中島 悠爾(なかじま ゆうじ、1930年10月2日 - 2024年5月15日)は、日本のドイツ文学者旧・東京都立大学名誉教授。ドイツ中世文学・語学専攻[1]

来歴

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東京出身。学習院大学文学部独文科卒、1958年東京大学大学院修士課程修了。静岡大学教育学部講師、助教授、東京都立大学助教授、教授。1996年定年退官、名誉教授、獨協大学教授。

1979年までNHK教育テレビドイツ語講座講師。1982年ハルトマン・フォン・アウエ『ハルトマン作品集』の共訳により第19回日本翻訳文化賞受賞。2000年『リヒャルト・シュトラウス ホーフマンスタール往復書簡全集』で日本翻訳文化賞受賞。

2024年5月15日、老衰のため神奈川県茅ヶ崎市の自宅で死去[2]。93歳没。

著書

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共著

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  • 『たのしいドイツ語 会話・文法5週間』桜井和市共著 開拓社 1969
  • 『歴史をつくる女たち 2 不滅の愛に生きて』共著 集英社 1983
  • 『必携ドイツ文法総まとめ』平尾浩三朝倉巧共著 白水社 1985
  • 『ペーターとカーリン ドイツの学生生活』Hans-Gunther Krauth, Gudrun Wossidlo共著 郁文堂 1988
  • 『初心者のためのトレーニングドイツ語』平尾浩三・朝倉巧共著 白水社 1994
  • 『練習中心初級ドイツ文法 新正書法版』平尾浩三・朝倉巧共著 白水社 2002

翻訳

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論文

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脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』2002年
  2. ^ “独協大の中島悠爾名誉教授が死去 中世ドイツ文学”. 産経新聞. (2024年5月17日). https://www.sankei.com/article/20240517-VEFMBSGSMBN3HCNIVN2AKJBB4Q/ 2024年5月17日閲覧。