 35.00528; 135.752750
過去の名称 京都市立高等女學校
京都市立第一高等女學校
京都市立堀川高等女學校
国公私立の別 公立学校
設置者 京都市の旗 京都市
学区 京都市・乙訓通学圏
(探究科は京都府全域)
設立年月日 1908年
創立記念日 10月20日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
探究科
学校コード D126210000079 ウィキデータを編集
高校コード 26139E
所在地 604-8254
京都府京都市中京区東堀川通錦小路上る四坊堀川町622-2
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

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京都市・乙訓通学圏(探究科は府内全域)に属する、京都市立高女および京都市立第一高女、堀川高女以来の歴史を汲む伝統校である。長く音楽科が置かれたことで知られたが(京都市立音楽高等学校として分離独立、現在の京都市立京都堀川音楽高等学校)、探究科を設置、これにより学区制度、類・類型制度から外れ京都府内全域からの募集が可能となった[1][2][3]。例年、探究科には府内全域の各公立中学校から0名 - 数名、京都教育大学附属京都小中学校および京都教育大学附属桃山中学校から十数名 - 二十数名が進学する[4][5]。なお、近隣地域の進学の便宜のため、現在も探究科定員160名とは別に市域在住者を募集対象とした普通科80名の定員が設けられており、独立したカリキュラムにより運営されている。四条烏丸に程近い京都市の都心に立地し交通至便である反面、敷地が狭小であり1学年の定員は200人強とやや小規模である。

1999年の校舎建て替えと同時に「探究科」が設立されると、探究科1期生が卒業した2002年、国公立大学への現役合格者数を前年の6人から106人に増やし「堀川の奇跡」として注目された[6]。以降、日本各地の高校に「探究科」をモデルとした類似の学科が置かれるようになった[7]。2000年代半ばから2020年代にかけては、探究科定員160名に対し、毎年50名から70名弱が京都大学及び東京大学に進学している。京都随一の進学校であることから京都五本山の代表格として知られる。 これらの進学実績から京都塾界では京都府内の進学校の一翼を担うことから、京都五本山(京都市立堀川高等学校京都市立西京高等学校京都府立嵯峨野高等学校京都府立桃山高等学校京都府立南陽高等学校・附属中学校)や御三家(京都市立堀川高等学校京都市立西京高等学校京都府立嵯峨野高等学校)の一つにかぞえられている。

廃校となった本能小学校跡に本能館(堀川高校本能学舎)が高齢者施設や地域の施設との複合施設内に設置され、体育館や教室がある[8]。 「京都市立錦高等学校」として、アニメーション映画「HELLO WORLD」の主人公である堅書直実および一行瑠璃の通う学校のモデルとなっている。

教育

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ゼミナール形式の授業、所謂探究型授業を全国に先駆け導入したことで知られる[9]。また、国内外の著名な研究者を積極的に招聘しており、2003年にはアラン・ケイが来校した[10]

沿革

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学科

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1年生
  • 全日制普通科(2学級)
  • 探究学科群(4学級)
2,3年生
  • 普通科人文探究コース
  • 普通科理数探究コース
  • 人間探究科
  • 自然探究科

部活動

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  • 英語部
  • 演劇部
  • 茶道部
  • 食物部
  • 吹奏楽部
  • 電算機研究部
  • 美術部
  • 軽音楽部
  • 邦楽部
  • 文芸部
  • 自然科学部
  • ディベート部
  • 新聞部
  • 放送局部
  • サラム同好会
  • ユネスコ・クラブWITH同好会
  • コーラス同好会
  • 剣道部
  • サッカー部
  • 山岳部
  • ソフトボール部
  • テニス部
  • バスケットボール部
  • バドミントン部
  • バレーボール部
  • 硬式野球部
  • 陸上競技部
  • ボート部

進路状況

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2022年令和4年)春・主な大学の合格実績[12](浪人生含む)
国公立大学 私立大学
東京大学 6名 早稲田大学 4名
京都大学 44名 慶應義塾大学 4名
一橋大学 2名 東京理科大学 8名
北海道大学 4名 明治大学 4名
東北大学 2名 中央大学 2名
名古屋大学 2名 立教大学 3名
大阪大学 21名 法政大学 3名
神戸大学 18名 同志社大学 101名
広島大学 5名 関西学院大学 9名
京都工芸繊維大学 21名 立命館大学 169名
京都教育大学 21名 関西大学 46名
京都府立医科大学 6名 近畿大学 34名
京都府立大学 5名 龍谷大学 35名
大阪公立大学 20名 大阪医科薬科大学 6名

交通アクセス

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著名な関係者

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出身者
教職員

脚注

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  1. ^ 『特集 高校進路指導現場の困惑 事例1京都市立堀川高等学校 二兎を追いながら自立する18歳を育む』カレッジマネジメント155号(2009年3-4月)、p.23
  2. ^ 堀水潤一『キャリア教育で学校を変える。教師が変える。シリーズ・改革者たち第16回 京都市立堀川高校 校長 荒瀬克己』Career Guidance 2007年No.16、2007年1月、p.60
  3. ^ 優秀な生徒確保へ京都府内公立高が争奪戦「入学者が進学実績を左右」社会報道部・有賀美砂”. 京都新聞 (2015年8月19日). 2017年8月1日閲覧。
  4. ^ 卒業生の進路状況”. 京都教育大学附属桃山中学校. 2022年6月9日閲覧。
  5. ^ 京都教育大附属桃山ページ”. 伏見ゼミナール. 2022年6月8日閲覧。
  6. ^ 荒瀬克己『奇跡と呼ばれた学校』(朝日新聞出版)
  7. ^ 『理数専門学科設置へ 06年度から府教委方針 府立高4校に』(京都新聞)2005年2月24日付朝刊、30面
  8. ^ 施設外観・平面図 - 高齢者福祉施設本能
  9. ^ 荒瀬克己『奇跡と呼ばれた学校』(朝日新聞出版)
  10. ^ ALAN-K プロジェクト実践報告 CAUAシンポジウム2003京都 平成15年11月25日 (PDF)
  11. ^ a b c 沿革 - 堀川同窓会
  12. ^ 令和4年度状況(一覧) (PDF) 京都市立堀川高等学校

関連項目

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外部リンク

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