井上一夫
井上 一夫(いのうえ かずお、1923年4月18日[1] - 2003年5月12日[1])は、翻訳家。日本推理作家協会、日本翻訳家協会、日本文芸家協会会員[1]。
経歴
編集東京出身[1]。1948年、慶應義塾大学文学部哲学科卒業[1]。雄鶏社の『雄鶏通信』で延原謙のもとで編集部員として勤めるかたわら、アルバイトで外国映画の名作を翻訳・出版[1]。
のち独立して翻訳家に。エド・マクベインの警察小説「87分署」シリーズや、イアン・フレミングのスパイ小説「007」シリーズ、『アンジェリク』、SFなど多数の作品を翻訳した。『キングの身代金』は黒澤明監督映画『天国と地獄』の原作となった。
翻訳
編集- 『黒薔薇』(T・B・コスティン、雲井書店) 1952
- 『ジェニーの肖像』(ロバート・ネーサン、早川書房) 1954 のち文庫
- 『毒』(Strong Poison、ドロシイ・セイヤース、早川書房、世界探偵小説全集) 1955
- 『血まみれの鋏』(The Bleeding Scissors、ブルーノ・フィッシャー、東京創元社、現代推理小説全集) 1957
- 『死は囁く』(Death Has a Small Voice、F&R・ロックリッジ、池田薫共訳、東京創元社、現代推理小説全集) 1957
- 『囁く死体』(But Death Runs Faster、ウイリアム・P・マッギヴァーン、早川書房) 1957
- 『すばらしき罠』(The Beautiful Frame、ウイリアム・ピアスン、早川書房、世界探偵小説全集) 1957
- 『臆病な共犯者』(The Case of the Nervous Accomplice、E・S・ガードナー、早川書房) 1957 のち文庫
- 『馬鹿者は金曜日に死ぬ』(Fools Die on Friday、A・A・フェア、早川書房、世界探偵小説全集) 1957
- 『宇宙人フライデイ』(No Man Friday、レックス・ゴードン、早川書房) 1958
- 『ギデオンの一日』(Gideon's Day、J・J・マリック、早川書房) 1958 のち文庫
- 『動く標的』(The Moving Target、ロス・マクドナルド、東京創元社) 1958 のち文庫
- 『魔のプール』(The Drowning Pool、ロス・マクドナルド、東京創元社) 1958 のち文庫
- 『ディクスン・カー作品集 第1 夜歩く』(It Walks by Night、ディクスン・カー、東京創元社) 1959 のち文庫
- 『ディクスン・カー作品集 第2 絞首台の謎』(The Lost Gallows、ディクスン・カー、東京創元社) 1959 のち文庫
- 『ディクスン・カー作品集 第9 連続殺人事件』(The Case of The Constant Suicides、ディクスン・カー、東京創元社) 1959 のち文庫
- 『ディクスン・カー作品集 第10 皇帝のかぎ煙草入れ』(ディクスン・カー、東京創元社) 1958 のち文庫
- 『怪傑ゾロ』(ジョンストン・マッカレー、東京創元社、世界大ロマン全集) 1959 のち文庫
- 『緊急深夜版』(Night Extra、ウイリアム・P・マッギヴァーン、早川書房) 1959 のち文庫
- 『暗殺計画』(Intent to Kill、マイケル・ブライアン、東京創元社、クライム・クラブ) 1959 のち『大統領を暗殺せよ!』(創元推理文庫)
- 『ミス・ブランデイッシの蘭』(No Orchids for Miss Blandish、ハドリー・チェイス、創元推理文庫) 1959
- 『首つり判事』(Let Him Have Judgement、ブルース・ハミルトン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1959
- 『悪魔の1ダースは13だ』(Butcher's Dozen、ジョン・B・マーチン、東京創元社) 1960
- 『マンク 破戒僧』(The Monk、マシュー・グレゴリー・ルイス、東京創元社) 1960 - 1961
- 『暗い窓』(The Dark Window、トマス・ウォルシュ、東京創元社、世界名作推理小説大系) 1961
- 『探偵を捜せ!』(パット・マガー、創元推理文庫) 1961
- 『マイケルシェーン登場』(This Is It, Michael Shayne、ブレット・ハリディ、早川書房) 1961
- 『ボディを見てから驚け』(What a Body!、アラン・グリーン、創元推理文庫) 1961 のち『くたばれ健康法!』に改題
- 『悪夢の街』(Nightmare Town、ダシェル・ハメット、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1961
- 『宝を探せ』(Treasure Hunting Around the World、トーマス・ヘルム、荒地出版社) 1961 のち角川文庫 1975
- 『若い野獣たち』(A Matter of Conviction、エヴァン・ハンター、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1961(
- 『マリナー氏ご紹介』(ウッドハウス、筑摩書房、世界ユーモア文学全集4) 1961
- 『トッパー氏の冒険』(ソーン・スミス、筑摩書房、世界ユーモア文学全集) 1962
- 『ミドル・テンプルの殺人』(The Middle Temple Murder、J・S・フレッチャー、東都書房、世界推理小説大系) 1962
- 『縄張りをわたすな』(The Deep、ミッキー・スピレイン、早川書房) 1962
- 『暴力教室』(The Blackboard Jungle、エヴァン・ハンター、早川書房) 1962 のち文庫
- 『盲目の理髪師』(ディクスン・カー、創元推理文庫) 1962
- 『地獄の扉を打ち破れ』(The Top Comes Off、E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1962
- 『アンタッチャブル』(エリオット・ネス、オスカー・フレリー、早川書房) 1962 のち文庫
- 『アンタッチャブルの活躍』(オスカー・フレリー、早川書房) 1962
- 『最後のアンタッチャブル』(ポール・ロブスキー、オスカー・フレリー、早川書房) 1962
- 『ロスチャイルド家の興隆』(セシル・ロス、筑摩書房、世界ノンフィクション全集) 1963
- 『けものの街』(Savage Streets、ウイリアム・P・マッギヴァーン、早川書房) 1963
- 『売国奴』(E・H・クックリッジ、番町書房、スパイ・サスペンス・シリーズ) 1963
- 『蘭の肉体』(The Flesh of the Orchid、ハドリー・チェイス、創元推理文庫) 1963
- 『ギデオンと放火魔』(Gideon's Fire、J・J・マリック、早川書房) 1963 のち文庫
- 『73光年の妖怪』(フレドリック・ブラウン、創元推理文庫) 1963
- 『秘密指令 - 叛逆』(Assingment: Treason、E・S・アーロンズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1964
- 『最後の障壁』(Shield、ポール・アンダースン、早川書房、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1964
- 『月を売った男』(ロバート・A・ハインライン、創元推理文庫) 1964
- 『クレオパトラに賭ける リズの恋と製作の内幕』(N・ワイス、J・ブロドスキー、弘文堂) 1964
- 『殺し屋 アメリカの病根』(ピーター・ワイデン、早川書房) 1964
- 『憐れみはあとに』(Pity Him Afterwards、ドナルド・E・ウェストレイク、早川書房) 1965 のち文庫
- 『フォン・ライアン特急』(Von Ryan's Express、D・ウェストハイマー、早川書房) 1965
- 『金星の尖兵』(Three to Conquer、エリック・フランク・ラッセル、創元推理文庫) 1965
- 『宇宙震』(Things Pass By、マレイ・ラインスター、早川書房、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1965
- 『大いなる野望』(The Carpetbaggers、ハロルド・ロビンス、恒文社) 1965
- 『死の天使』(ハロルド・ロビンス、恒文社) 1965
- 『イプクレス・ファイル』(The Ipcress File、レン・デイトン、早川書房) 1965 のち文庫
- 『処刑6日前』(Headed for a Hearse、ジョナサン・ラティマー、創元推理文庫) 1965
- 『ダイヤモンド密輸作戦』(The Diamond Smugglers、イアン・フレミング、早川書房) 1965
- 『ちか目の人魚』(The Myopic Mermaid、カーター・ブラウン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1966
- 『愛よいずこへ』(Where Love Has Gone、ハロルド・ロビンス、恒文社) 1966
- 『月への挑戦』(Le jardin de Kanashima、ピエール・ブール、御油丹人共訳、二見書房) 1966
- 『海底の麻薬』(Horse under Water、レン・デイトン、早川書房) 1966
- 『殺人許可証 死のパスポート』(Requiem for a Redhead、リンゼイ・ハーディ、久保書店、久保書店QTブックス) 1966
- 『年刊SF傑作選 第2』(ジュディス・メリル編、創元推理文庫) 1967
- 『秘密指令 - 破壊された男』(M・E・チェイバー、久保書店、久保書店QTブックス) 1967
- 『おれはやくざだ』(Me, Hood!、ミッキー・スピレイン、早川書房) 1967
- 『火星の無法者 - 宇宙アクション』(The Outlaws of Mars、O・A・クライン、久保書店、久保書店QTブックス) 1967 のち『火星の黄金仮面』に改題し創元推理文庫 1978
- 『銀河パトロール - レンズマン・シリーズ』(エドワード・E・スミス、早川書房) 1967
- 『殺人を選んだ7人 - 迷宮課シリーズ3 』(Seven Chose Murder、ロイ・ヴィカーズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
- 『深夜特捜隊』(Night Squad、デビッド・グーディス、創元推理文庫) 1967
- 『悪魔の星』(A Case of Conscience、ジェームズ・ブリッシュ、創元推理文庫) 1967
- 『冒険に賭ける男』(The Adventurers、ハロルド・ロビンス、恒文社) 1967 のち河出文庫
- 『プレイボーイ・スパイ 1』(This Is for Real、ハドリー・チェイス、 創元推理文庫) 1968
- 『第3次大戦後のアメリカ大陸』(False Night、アルジス・バドリス、久保書店、久保書店QTブックス) 1968
- 『運命は皮一重』(Is Skin-Deep, Is Fatal、H・R・F・キーティング、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1968
- 『秘密日記 - 英国軍事情報シリーズ No.3』(Shoe No Mercy、リンゼイ・ハーディ、久保書店、久保書店QTブックス) 1968
- 『3万年のタイム・スリップ』(Three Go Back、J・レスリー・ミッチェル、久保書店、久保書店QTブックス) 1968
- 『スパイの罠』(Operation Intrigue、ウォルター・ハーマン、久保書店、久保書店QTブックス) 1968
- 『アンジェリク』(S&A・ゴロン、講談社) 1968 - 1969
- 『小説 オリンピック』(ヒュー・アトキンソン、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1968
- 『プレイボーイ・スパイ 2』(You Have Yourself a Deal、ハドリー・チェイス、 創元推理文庫) 1969
- 『異星の客』(ロバート・A・ハインライン、創元推理文庫) 1969
- 『弾痕』(Bullet Proof、フランク・ケーン、久保書店、久保書店QTブックス) 1969
- 『精神交換』(Mindswap、ロバート・シェクリイ、早川書房、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1969
- 『スター・キング』(エドモンド・ハミルトン、創元推理文庫) 1969
- 『トパーズ』(Topaz、リーアン・ユリス、集英社) 1969
- 『アメリカ大統領暗殺史 その死のカルテ』(S・M・ブルックス、久保書店) 1969
- 『USAブルース』(Stiletto、ハロルド・ロビンス、角川文庫) 1970
- 『ありえざる星』(Best Science Fiction Stories of Brian W.Aldiss、ブライアン・オールディス、創元推理文庫) 1970
- 『人類の罠』(The Poeple Trap、ロバート・シェクリイ、早川書房、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1970
- 『去年の夏』(Last Summer、エバン・ハンター、角川文庫) 1970
- 『人形の谷間』上・下(Valley of the Dolls、ジャクリーヌ・スーザン、二見書房) 1970
- 『アムステルダムの死 キルマスター』(Amsterdam、ニック・カーター、久保書店、久保書店QTブックス) 1971
- 『22世紀の酔っぱらい』(Drunkard's Walk、フレデリック・ポール、創元推理文庫) 1971
- 『第3の日』(The Third Day、ジョセフ・ヘイズ、角川文庫) 1971
- 『後継者』(The Inheritors、ハロルド・ロビンス、角川書店) 1971
- 『アンジェリク』 1 - 15(S&A・ゴロン、講談社) 1971 - 1977 のち文庫
- 『駅馬車』(アーネスト・ヘイコックス、早川文庫) 1973
- 『猫と狐と洗い熊』(Catseye、アンドレ・ノートン、創元推理文庫) 1973
- 『ベッツィー』(Betsy、ハロルド・ロビンス、日本リーダーズダイジェスト社) 1973 のち角川文庫
- 『スター・キングへの帰還』(エドモンド・ハミルトン、創元推理文庫) 1973
- 『幽霊船団』(A Flock of Ships、ブライアン・キャリスン、早川書房) 1973
- 『プレイボーイ・スパイ 3』(Have This One on Me、ハドリー・チェイス、 創元推理文庫) 1974
- 『バッジ373』(Badge 373、マイク・ルート、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1974
- 『ダラスの熱い日』(ドナルド・フリード、マーク・レーン、立風書房) 1974
- 『星は人類のもの連盟』(The Long Result、ジョン・ブラナー、創元推理文庫) 1975
- 『ザ・パイレーツ 略奪者』(The Pirate、ハロルド・ロビンス、ベストセラーズ) 1975
- 『火星航路SOS』(Spacehounds of IPC、エドワード・E.スミス、早川文庫) 1975
- 『ケープタウン』(ピーター・ドリスコル、二見書房) 1975
- 『孤独な女』(The Lonely Lady、ハロルド・ロビンス、ベストセラーズ) 1977
- 『四つの署名』(アーサー・コナン・ドイル、国土社、国土社版 世界の名作) 1977
- 『世界強奪銀行』(ジョナサン・ブラック、ごま書房) 1978
- 『マーチン・ヒューイットの事件簿』(アーサー・モリスン、創元推理文庫) 1978
- 『KG200』(J.D.ギルマン、ジョン・クライヴ、集英社) 1978 のち『特務飛行隊KG200』に改題し文庫
- 『私立探偵J.J.アームズ 世界一の探偵には両手がない』(Jay J. Armes, Investigator、ジェイ・J・アームズ、講談社) 1978
- 『冬が来れば』(Come Winter、エヴァン・ハンター、早川書房) 1979
- 『煙の立つところ』(Where There Is Smoke、エド・マクベイン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1979
- 『暗殺名はフェニックス』(Phoenix、エイモス・アーリチァ、イーライ・ランドウ、KKベストセラーズ、ワニの本海外ベストセラーズ) 1979
- 『シルバー・ショック』(The Silver Bars、ポール・E・アードマン、立風書房) 1980
- 『モスクワを占領せよ』(Snow Falcon、クレイグ・トマス、毎日新聞社) 1980
- 『動く氷塊大陸』(Ice、ジェイムズ・フォーリット、集英社) 1980
- 『ジャグラー ニューヨーク25時』(ウィリアム・P・マッギヴァーン、早川書房) 1980
- 『ジャッカルの復讐 スーパー・テロリスト』(5 minutes to midnight、サビ・H・シャブタイ、KKベストセラーズ、ワニの本海外ベストセラーズ) 1981
- 『替え玉 女スパイ』(The Second Lady、アーヴィング・ウォーレス、KKベストセラーズ、ワニの本海外ベストセラーズ) 1981
- 『グッバイ・ジャネット』(Goodbye, Janette、ハロルド・ロビンス、講談社) 1982
- 『帝王の血』(Memories of Another Day、ハロルド・ロビンス、日本経済新聞社) 1982
- 『スーパーマンIII 電子の要塞』(ウィリアム・コツウィンクル、近代映画社) 1983
- 『狙われた盗聴者』上・下(Richard A、ソル・ユーリック、集英社) 1983
- 『空中楼閣を盗め!』(Castle in the Air、ドナルド・E・ウェストレイク、早川ミステリ文庫) 1983
- 『野望の十字架』(Spellbinder、ハロルド・ロビンス、講談社) 1983
- 『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(近代映画社) 1984
- 『海賊の秘宝 アドベンチャーゲーム』(ジム・ガスペリーニ、二見書房) 1985
- 『アンジェリク』 20 - 26(S&A・ゴロン、講談社) 1985 - 1991
- 『チャイナタウン特捜隊』(Another Part of the City、エド・マクベイン、サンケイ文庫) 1986
- 『虎を駆る男たち』(To Ride a Tiger、マシュー・ヒールド・クーパー、早川文庫) 1987
- 『プラトーン』(デイル・A・ダイ、二見文庫) 1987
- 『クイーニー』(Queenie、マイケル・コルダ、サンケイ文庫) 1987
- 『ゼウスの戦略』(The Strategies of Zeus、ゲーリー・ハート、集英社) 1987
- 『ロストボーイ』(クレーグ・ショー・ガードナー、近代映画社、スクリーン文庫) 1987
- 『ヘレン=ケラー』(講談社、少年少女伝記文学館) 1987
- 『大統領の情事』(Presidental Passions、マイケル・ジョン・サリバン、飯田冊子共訳、JICC出版局) 1992
- 『最後の賭け』(The Cinch、リチャード・マーティンズ、早川書房、ミステリアス・プレス文庫) 1992
007シリーズ関連
編集- 『死ぬのは奴らだ』(イァン・フレミング、早川書房) 1957 のち文庫
- 『ドクター・ノオ』(イァン・フレミング、早川書房) 1959 のち文庫
- 『ロシアから愛をこめて』(イアン・フレミング、東京創元社、世界名作推理小説大系) 1960 のち文庫
- 『ダイヤモンドは永遠に 秘密情報部〇〇七号』(イアン・フレミング、創元推理文庫) 1960
- 『ゴールドフィンガー』(イアン・フレミング、早川書房) 1960 のち文庫
- 『サンダーボール作戦』(イアン・フレミング、早川書房) 1962 のち文庫
- 『女王陛下の007号』(イアン・フレミング、早川書房) 1963 のち文庫
- 『カジノ・ロワイヤル』(イアン・フレミング、創元推理文庫) 1963
- 『わたしを愛したスパイ』(イアン・フレミング、早川書房) 1963 のち文庫
- 『ムーンレイカー 秘密情報部007号』(イアン・フレミング、創元推理文庫) 1964
- 『007号の冒険 秘密情報部007号』(イアン・フレミング、創元推理文庫) 1964
- 『007号は二度死ぬ』(イアン・フレミング、早川書房) 1964 のち文庫
- 『007号/黄金の銃をもつ男』(イァン・フレミング、早川書房) 1965 のち文庫
- 『007号/世界を行く』(イアン・フレミング、早川書房) 1966
- 『007号/ベルリン脱出』(イアン・フレミング、早川書房) 1966 のち『オクトパシー』に改題(ハヤカワ・ミステリ文庫) 1983
- 『007は死せず イアン・フレミング伝』(H・ジーガー、荒地出版社) 1966
- 『女王陛下の騎士 007を創造した男』(ジョン・ピアーソン、早川書房) 1969
- 『ジェームズ・ボンド』(ジョン・ピアーソン、立風書房) 1974 のち『ジェイムズ・ボンド伝』に改題(ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 『新・私を愛したスパイ』(クリストファー・ウッド、早川書房) 1977 のち文庫
- 『007とムーンレイカー』(クリストファー・ウッド、創元推理文庫) 1979
- 『007のボスMと呼ばれた男』(アンソニー・マスターズ、サンケイ出版) 1985
- 『敵のプログラムを破れ 君が体当りする007の冒険』(ジーン・M・フェイバー、近代映画社アドベンチャー・ゲームブック) 1986
- 『秘密兵器を追え 君が体当りする007の冒険』(スティーヴン・オトフィノスキー、近代映画社アドベンチャー・ゲームブック) 1986
87分署
編集87分署シリーズ(The 87th Precinct)
- 『警官嫌い』(Cop Hater、エド・マクベイン、早川書房) 1959 のち文庫
- 『殺しの報酬』(Killer's Payoff、エド・マクベイン、早川書房) 1960 のち文庫
- 『殺意の楔』( Killer's Wedge、エド・マクベイン、早川書房) 1960 のち文庫
- 『キングの身代金』(King's Ransom、エド・マクベイン、早川書房) 1960 のち文庫
- 『空白の時』(The Empty Hours、エド・マクベイン、早川書房) 1962 のち文庫
- 『たとえば、愛』(Like Love、エド・マクベイン、早川書房) 1963 のち文庫
- 『警官(さつ)』(Fuzz、エド・マクベイン、早川書房、 1968 のち文庫
- 『ショットガン』(Shotgun、エド・マクベイン、早川書房) 1970 のち文庫
- 『はめ絵』(Jigsaw、エド・マクベイン 、早川書房) 1971 のち文庫
- 『夜と昼』(Hail, Hail, The Gang's All Here!、エド・マクベイン、早川書房) 1973 のち文庫
- 『サディーが死んだとき』(Sadie When She Died、エド・マクベイン、早川書房) 1974 のち文庫
- 『死んだ耳の男』(Let's Hear It for the Deaf Man、エド・マクベイン、早川書房 1975 のち文庫
- 『われらがボス』(Hail to the Chief、エド・マクベイン、早川ミステリ文庫) 1976
- 『糧(かて)』(Bread、エド・マクベイン、早川書房) 1977 のち文庫
- 『血の絆』(Blood Relatives、エド・マクベイン、早川書房) 1978 のち文庫
- 『死者の夢』(Long Time No See、エド・マクベイン、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1980
- 『カリプソ』(Calypso、エド・マクベイン、早川書房) 1981 のち文庫
- 『幽霊』(Ghosts、エド・マクベイン、早川書房) 1982 のち文庫
- 『熱波』(Heat、エド・マクベイン、早川書房) 1983 のち文庫
- 『凍った街』(Ice、エド・マクベイン、早川書房) 1985 のち文庫
- 『稲妻』(Lightning、エド・マクベイン、早川書房) 1986 のち文庫
- 『八頭の黒馬』(Eight Black Horses、エド・マクベイン、早川書房) 1987 のち文庫
- 『毒薬』(Poison、エド・マクベイン、早川書房) 1988 のち文庫
- 『魔術』(Tricks、エド・マクベイン、早川書房) 1989
- 『ララバイ』(Lullaby、エド・マクベイン、早川書房) 1990 のち文庫
- 『晩課(ばんか)』(Vespers、エド・マクベイン、早川書房) 1992 のち文庫
- 『寡婦(かふ)』(Widows、エド・マクベイン、早川書房) 1993 のち文庫
- 『キス』(Kiss、エド・マクベイン、早川書房) 1994 のち文庫
- 『悪戯(いたずら)』(Mischief、エド・マクベイン、早川書房) 1996 のち文庫
- 『ロマンス』(Romance、エド・マクベイン、早川書房) 1998 のち文庫
- 『ノクターン』(Nocturne、エド・マクベイン、早川書房) 2000 のち文庫
警部マクロード
編集- 『殺し 警部マクロード 1』(ディヴィッド・ウイルソン、二見書房、サラ・ブックス) 1974
- 『ニューメキシコの顔 警部マクロード 2』(ディヴィッド・ウイルソン、二見書房、サラ・ブックス) 1975
- 『消えた死体 警部マクロード 3』(ディヴィッド・ウイルソン、二見書房、サラ・ブックス) 1975
- 『コロラド大追跡 警部マクロード 4』(マイケル・グリースン、二見書房、サラ・ブックス) 1975
- 『裏町の怪盗 警部マクロード 5』(ダグラス・ヘイズ、二見書房、サラ・ブックス) 1975
編訳
編集- 『アメリカほら話』(筑摩書房、世界ユーモア文学全集別巻) 1962 のち文庫
- 『ほら話しゃれ話USA』(集英社文庫) 1984
- 『アメリカほら話 part 2』(筑摩書房) 1985